2月15日

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LIGA 第22
2月15日 20:00
MONTJUIC
ESPANYOL
vs
FC BARCELONA

 

●召集選手(スタメン予想選手
ボナノ、レイジゲル、デ・ボエル、プジョー、ソリン、チャビ、コクー、メンディエタ、オーベルマルス、サビオラ、クルイベル、エンケ、ガブリ、アンデルソン、モッタ、ロッケンバック、リケルメ、ダニ、ルイス・エンリケ

●負傷中
ナバーロ、トルトレーロ、ジェラール、クリスタンバール


戦争反対市民大集会(17時)

カタルーニャ州議会、バルセロナ市議会をはじめ、政府与党の大衆党を除いたすべての政治諸党、そして200以上の市民団体による呼びかけで“イラク戦争反対バルセロナ市民大集会”が17時から開かれる。


敗北禁止ダービー戦(20時)

そして集会とデモの後、20時からはバルサにとっては決して負けることのできないダービー戦が始まる。決して“生か死か”の問題ではないにしろ、そしてタイトルをかけた決勝戦でもないにしろ、ダービー戦としては歴史にみないドラマチックな戦いとなる。

バルセロナに拠点を置くふたつのエリートクラブ、しかもそれぞれ百年以上の歴史を持つふたつのクラブ、それがバルサとエスパニョール。そのふたつのクラブによって戦われる試合が本来の“ダービー戦”と呼ばれる。そして今日のダービー戦は少なくともバルサという栄光に輝くクラブにとって、非常にドラマチックな戦いとなっている。もし敗北するようなことがあれば、そう、禁句である二部降格ラインに足を突っ込む可能性もでてくるのだ。誰しもが考えたくはない二部降格ラインへの突入。

エスパニョールにとっては決してドラマチックでも何でもない試合だ。これまで百年の歴史において何回か二部落ち経験を積んできているエスパニョールであるし、シーズン中に二部降格ラインに参加していることも決して珍しいことではない。だが“ペリーコ”と呼ばれるエスパニョールのファンにとっては、これまでの屈辱的な歴史を晴らす意味では、直接対決となる今日のバルサ戦で勝利を飾り、バルサを降格ラインに下げることはとてつもなくドラマチックなものとなる。

監督に就任したばかりのアンティックといえど、現在のバルサが置かれている状況は誰よりも理解している。今週1週間を通じてバルサの主役となってきたのはクラブ首脳陣問題だった。だが彼はそれらの問題から選手たちを引き離し、ひたすらダービー戦のことだけに集中するようなメンタル作戦を実行してきた。フットボールの世界ではあくまでも選手たちが主役とならなければならないと考える元フットボール選手のアンティック。そして彼らがすべての責任を引き受けて、勝利しようがあるいは敗北しようが、彼らが責任を背負っていかなければならないと考えるセルビア人監督アンティックだ。

メンタル面における具体的な事柄、それはビルバオ戦にはアンデルソンをベンチに置いたように、今日はカピタンのルイス・エンリケを召集している。チームの“顔”である彼の存在をもって、彼の持つ勝利に対するあくなき追求精神を周りの選手に浸透させてくれることを期待。間違ってもプレーするための召集ではない。ガッツの精神を持って今日のダービー戦にのぞむバルサ。敗北は禁止されている試合だ。
スエルテ・バルサ!

スタメン予想図>