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2月15日 日曜日
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チャビ、モッタ、そしてコクー いまさらチャビの活躍に関して語る必要はないだろう。プレステージが始まって間もなく、多くの人々が予想したこと、それはフィジカル面を重要視するフラン・ライカーシステムにおいてはチャビの起用回数は少なくなるだろう、そういうことだった。事実、プレステージの試合ではジェラールが彼のポジションに起用されることが多かったし、モッタが健康問題さえ解決すればさらにチャビの登場は少なくなる、そういうメディアの指摘が当たりそうな状況だった。だが試合を重ねることにより、チャビの存在が重要視されることになる。フィジカル面を重要視するあのフラン・ライカーにとっても、小さいチャビの存在が大きくなりつつあった。チャビは生き延びることに成功したのだ。 ダビッツの入団が決定したときもプレステージ段階と同じことが囁かれた。ダビッツの加入によって一番影響を受ける選手、それは間違いなくチャビであるはずだった。だが、ここでも彼は見事に生き延びる。右インテリオールというポジションに近い新たな仕事でありながら、彼は自己の存在を高々と主張している。そしてここ何試合か、彼のチーム内での重要さは日増しに大きくなってきている。バルサ一部選手となって6年目の彼は派手なプレーヤーではない。だがどこのチームであろうと必ず必要とされるタイプの選手でもある。その証拠に、ユベントスのスポーツ・ディレクターであるロベルト・ベッテーガが彼の獲得に興味を抱いているというニュースもでてきている。だが、イタリアメディアがいかに騒ごうが、バルサというクラブが彼を必要としないと決断しない限りチャビはクラブを動くことはあり得ない。今では少なくなった“カラー”を体に染みつけた選手の一人だからだ。そして今、チャビのポジションを“狙って”いた一人の選手、ティアゴ・モッタがコクーのかわりとして大事な試合にスタメンで出場する可能性がでてきた。 モッタがスタメン選手として起用されたのは、12月6日におこなわれたクラシコが最後となっている。そう、あの試合以来、1回もスタメンとして選ばれていないモッタ。今シーズンはプレステージから健康問題に悩まされていた彼だが、シーズン途中での負傷にも悩まされることになる。それがスタメン登場というチャンスをものにできなかった大きな原因だ。そして忘れてならないもう一つのこと、それはカード問題だ。 奇しくもアウエーでのAt.マドリ戦で彼はイエローカードを二枚もらい退場となっている。ベッカムという名前でもジダーンという名前でもないモッタにとって、一度審判に色眼鏡で見られるようになったことは非常に大きなハンディーだ。だが彼もまた、そう、チャビのように、大きな障害を乗り越えなければならない。与えられたチャンスを活かし昨シーズンのような活躍を再び見せなければならない。コクーの負傷が彼にチャンスを、少なくても一つのチャンスを与えてくれるはずだった。 先週のオサスナ戦に負傷したコクーの精密検査は火曜日におこなわれている。バルサドクターの診断によれば全治15日間。これまで多くの選手が、例えばジェラールやオーベルマルスに代表されるように、彼らの復帰はバルサドクターの診断したリハビリ期間よりも残念ながら多くの日数がかかるのがここ最近のバルサ選手の特徴となっている。だが反対にロナルディーニョやプジョーに代表されるように、バルサドクターを反対の意味で“裏切る”選手たちもいる。つまりリハビリ期間を短くして復帰してくるタイプの選手だ。コクーも彼らのタイプに属する選手のようだ。なぜなら全治15日間という予想を4日間という、遙かに短い期間で復帰してきたからだ。そして、もちろん最終的にはフラン・ライカーの決意次第ではあるものの、コクーの復帰はモッタを再びベンチに追いやることになる。バモス、モッタ!アニモ! ■招集選手(スタメン予想選手) |
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