9月15日 月曜日

■1チャンネル(1.4MB)
サビオラかクルイベルか、クルイベルかサビオラか、そんな疑問をぶっ飛ばすには両方いっぺんに使えば良いのだよ、フラン・ライカー君。

■2チャンネル(0.8MB)
今シーズンはアルバセテに武者修行にでかけているダビ・サンチェス。果たしてバルサ戦には出番がやってくるだろうか。ところで、ゲームばっかりしててはいかんよ。

■3チャンネル(0.8MB)
「例えば、試合にのぞむに当たって私が18人の選手を選んだということは、これらのすべての選手に出場の可能性があるということだ。だが残念ながらフットボールというのは、11人しか一緒にプレーできない規則になっている。したがって運悪く試合に出場できない選手がでてくることになるが、彼らには次の機会を待とう、そう言うしかない。」

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バルサはオランダを見本としてはいけない

「バルサの戦いのスタイルを決めるとき、オランダのそれを見る必要はない。戦いのスタイルは10万ソシオの意志、あるいはクラブ理事会の意向で決められなければならない。ここ何年かのオランダ代表の不振とバルサのそれは何の関係もないことだ。」
ユーロ2004への出場が危ぶまれているオランダ代表に関する質問がとんだときに、フラン・ライカーは彼にしては珍しくぶっきらぼうにこう答えている。

単にオランダ代表の置かれている状況に関して触れたくなかったのか、あるいはここ30年間にわたってバルサとナランハ・メカニカが常に何らかの関係を持ってきたことまで触れているのか、そこまではわからない。いずれにしても彼はオランダフットボールで育ちながらもフットボール選手としての最も大事な時期をカルッチオで過ごしてきた人物だ。果たして攻撃的なシステムを放棄しディフェンスを固め3ポイント勝ち取ることのみを目標としたフットボールを目指そうとするのか、バルサがここ何年もタイトルをとっていないことから10万ソシオは結果のみ要求していると理解しているのか、その答えは長いシーズンが展開されていくうちに出てくるだろう。そう、不思議なことに、長いプレステージやリーグ戦2試合を消化した段階で、多くのバルセロニスタにはフラン・ライカーがどのような戦いを創造しようとしているのか、まだわからないのだ。

だがいずれにしても今日の試合は、ゴールを奪うための試合にしたいと語るフラン・ライカー。開幕戦となったビルバオ戦ではどうにかこうにか1点を守りきることに終始、そしてセビージャ戦ではロナルディーニョのゴラッソが訪れるまでゴールは訪れなかった。今日の相手のアルバセテは今シーズンに一部リーグに上がってきたクラブであり、2試合消化したところでいまだにゴールの歓声をあげたことがないチームだ。リーグ優勝戦線にくい込むことができるかどうか、それはこういう小さいクラブとの試合が大きな鍵を握る。そしてそのような小さいクラブに弱いバルサであることもフラン・ライカーは知っている。だからゴールが必要、飽くなきゴールを求めての試合としたいフラン・ライカー。

サビオラかクルイベルか、彼にとってそれらの論議は無縁だ。サビオラはプレステージでの得点王でありながらも、フラン・ライカーが理解する“9番”の選手はパトリック・クルイベルしかいない。だがそれだからといってサビオラをベンチに置くアイデアはないようだ。両方一緒に起用することも可能と考えるフラン・ライカー。もちろんロナルディーニョは、彼がどんなに疲れていようと絶対のスタメン選手として認識されている。