1月31日

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LIGA 第20
2月1日 21:30
CALDERON
AT. MADRID
vs
FC BARCELONA

 


さて、バルサの監督は?

優柔不断なガスパーの壊れたインスピレーションによって、レシャック、アンティック、メノッティの中から一人決定されます。


さて、バルサの補強選手は?

優柔不断なガスパーの壊れたインスピレーションとクラブ資金と相談した上で、ソリンが来るかどうか決定されます。


明日は大事な試合だ!

優柔不断なガスパーの壊れたインスピレーションにつき合っている暇はない。誰が新監督に決まろうと、補強選手が誰に決まろうと、明日の重要なAt.マドリ戦にはデ・ラ・クルスが指揮をとり、そしてこれまで通りの選手によって戦われることになる。クルイベル、コクーがカード制裁で出場できない上、負傷しているガブリも出場不可能、軽い負傷状態が続いているサビオラとプジョーそしてリケルメも回復次第となっている。これまで以上に限られた選手によって戦わなければならない明日のAt.マドリ戦は厳しい試合となる。

明日のAt.マドリ戦の指揮をとるデ・ラ・クルス。親善試合でのベンフィカ戦で初めてバルサ一部チームの指揮をとったデ・ラ・クルスだが公式戦は始めての経験となる。ベンフィカ戦では比較的良い試合をしたバルサだけに、彼が考えるプランニングはあの試合の延長戦として明日の試合を準備したいところ。だが問題は多くの負傷者やカード制裁で出場できない選手を抱えていることだ。ベンフィカ戦に続いてガブリの出場は完全に不可能とされている。そして彼に加えて何人かの出場が危ぶまれている選手たち、サビオラ、リケルメ、プジョーの3人だ。

デ・ラ・クルスのアイデアはベンフィカ戦と同じメンバーでディフェンスを構成すること。つまりセントラルにデ・ボエルとクリスタンバール、右ラテラルにプジョー、左ラテラルにレイジゲル。唯一の問題はプジョーが出場可能となるかどうかとなっている。だがそこはプジョー、痛み止めを打ってでも出場する可能性が大きい。ちなみにデ・ラ・クルスはディフェンス選手のマンマークは考えていない。

コクーはカード制裁で出助不可能となっている。ベンフィカ戦でみられた中盤の構成は2−3のスタイル。つまり二人ピボッテとしてチャビとモッタが配置され、その上に3人の選手たち、右サイドにロッケンバック、真ん中にクルイベル、そして左にメンディエタとなる。ピボッテの選手たちは問題ないとして、真ん中に入ったクルイベルはカード制裁で出場できない。したがってこのポジションをイニエスタが埋めるか、あるいは負傷から戻ることができた場合リケルメが入ることになる。

一人プンタとしてベンフィカ戦に出場したダニ。彼以外にこのポジションを務めることができるのはサビオラかオーベルマルスとなっている。サビオラが今日の練習に完全な形で参加することができれば、明日の試合にも出場が可能となる。したがって今日の練習次第でプンタが誰になるか、少なくてもサビオラが出場できるかどうか決定されることになる。

■私はデ・ラ・クルス
デ・ラ・クルスにはほとんど時間が与えられることなく、明日の重要な試合を準備することになる。彼を、そして選手たちを取り囲む環境は決して理想的とはいえない。多くの監督候補の名前がメディアを賑わし、冷静さも落ち着きもない雰囲気での試合準備となっている。したがって彼がすべての関係者に“冷静さ”を要求したとしても不思議なことではない。大事なバルサを預かることになる彼にとって、いま一番大事なことは明日の試合なのだから。
「監督の自分はどうでもいいとして、明日の重要な戦いを挑む選手たちには冷静さと落ち着きのある環境のもとに練習をさせてあげたかった。もしバンガールに変わる新たな監督が来るのであれば、それはもっと前に来るべきだったと思っている。少なくても今週の水曜日にはチームの指揮をとれるぐらいの余裕が必要だったと思う。」

■ボクはサビオラ
ベンフィカ戦で右足の筋肉を痛めたサビオラ。明日の試合に出場できるかどうか非常に微妙な状態となっている。だがそんな個人的なことより、この悪い状況を突破するためにすべての選手が団結し、そして自信を取り戻していくことが重要だと語る。
「メノッティは個人的には知らない監督。でも誰が来るにしても、明日の試合の監督はデ・ラ・クルスなんだ。彼は今の選手のことをよく知っている人物。そして我々選手たちは彼に協力して明日の試合に勝利しなければならない。それが何よりも大事なことであり、新しく来る監督のこととか補強選手の問題より遙かに重大なことだと思う。」

■俺はメンディエタ
ベンフィカ戦はメンディエタにとって非常に象徴的な試合であったと言っていいだろう。彼をどうしても欲しいとして獲得したバンガールが一度として彼の自然なポジションで起用しなかったのに比べ、ベンフィカ戦では彼の本来のポジションで水を得た魚のようなプレーを展開したメンディエタだ。
「バンガールには個人的には非常に感謝している。いつも言ってきたように、このような成績となっている最大の責任は我々選手たちにあると今でも思っている。だが今はそんなことを言っている場合でもないだろう。ベンフィカ戦では久しぶりに気持ちよくプレーできたことが嬉しい。これまで慣れないポジションで120%の力を要求されてきた。もちろんオールランドプレーヤーとしてどこのポジションでもやる気持ちは誰よりも持っている。それでも自分の自然なポジションでプレーできれば最高だし、それがチームのためにもなると思う。その意味でこれから本来の自分に戻って活躍できれば最高だ。自分のシーズンはこれから始まる。」

■あっしはセルジ
セルジにとって2回目の対戦となる明日のバルサ相手の試合。生まれて初めてバルサと対戦したのは今シーズンに初戦だった。あれから多くの変化がバルサに訪れていると感じているセルジ。それも否定的なことばかりだと思うセルジだ。身体に染みついたバルセロニスタのカラーが彼を悲しくさせる現在のバルサ。
「バルサのソシオの一人として言わせてもらえば、ガスパーが辞任すべきかどうかということはこの段階では難しいことだと思う。個人的に彼のことは非常によく知っているけれど、誰よりも今の状態に苦しんでいる一人だと思う。そしてAt.マドリに所属している自分としては明日の試合がバルサの最後の敗北の試合となって欲しいと思う。明日の試合は別として、残りの試合をすべて勝利して欲しいと心の底から願っている。」

■番外編 冒険王グアルディオラ
今シーズンローマに移籍したグアルディオラが“第二の故郷”となっているブレッシアに戻ることが決まった。彼のマネージャーとローマ側による交渉が昨日の夜におこなわれ、最終的にグアルディオラが望む形で交渉が終了した結果となった。このブレッシアへの復帰は今シーズンが終わるまでとなっている。今週末におこなわれるアウエーでのピアチェンサ戦に早くもグアルディオラの出場は可能と見られている。