5月13日 木曜日

■1チャンネル(1.6MB)
ここぞという試合に敗北したあとの悲しみは、大事な試合に参戦できるチームのファンだけが共有できるもの。おれたちバルサにはその大事な試合さえやって来なかったのが現実。イルレッタは来シーズンもア・コルーニャの監督を続けることに合意。
「ア・コルーニャの歴史においてチャンピオンズに出場すること自体素晴らしい経験だったし、セミファイナルまでいけたことを誇りに思っている。」とイルレッタ。

■2チャンネル(1.4MB)
ア・コルーニャはソシオ制度ではなく、いわゆる企業スポーツクラブ。今月の始めに6千万ユーロの増資を決定し、その際に作られたCMがこれ。モナコ戦の前にすでにテレビで放映されていた。己のクラブをジョークでぶっ飛ばすそのセンスはなかなかのものだけれど・・・現実にそうなってしまうと・・・。
蛇足ながらシナリオ説明。
ア・コルーニャにある、とあるインチャの経営するバー。そこには守護神らしき像が置かれている。
2000年5月。
「リーグ優勝をお願いするなんてとんでもないことと知りながら、ここは一つ、我々のチームを優勝に導いてくれませんでしょうか?」
奇跡が起きてから2年後。
「百周年、百周年とうるさいチームがあるんですが、ここは一つ、ベルナベウでの国王杯決勝戦でそのうるさいチームを負かせてくれませんでしょうか?」
再び奇跡が起きてからさらに2年後。
「こんなことをお願いするのはとんでもないことと知りながら、ここは一つ、チャンピオンズ、そう、チャンピオンズに優勝させてもらえませんでしょうか?」
しっかりと笑われちゃいました。

■3チャンネル(1.1MB)
楽しみなことに、また性格の悪そうなのが入ってきそうだぞ。ロッケンを彷彿させる面構えがまたいい。
「金よりフットボールができることが一番さ。」
その発言は良しとして、ところで右ラテラルの選手が何であんなところでボールを受けているんんだ?

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)


カン・リガー土地利用都市計画発進

3月27日付けの「こちらカピタン」で触れられてている“ヌニェスの遺産”であるカン・リガーの土地を利用しての都市計画がいよいよ本格的に始動することになった。カン・リガーの土地、つまりヌニェスが会長時代に“第二のマシア”とすることを目的としてわずか120万ユーロで買い取った土地。手数料、税金、維持費、もろもろの経費を含めてもこれまで160万ユーロしか消費していない土地だが、この都市計画が予定通り進行すれば、バルサには4000万ユーロ近くの収入が得られることになる。

空港近くにある市のオスピタレ・デ・ジョブレガーというところでおこなわれるこの都市計画は、バルサの所有する土地以外にもフェクサ・エンデッサ(電源会社)という会社所有の土地も含まれており、最終的に市を含めた三者の合同出資をもっておこなわれることになった。その契約書にサインが済まされたのが火曜日の午後のこと。オスピタレ・デ・ジョブレガー市長セレスティーノ・コルバッチョ、バルサ会長ジョアン・ラポルタ、そしてフェクサ・エンデッサ・ディレクターのホセマリア・ロビーラという三者の出席のもとに結ばれた契約となった。バルサが所有する5万Fの土地と、市と電源会社が所有する10万Fの土地を活かしての都市計画は、いくつかの公園と1000所帯が住めることが可能となるビルを建築することが基本プランとなって構成されている。


ベレッティ、個人的には何の問題もなし

「俺は金よりもフットボールが好きなんさ。だからクラブ間同士で移籍が決まったというなら、それはもう移籍が決まったに等しいことだ。俺はジュリアーノ・ベレッティ、嘘はつかない。」
まるでロッケンバックが戻ってきたかのように雰囲気が似ているジュリアーノ・ベレッティ、彼は練習後の記者会見ではっきりとこう語っている。そして次のように続けるベレッティ。
「昨日の夜にガウ〜チョと電話で話した。彼はセレソンのように再び一緒にプレーできることになって嬉しいと言ってくれたし、俺にしてもそれは同じさ。クラブ単位では一緒になったことはないが、バルサへの入団が決まれば初めて同じクラブで働けることになる。」

クラブ間同士の合意が達したとはいえ、まだシーズンの途中でありクラブとの個人的な合意がなったとしても早急の公式発表はなさそうだ。ビジャレアルの選手として残りの2試合をこれまでどおり真剣にプレーすることがプロ選手としての義務だと語る。
「ビジャレアルのファンの人々は安心して良い。来シーズンにUEFA戦に参加できるかどうか大事な試合が2試合残っている。俺は決して怪我を心配して気の抜いたプレーをするような選手じゃないさ。これまでどおり必死に90分間プレーして、どうにかヨーロッパの大会にビジャレアルを参加させたいと思う。バルサはそのあとのことだ。」