10月10日 金曜日

■1チャンネル(1.4MB)
青空の下での密談か?

■2チャンネル(1.0MB)
1週間程度の負傷と診断されたロナルディーニョ。だが日曜日にはUEFA戦に備えて練習に入りたいと語る。ブラジル代表に招集されながらも負傷のためバルセロナに残っている彼だが、少なくてもコルーニャ戦には間に合いそうだ。

■3チャンネル(1.1MB)
ヨーロッパチャンピオンバルサ対NBAのメンフィス、そう、バルサ対ガソールの試合が今日バルセロナでおこなわれる。パラウ・サン・ジョルディはもちろんチケット完売の満員御礼。

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ガブリ、ナバーロ、完全復帰!

国王杯が終了した翌日、バルサの選手の多くがそれぞれ代表戦の準備のためにバルセロナをあとにしていった。今週末はリーグ戦もないし、次の試合は来週水曜日におこなわれるUEFAカップ。だが、それでも、何人かの選手にとってとても大事な練習日となった。特に9か月ぶりに復帰してきたフェルナンド・ナバーロ、そして昨シーズンが終了してからプレーしていないガブリ、彼ら二人にとって昨日の練習試合で90分間プレーできたことはとてつもなく嬉しいことだろう。

夕方からミニエスタディでおこなわれたマンレッサ相手の練習試合。まだリズムが掴めていない選手や若手の選手、そして負傷から立ち直ってきたばかりの選手たちの様子を見るために、特別にプログラムされた練習試合だ。だが練習試合とはいえ、マンレッサの選手にとってはあこがれのバルサとの試合であり、バルサの選手にしてみればコーチ陣が目を光らせて観察している“実戦”と変わらない真剣勝負となった。

ポルテロはルーベン、4人のディフェンスは右からオスカー・ロペス、オラゲール、マリオ、そして左にフェルナンド・ナバーロ、二人ピボッテはバルサBのロスとモッタ、右インテリオールにサンタマリア、左インテリオールにエスポシット、メディアプンタにガブリが入りプンタはセルヒオ・ガルシアという構成で試合がスタート。先制点を叩き出したのは3か月ぶりにグランドに立ったガブリ、セルヒオからのパスをマンレッサゴールにたたき込む。そしてオラゲールのヘディングで2点目。前半は2−0でバルサが勝利して終了。そしてスペクタクルな後半がやって来る。

オラゲル、マリオ、モッタに代わってアルナウとロドリ、そしてマンガが登場。左コーナーからのコーナーキックをオスカー・ロペスが右足アウトサイドを使っての強烈なロングシュートを決める。これまで一部チームでは出番が与えられず、出場してきても攻撃参加を抑えられているオスカー・ロペスだが、彼の本領発揮はフリーキックや中盤からのロングシュートだ。ミニエスタディに来ていた多くのファンからこのゴールに対して大きな拍手が与えられるほどの見事なシュートだった。そして4点目は右サイドから中に入り込んできたサンタマリアの中距離シュートによるもの。4−0、バルサの試合としては珍しい大量点。

ゴールを決めたオラゲールやサンタマリア、そしてオスカー・ロペスなどの働きは別として、最も目立った選手は守備的ピボッテの仕事は見事に果たしたロスだった。今シーズンはプレステージから一部チームに参加している彼だが、ここのところ一部の試合には招集されされていない。だがバルサBでの試合を通して確実に成長を見せている若手の一人だろう。そしてナバーロとガブリが問題なく90分の試合をプレーし続けたこと、このことがバルサにとっても、そしてもちろん彼らにとっても、大きな意味を残した練習試合となった。