10月8日



さあ、チャンピオンズだ!

今シーズンのような「忙しいシーズン」には、勝利の喜びや敗北の悲しさを引きずる時間さえ許されない。マジョルカ戦の勝利の喜びを分かち合う時間もなくコルーニャに向かい、そして今、その敗北を総括をする余裕もなく明後日のチャンピオンズリーグを迎える。

レシャック「よく言われることだけど、精神的な”チップ”をチェンジしないといけない。チャンピオンズリーグにはエラーは許されない。コルーニャ戦の敗北で得られたものは、我々は改良していかなければならないところが多くあるということだろう。負けるのはいつも不愉快なことだが、我々は傷ついているわけではない。」

●ブラジル勝利
バルサのデランテーロ、リバルドがあげた2点目によりブラジルの勝利が決定した。決して良いプレーをしたとはいえないリバルドではあるが、負傷後の初の試合にも関わらず肉体的な問題が何もなかったことはよい知らせだろう。



「補強選手」の到着

明後日のリヨン戦に、レシャックは何人かの「補強選手」を得ることになる。ナショナルチームに召集されてた選手が帰ってくることと、回復した負傷選手の復帰。だがレシャックの期待通りの「全員集合」とはならないようだ。

リバルド 90分試合に出場。負傷した箇所には問題がなかった。
サビオラ 右足親指は大分よくなってきている。明後日までどのくらいの回復がみられるか、それ次第。
アンデルソン 試合で負傷。今日のテストで出場可能かどうか決定。
ココ イタリアの試合ではスタメン出場。セルジの負傷によりスタメン。



カンテラ現象

レアル・マドリはビルバオ戦にて3人のカンテラをデビューさせた。ブラーボ、パボン、そしてバルド。彼らの登場によってチームに新たなイメージが生まれつつある。中でもパボンの活躍は目を見張るものがあった。この若きセントロカンピスタのビルバオ戦での活躍は、彼の将来にとって非常に重大な意味となるであろう。

パボン「とても満足していいます。あがることもなく、自然に落ち着いてプレーできたのが良かった。周りの選手が気を遣ってくれていたけれど、自分には自信があったから問題はなかったです」

●ロベルト・カルロス負傷
昨日のチリ戦でロベルト・カルロスは右足に5針ぬう負傷をおった。この結果、週末の試合への参加はほぼ絶望的と思われる。



3人の若者の夢が実現

バルドは20歳の若者だ。マドリのカンテラとして彼はあらゆるポジションを経験している。その中でも一番好きなのはデランテーロだという。
「9番のポジションが僕には一番あっている。一番の希望はいつかベルナベウでラウルの横でプレーすることだった。ついに夢が実現したんだ」

ブラーボは3年前に、もう少しのところでフットボールを諦めなければならなかった。約1年にわたる大けがをしたときだ。
「辛かった、あの時は。毎日泣いてばかりいた。でも医者の人たちが励ましてくれたり、仲間も助けてくれたおかげで今日の自分があると思っている」

パボンはこれで2試合目の試合となった。
「イエロはネスタなんかより素晴らしい選手。ネスタも確かに良い選手だけど、イエロは世界最高の選手だからね」