11月27日 木曜日

■1チャンネル(1.6MB)
フラン・ライカーの采配には気にいらないところもあるものの、それはどんな監督が来たとしても決して完璧ではないはず。イニエスタやセルヒオやオスカー・ロペスなどを疎外している感じがするけれど、それでも彼の監督就任は正解だったと思っている。少なくても毎日のように記者会見を飯時に見る身にとって、こういう雰囲気の違いには感謝。

■2チャンネル(1.0MB)
ロナルディーニョ不在ウンタラカンタラ記事はもう飽きた。彼は10年バルサにいると言ってくれている選手だ。いないときぐらいは彼の話題はナシとしよう。そのうち、そう、すぐにでも、こういうロナルディーニョが戻ってくる。そしてクラシコには間違いなく出場する。

■3チャンネル(0.9MB)
いろいろと噂があったものの、今日の試合には招集されなかったレオ・メッシー。だがそんなことは気にしていない彼だ。まだ16歳、チャンスは洪水のごとくやって来るさ。

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あれは“事故”だった

ビジャレアル戦の前半が終了した時、あるメディアがサンドロ・ルセーとチキ・ベギリスタインを捕まえてインタビューしている。質問は前半のバルサを見てどう思うかというものだった。それに対しサンドロ・ルセーとチキ・ベギリスタインは、それぞれ一人のソシオの意見として断りながら、次のように答えている。
「これは何かの勘違いか、あるいは事故と思わなければ。」
それは多くのバルセロニスタにも共通する思いだっただろう。45分で1本のシュートも打つことができず、悲惨な試合展開で終わった前半。

フラン・ライカーの勘違いは、ロナルディーニョの代わりにチャビを、クアレスマの代わりにはサンタマリアを入れたことだけではない。この試合にのぞむに当たって2週間もの準備期間がありながら、ロナルディーニョの代わりに“守備的”な選手を投入するという、その発想自体に“勘違い”があり、避けることのできた“事故”を生んでしまったことが問題とされなければならない。ベティス戦で機能しなかったマルケスを再びピボッテとして起用し、攻撃的なポジションであるメディアプンタにチャビを起用した、その発想自体に問題がある。あまりにも消極的な、あまりにも守備的な、あまりにも臆病なその采配に問題があった。

フラン・ライカーの良いところ、それは一人の人間としての愛されるキャラクターは別として、“事故”に気がつき緊急措置をとることにプライドが邪魔しないところだろう。的確な状況判断のもとに、チャビのいたポジションにイニエスタを、そしてチャビは彼の自然なポジションである4番へと下がらせ、エストレーモには専門家のオーベルマルスを投入したフラン・ライカー。監督としての経験不足がシーズン前に語られたことがあったが、彼自身もまた勉強中の身であることを認めることを恥としない良さがある。それは試合後の記者会見でも己の誤りを素直に認めたことからも明らかだろう。

今後、同じような事故は起こしてはならない。もちろんロナルディーニョが不在であることをバルサ不調の理由としてはならない。彼が抜けたとしても10人で戦うわけではないのだ。バルサには多くの優れた選手がいる。彼らを的確な場所に配置し、自然な発想のもとに戦いを挑めばバルサはバルサらしさを取り戻すことが可能となる。それはロナルディーニョがいようといまいと同じことだ。今日からバルサは3日ごとの試合が待ち受けている。ロナルディーニョはマドリ戦には登場してくるだろう。だが彼が出場してくる前に、彼抜きでも結果を出せることを証明しなくてなならない。とりあえず、今日はその第一戦となる。

すでにアウエーで0−3で勝利しているバルサにとっては消化試合と呼んでもおかしくない今日の試合。プジョー、コクーには完全休暇が与えられることになった。そしてジェラールとクアレスマが戦線に復帰してくるという明るいニュースもある。マルケスは彼の本来のポジションであるセントラルに戻されることになるだろう。そしてマリオにとってはカンプノウお披露目試合となる可能性もある。

●招集選手
ルストゥ、ビクトル、ガブリ、レイジゲル、マリオ、マルケス、オスカー・ロペス、ジオ、チャビ、モッタ、ロス、ジェラール、オーベルマルス、クアレスマ、ルイス・エンリケ、ルイス・ガルシア、サビオラ、クルイベル

コンナモンダロー・スタメン予想