4月17日 日曜日

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お久しぶり、モッタさん!

日曜日のヘタフェ戦に備えてフラン・ライカーはいくつかの異常とも思えることをしている。これまで彼のしてきたことを考えればそれこそ異常なことと言えるだろう。金曜日、土曜日と二日間続けての非公開練習としただけではなく、まるでチャンピオンズの重要な試合を前にしてかのように、試合前日の土曜日にはホテル合宿をして選手を缶詰にしている。だが、この週末の出来事だけではなく、クラシコ戦終了翌日にメディアを前にして具体的な選手名をあげはしなかったものの選手たちの批判をしていることも異常な出来事だ。彼がバルサの監督に就任してから初めて見る風景だった。

木曜日にビックという町にある大学で講演会に出席したフラン・ライカーはここでも彼らしくないことをしている。学生と共に講演会を公聴しようとしたジャーナリストたちを教室からでるように要請している。カメラマンもすべて教室からシャットアウトされた。今週の始めは選手批判から始まり、週中にはジャーナリストを講演会から追い出し、週末には異例の非公開練習を二日間続け、そして試合前日にはホテル合宿。これまでのフラン・ライカーからは考えられない行いが重なった週となった。これを優勝を前にして神経質となってしまったフラン・ライカーと見るか、あるいはクライフが監督の頃によくやった“緊張感作り”としてのパフォーマンスと見るか、それは人それぞれだろうが、個人的には明らかに後者だ。一芝居打つことを決めたフラン・ライカーに違いない。

監督からのプレッシャーに関して多くの選手がメディアから感想を求められている。そしてすべての選手が正しくプレッシャーを受け止め、一試合一試合をまるで決勝戦のように戦っていかなければならないと答えている。
「残り7試合がすべて決勝戦」
これが決まり文句となった今週の選手コメント。だが事実上の決勝戦は3試合か4試合程度のものだということもわかっているに違いない。ヘタフェ戦、マラガ戦、そしてアルバセテ戦に良い結果が出せれば数字的にもリーガは終わりを見る。だからカシージャスが次のように語るのはもっともなことだ。フラン・ライカーがバルサの選手に緊張感をだすためにプレッシャーをかけたが、最もプレッシャーを受けているのはマドリの選手なのだから。
「バルサに勝ったことを喜ぶのは良いが、もし次のレバンテ戦に負けでもしたらクラシコの勝利なんて何の意味もなくなる。」
バルサと違いメレンゲは残り7試合が文字通り決勝戦なのだよ。

アルベルティーニ、シルビーニョは負傷と言うことで招集漏れ。プジョーはカード制裁でお休み。エトーはやる気満々ながらも医師団の要請で強制休養。バルサBからは再びダミア、メッシー、ロドリがお呼ばれし、そして、何と、何と、モッタが戻ってきた!

■まずは第一勝目ヘタフェ戦招集選手
バルデス、ジョルケラ、ジオ、オラゲール、マルケス、ロドリ、ナバーロ、ベレッティ、ダミア、ジェラール、モッタ、チャビ、イニエスタ、デコ、メッシー、ロナルディーニョ、ジュリー、マクシ

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