3月4日 金曜日

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リラックス、リラックス

元バルサ会長と呼ぶには任期が短すぎる気がするが、それでも歴代会長リストの中に残ることとなるエンリック・レイナさん。そう、ガスパー踏んだり蹴ったり会長が辞任し、新会長選挙が公式にスタートするまでの短い期間だけ会長を務めた人だと言えば思い出す方もいるだろう。その彼は土建屋世界では幅をきかす人物であると共に高級ホテルの経営者でもある。ラ・デ・エル・バンダイという名の、バルセロナ近郊に位置するホテルも彼の所有するホテルの一つだが、ここのホテルは各種のマッサージ施設を豊富に備える療養施設としても知られている。そしてバルサ御一行はエスパニョール戦の翌日、このホテルにリラックスタイムを求めて出かけていき、楽しい午後の一時を過ごしたそうな。マドリッドメディアが“わずか6ポイント差”とガタガタ騒ごうが、バルサ御一行さんはそんなことを気にせず自分のチームのことだけを考えていればいいとバルデスが語っている。今週末オサスナ戦に勝利し、メレンゲの方はバレンシアに当然ながら敗戦するであろうからして、週明けには何と9ポイント差となるのだ。

カンプノウでのバルサの戦いの苦しさは、今に始まったことではないとは言え、相手チームがガチガチにセロッホしてくるところにある。そんな戦い方をして何が楽しいのか理解に苦しむと語る我らが現場監督デコ。
「これだけの人々がフットボールを楽しみにスタディアムに足を運んでくれるというのに、こういう試合展開となってしまうのはフットボール界に生きる一人の人間として悲しいことだと思う。もちろん一人のプロの選手としても納得がいかないし、いかに相手がビッグクラブであろうと自分はそういうことをしたくないと思う。」
とまあ、ガッカリ引き分けの試合後コメントだからして、少し熱くなっているのはしょうがない。そしてそのコメントにロティーナがベテラン監督らしく対応している。
「チェルシーとエスパニョールを一緒にしてはいけない。彼らはほぼ全員がポルテロの前に引きこもってまるでハンドボールのような試合展開をしていたが、我々は前へ出ようという意欲だけは見せたつもりだ。選手たちに対して私の右手が前へ前へと要求し、ソ〜と左手で後ろへ後ろへという指示をだしていたのを気がついたかな?」
このオッサン、なかなか喰えない方です。

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