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4月13日
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真剣にやられては勝てません リーグ制覇を狙うコルーニャにとっては“絶対”負けられない試合。そしてUEFA圏内に入るには“絶対”ではないものの勝利が必要なバルサ。しかも地元カンプノウでの試合でもあり、7万人近いバルセロニスタが12番目の選手となる有利な戦いとなるはずだった。だがコルーニャも11人ではなかった。審判を味方につけての、やはり12人を用意しての戦い。フィフティー・フィフティーの真剣勝負となったこの試合、より強く、より勝利が必要であり、より真剣だったコルーニャに采配が上がった。 コルーニャのボール支配率70%、バルサ30%、この数字がすべてを語っている。昨日90分間にわたってカンプノウでプレーしたバルサは、我々が知るバルサでなければもちろん我々が望むバルサでもない。試合開始2分で先制点を叩き出し、押せ押せムードでいかなければならなかったバルサ。だが、それがアンティックフットボールなのかどうかは別として、バルサは相手に主導権を渡し、ひたすら待ち受けスタイルで試合を進めていくことになる。歴史的に見ても、統計的に見ても、そしてあらゆる観点から見ても、ボールを相手に渡してのバルサに良いことがあるわけがない。自らのキャラクターを放棄したバルサの行き先は誰もが予想することができた。敗北、それしかない。 もうかなり前から理解されていたことではあるが、昨日はその理解されていたことを再確認する90分となった。リーガバルサに将来はない。決してこのバルサに明るい将来はやって来ない。クラブとして“PER LA PAU”のスローガンを公表して以来、一度としてバルサ有利に審判の笛が吹かれなくなったということも言い訳にはできない。60億というクラブ史上最高の移籍料を支払って獲得したオーベルマルスが何の活躍を見せないのは審判のせいではない。バルサの“9番”がゴールを決めないのも審判のせいではない。コルーニャのゴールを阻止することができなかったボナノの軟弱プレーも審判のせいではない。ベンチに座る監督が“ひたすら攻撃を目指して”というバルサが持つキャラクターを捨て去ったのも審判のせいではない。敗北の責任、それはクラブ理事会、監督、そして大変革を必要とする選手たちにあることは自明の理だろう。 ■徐々に下降線をたどるアンティックバルサ ■“9番”の違い |
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