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12月10日
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ダニ、君が今日のスターだ! カンプノウ法廷が開かれるのは20時45分。今日のニューキャッスル戦に勝利すればチャンピオンズ10連勝という素晴らしい記録がかかっている試合でありながら、すべての興味は他のところにある。ガスパー会長とバンガール監督に対する“一時的な判決”が下るか、あるいは“一時的な冷静”がバルサファミリーに戻ってくるか、この2点が今日の試合の重要な観点となる。そしてこの大事な試合にバンガールが用意しているスタメンにはサビオラの名前はない。彼の代わりに登場する選手、それはこの冬のマーケットで市場に出される可能性が一番大きい選手、そう、ダニ・ガルシアだ。 ダニ・ガルシア、彼がバンガールノートから生まれた最後の切り札だ。難しい状況の中での難しい相手の今日の試合に、バンガールが考え出した最新のアイデアはサビオラをベンチに下げダニをスタメンで出場させクルイベルとコンビを組ませること。ここ何試合もゴール運から遠ざかっている状況を打破するのは彼をおいて他にいない、それがバンガールノートから生まれたアイデア。今シーズン開始当初は移籍候補選手ナンバーワンであり、12月に入った今では冬のマーケット移籍ナンバーワン候補となっているダニ・ガルシアにすべてが託される今日の試合。
少なくても昨日の練習風景から予想されるスタメンはこのようなものだ。ガブリが軽い負傷中であり、ナバーロはカード制裁で出場できない今日のニューキャッスル戦。バンガールはラージョ戦では出場できなかったモッタとオーベルマルスを最初から起用する考えのようだ。つい3日前までは30分間プレーできればよしとされていたオーベルマルスがスタメンで出場する。そしてモッタが起用されるポジションは、驚くことなかれ、何と右サイドインテリオールか右カリレーロだ。これまで右サイドのポジションはメンディエタの“住居”となっていたものの、いつの間にか彼はベンチに引っ越しさせられてしまった。バンガールが今シーズンに唯一要求した補強選手のメンディエタは理由も説明されないまま干される状況をむかえている。 さらに興味深いこと、オランダ人選手が今シーズン初めていっせいにスタメン選手となっていることだ。クルイベル、オーベルマルス、コクー、レイジゲル、そしてデ・ボエル。“危機的”と呼ばれているこの状況を乗り切るために、バンガールが準備したプランはオランダ人選手起用。この5人のオランダ人選手の起用は昨シーズンのチャンピオンズでの準決勝、つまりカンプノウでのマドリ戦以来のものだ。あの試合の結果はいまさら語る必要はないだろう。今日はあの試合と違った結果を得られるようにひたすら祈ろう。 ■バンガールはバルサに最適な監督 首位グループに近いというよりはカテゴリー降格グループに近い状態のバルサではあるが、そんなことは少しも心配していないと語るバンガール。 彼が何の根拠があってこれほどまでの自信に満ちた言動をしているのかは我々には想像もできないが、それでも今日のニューキャッスル戦は大事な試合であることは認めるバンガールだ。重要性、それは試合内容ではなくて試合結果となることはもちろんだ。だがソシオの援助があれば大丈夫と語るバンガールは、今日の試合にかけつけて応援することはソシオの“義務”とまで言いきる。 ■カピタン・ガッツのお言葉 |
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