3月2日

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LIGA 第24
3月2日 17:00
SADAR
OSASUNA
vs
FC BARCELONA

 

●召集選手(多くのスタメン予想選手)
ボナノ、オレゲール、レイジゲル、デ・ボエル、ソリン、チャビ、メンディエタ、イニエスタ、ロッケンバック、リケルメ、モッタ、サビオラ、ダニ、、エンケ、ルイス・エンリケ、オーベルマルス

●負傷中・風邪ひき中
ナバーロ、トルトレーロ、ジェラール、クリスタンバール、アンデルソン、コクー、プジョー、ガブリ、クルイベル


それでも、バルサ

多くの負傷選手と多くの風邪ひき選手をバルセロナに残し、オサスナ戦がおこなわれるパンプローナに飛びだったバルサの選手たち。バンガールと言わずアンティックと言わず常にスタメンとなっていた二人の選手、プジョーとコクーはオサスナ戦にはいない。そして不出場選手リストに新たに名を連ねた選手たち、クルイベル、アンデルソン、ガブリ。今日の試合にどうにか備えることができたルイス・エンリケとオーベルマルスの体調は万全とは言えない状態。だが、それでも我々はバルサ、そう、試合に出場できない選手をどんなに抱えようとビッグチームとしての誇りを示さなければならない。今日のオサスナ戦、勝利あるのみ。言い訳は許されない。

今日のオサスナ戦でのスタメン選手を当てるのは非常に難しい作業だ。一つだけ確かなこと、それはエンケ以外は誰がスタメンででてもおかしくないし、ボナノ、デ・ボエル、レイジゲル、ソリン、チャビ、モッタ以外は誰がベンチに座っていたとしてもおかしくない。多くのバリエーションが予想されるスタメン選手の選出作業となる。

■デフェンサ
デ・ボエルとソリンのスタメン出場は間違いない。問題はプジョーが抜けた穴を誰が埋めるかによっていくつかのバリエーションが生まれることになる。もしオレゲールが彼の穴を埋めることになるとすると、右ラテラルに入るのはこれまで通りレイジゲルとなる。だがオレゲールではなくてレイジゲルがデ・ボエルと一緒にゴール前を守るとなると右ラテラルは少々複雑な選手選考となる。ロッケンバック、メンディエタ、そしてオレゲールの三人の可能性が出てくるからだ。

■セントロカンピスタ
真ん中の二人はチャビとモッタで決まりだ。このセントロカンピスタの問題は左右のインテリオールに誰を選出するかということになる。左にメンディエタ、あるいはリケルメ、右にロッケンバック、メンディエタ、イニエスタ、あるいは後半になって出場する可能性の多いオーベルマルスとルイス・エンリケ。多くのバリエーションを含んだ組み合わせが考えられる。

■デランテロ
ここはサビオラとダニで決まりだ。なぜなら他に選手がいないから。オーベルマルスとルイス・エンリケがダニの代わりに登場する可能性が残っているが、試合開始早々からのスタートとなることはないだろう。したがってサビオラはもちろんスタメンで出場することになるが、ダニもほぼ99%の可能性でスタメン出場となる。

いかにラドミール・アンティックとはいえ、これらのパズルを埋めていくのは難しい作業となる。わずか4日前のインテル戦を前後して、これほどまでに出場可能な選手と不可能な選手が大挙してきたのだからどんな監督にとっても難しいことになる。だがこういう厳しい状況だからこそ、出場可能なすべての選手がバルサ選手としての誇りと、闘志を表に出しての戦いを展開してくれるだろうと期待するアンティックだ。

最終的にガブリまでが出場できなくなったと知ったアンティックはそれでも不満をもらさなかった。出場不可能な選手の名を取りだして言い訳をしても始まらない。今日のオサスナ戦は、いや、どんな試合であろうとも、グランドの中やベンチの中で控える選手たちが常に主役とならなければならないと考えるアンティック。したがって遠征に参加できなかった選手たちのことはもうすでに忘れなければならない。
「オサスナ戦を前にして我々はいっさいの言い訳をする必要はないし、するべきでもない。難しい試合であることは私だけでなく多くの人々が認めることになるだろう。我々はすでに4日前に試合をしているし、彼らは1週間をかけてこの試合の準備をすることができた。我々には多くの負傷者や病人を抱えているが彼らはほぼすべての選手が出場可能な状態だ。そう、確かに難しい試合となるのは間違いない。だが忘れてはいけない、我々はバルサだ。どんな難しい状況を前にしてもすべての選手がプライドを持って90分間戦い抜かなければならない。それがビッグチームに所属する選手というものだ。我々は勝利する。」

いかに多くの選手が出場できないからといって、これまで通りのフィロソフィーを持って戦い抜くと語るアンティック。決して相手に合わせた戦いはしないと言い切る。そしてこの試合が90分にわたって、バルサの試合リズムのもとに展開されていく必要はないとも語る。
「勝利のキーポイント、それは90分間の試合でいかに試合の流れを読むことができるかどうかにかかっている。アウエーの試合で、しかも相手はつい先日マドリを敗ったオサスナだ。モチベーションは非常に高いものになっているのは間違いない。我々が試合開始から終了まで試合を支配するのは非現実的な話し。勝利のキーポイントは90分間にわたって試合を支配することではなく、我々に流れがやって来たときにそれを読み切るセンスが選手たちにあるかどうかだ。その点、私はじゅうぶんに選手たちを信頼している。相手に流れがいっているのなら我々は必死になって守らなければならないだろうし、もし我々に流れがやってきたのなら総攻撃を展開されるだろう。我々は勝利する。」

選手への信頼感を強調するアンティックは、すでに試合出場不可能となっている選手に関してはいっさい触れない。今日のオサスナ戦に出場する可能性のあるすべての召集選手のみに関して語るアンティックだ。
「今日の試合に召集されたせべての選手を信頼しているし、バルサにとって重要な選手であることを忘れないで欲しい。これまで、エンケを除いての話だが、すべての選手が何らかのチャンスを与えられてこれまでじゅうぶんに期待に応えてきてくれた。今日も同じようにプレーしてくれればいい。試合に出場するチャンスが訪れるか訪れないか、それは試合の流れによって決まってくる選手もでてくるだろう。だが私にとって“特別待遇”を持っている選手は一人も存在しないことを知って欲しい。すべてはグループが第一であり、その利益のために誰かが犠牲になることもあるだろう。だがそれでも自分がクラブにとって必要ない選手と考えることは愚かなことだ。すべての選手を必要としているのだから。我々は勝利する。」