2月25日 水曜日

■1チャンネル(1.6MB)
6日間という開催期間中、50万人のフットボールファンが押し寄せたプラネットフットボールもついに終わり。また再来年!

■2チャンネル(1.1MB)
ブロンビーの選手は誰も知らないと語るレイジゲル。テクニック的には目を見張るものはないものの、フィジカル的に恵まれ背がやたらと高いイングランドタッチの選手が多いのだろうと予測。この日おこなわれた練習でモッタとジェラールがピラニア・ダビッツに噛まれてしまったが、どちらもだいじょうぶ。

■3チャンネル(1.3MB)
バルサ・バスのお披露目。全長14m、36人乗り。これでコペンハーゲンまで行きます、な、わけはない。スタディアムから飛行場、あるいは飛行場からスタディアム、また近くのスタディアムで試合がおこなわれるときのために使用。フットボール選手たちが使用しないときは他のセクションの人たちが使います。乗りたい、乗りたい、バルサ・バス!

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)


胸ロゴには“Mes que un club”

カタランで“Mes que un club”、カステジャーノでは“Mas que un club”、日本語では“クラブ以上の存在”、それがバルサユニの胸に付けられようとしている文字だ。まだ最終決定はされていないものの、可能性は非常に大きい。

だがもちろんこれは、年間スポンサー料としてバイエルンに1700万ユーロ提供しているテレコムや、マンチェスターに1300万ユーロを支払っているボダフォーン、あるいはマドリというゴミ箱にに1200万ユーロを捨てているシエメンスというような電話関係の会社でもなければ、ミランに900万ユーロを支払っているオペルやバレンシアに300万ユーロを提供しているTOYOTAというような車関係の会社でもなければ、もちろんAt.マドリに200万ユーロを提供している映画会社でもない。“Mes que un club”、それはバルサというクラブの存在基盤を世界に示す言葉だ。そしてクラブが己のチームのユニフォームの“スポンサー”となるわけだから、当然ながらスポンサー料はゼロなのだ。

かつてレアル・マドリの胸に“Realmadrid.com”というロゴが付いていて時期があったのを覚えているだろうか。スポンサーが見つからず、仕方なくクラブのウエッブページのコマーシャルをロゴとして使用していた。今のバルサの状況はそれに似ている。ラポルタが新会長としてクラブの実権を握り、これまでタブーとされていたユニ胸ロゴをソシオ代表審議会でソシオに問いただしたところゴーサインがでたのはわずか半年前だ。だがいまだにスポンサーは見つからずにいるのが実状。決してクラブ関係者がさぼっているわけではないのだろうが、今シーズンの赤字決算の可能性がほとんどなくなった今、早急な問題ではなくなっていることがスポンサー探しを急がない一つの理由。そしてもう一つは時期的にバルサに有利に動かないということがあげられる。チャンピオンズという“ヨーロッパ一部リーグ”の大会ではなく二部リーグに当たるUEFAカップに出場しているバルサには良い条件でのオファーが獲得できないという事情もある。したがって今シーズンはスポンサーなしで終え、来シーズンが始まる前にスポンサーを獲得していこうという発想だ。

これまでまったく良い話がなかったわけではない。バルサ首脳陣が年間最低スポンサー料としているのは1000万ユーロから1200万ユーロの間だ。そしてこれまでいくつかのスポンサーがこの金額を提示してきていた。だがスポンサーなしの状況であれば“Mes que un club”というロゴを付けちゃおうという特殊なクラブだ、資金提供を言ってきたスポンサー名がクラブのイメージに合わない、あるいは関係会社がクラブイメージに合わないといろいろ条件がうるさいクラブなのだ。

もし、UEFAの決勝戦にバルサが進出したとしたら、そしてユニの胸ロゴとして“Mes que un club”という異常な文字があったとしたら、それはそれでかなりのインパクトとなるだろう。“さすがバルサ、やることが違う”、そう、少なくとも世界中のバルセロニスタは誇りに思うに違いない。でも、本当は、単にスポンサーが見つからないからなんだけど。いや、それでもさすがバルサだ。