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2月22日
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快進撃に向けて! 希望を感じるバルサがカンプノウに戻ってきた。火曜日のインテル戦では久しぶりの“オレーッ”が登場し、かつて振られた白いハンカチは姿を消した。歴史が証明するように、必要以上の大喜びは大怪我をする元になることも確かなことだ。だがこれまで少しも希望や期待が持てなかったバルセロニスタにとってカンプノウに明るさが戻ってきたことは何よりも大切なこと。まだ何も勝ち取っていないこともじゅうぶん理解している。アンティックバルサはスタートしたばかり。それも快進撃に向けてスタートしたばかりだ。そして今日のベティス戦でさらなる快進撃に向けての戦いを展開するバルサを期待するバルセロニスタ。納得する勝利が得られれば、そう、バルサは本物と言っていいだろう。 コクーが、クルイベルが、プジョーが、そしてチャビが、ほぼすべての選手がアウエーのベティス戦での悲惨なまでの敗北を忘れていない。彼らの脳裏には昨日の出来事のようにしっかりと映像として残されているかのようだ、あの3−0という結果で終わった試合のことが。 バンガールノートをグチャグチャにすることに成功したベティスの戦いだった。だがそれから5か月、今日のカンプノウでおこなわれる試合はまったく違うものとしなければならない。ラドミール・アンティックの監督就任で奇跡的に明るさを取り戻したバルサ。これまで公式試合では3試合2勝1分けという好結果を残してきている。そしてそれが決して一時的な好結果ではないことを証明しなければならない。 バルサにとって、今日の試合に関すしていえばいくつか明るい材料はある。今週1週間負傷状態が続いていたソリンがほぼ出場できるほどまで完治してきていること。一方ベティスの方は、先日復帰してきたばかりのダニは再び負傷に倒れ、そして負傷中のアスンサーオもほぼ出場不可能な状態だ。彼らだけではなく多くの負傷者を抱えるベティス。ルイス・フェルナンデス、フアニート、アルフォンソ、ベンハミン、そしてカード制裁でイトーも出場できない。 <スタメン予想図>
■慎重なアンティック 彼はもちろんアウエーでのベティス戦を見ているし、これまで多くのベティスの試合を観戦している。彼にとって今日の試合はこれまでの2試合とは何の共通点も持たない試合だという。 ■強気のコクー ■リーグ戦1200勝を目指して |
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マドリ、とめどもなく奈落の底へ! 国王杯が唯一今シーズンのマドリを救う道だった。フットボールのチャンピオンズに当たるユーロリーグでは第一次リーグで早くも敗退し、スペインリーグ戦ではすでに優勝への道のりには遙か彼方に位置するマドリバスケ。国王杯第1戦(準々決勝)となる昨日の試合で対戦したのは首位を走るバルサ。彼らに奇跡はおこらなかった。ユーロリーグでも快進撃を続けているバルサの相手ではなかった。すでに奈落の底に落ちていたと思われていたマドリバスケだが、昨日の敗北によりさらに深い底にたたき落とされることになった。 国王杯準々決勝というほどの試合内容とはならなかった。片方のクラブによる一方的な試合といっていいだろう。これまでのチーム状況がどのようなものであれ、クラシコはクラシコとしてのパッションと試合内容をもったものとしておこなわれてきた。だがあまりにも実力の差に違いがあり過ぎた。バルサにとって偉大なライバルチームとしてのマドリはもう存在しない。少なくてもここ何年間にわたって存在しなくなってしまった。フロレンティーノが会長に就任し、スキャンダラスな政治を持ってクラブの財政建て直しをおこなってきたが、その資金はいっさいバスケ部門に回されることはなかった。いや、前よりもひどい状態となったと言える。高額な年俸をとる多くのスター選手を放出し、その資金をすべてフットボール部門にまわしてきたフロレンティーノ会長とバルダーノ・スポーツディレクター。彼らの罪は重い。 |
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