10月21日



リバルドが現れ、そして試合終了

リアソールでのコルーニャ戦での敗北、カンプノウでのバレンシア戦の引き分け、そして昨日はマラガ相手に1ポイントのバルサ。結局3試合で2ポイントという納得できない成績で終わってしまった。この3試合はバルサの「結果主義」にさえ、一つの疑問を投げかけて始めているのではないだろうか。バルサの今後は「得点を守る」試合から「良い試合」を追求するという、ある分岐点にきているといってもいいような印象の昨日の試合であった。

例えば昨日の試合、バルサは限りなく敗北に近い状態にあった。だがリバルドがこの試合を救う。クライハート、サビオラとのトリデンテがうまく機能しないままの状態で先制されたバルサは、一挙に攻撃態勢に移る。それまでいくつかのチャンスがありながらも、シュートの不正確さで得点につながらなかったバルサ。もし終了前15分の攻撃をもっと早くから目指していれば、勝利の3ポイントは獲得することができたかも知れない。

レシャック「我々は1ポイントを獲得したんではなく、2ポイントを失ったということだな。チャビやガブリのゴールチャンスが決められなかったのは残念なことだけど、それがフットボールだ。今日のトリデンテは真ん中に集まりすぎて、両翼に広がることを忘れていたようだ。」



リバルド100ゴール!

リバルドのリーガ100ゴールがバルサを救った。マラガが先制したこの試合、バルサにとってはイヤな雰囲気となった状況だが突如としてリバルドがゴールエリア内に現れる。マラガゴールからたった1分後のことだ。このリバルドの記念すべきゴールで何とか敗北を逃れ貴重な1ポイントを獲得するバルサだが、多くの不満が残ったのも事実。リーガ3試合でたったの2ポイントというのは、レシャックの「結果主義」にも反しているのではないか。そう、いつものことながら負傷者の多さに泣かされているバルサとはいえ、一試合の失点平均が2点というマラガには勝利しての3ポイントが必要だった。

デブー「とてもじゃないけど良い結果とはいえない。何回かの決定的はチャンスがあった。ガブリ、チャビ、エンリケなどにね。1ポイント獲得したというよりは、2ポイント失ったということだね」

ジェオバンニ「チャンスをものにできなかったのが痛い。この試合は勝たなければいけなかった。残念。」

プジョー「3ポイントをもってバルセロナに帰りたかった。そのためにはもうちょっと危険を犯してでも点を取りに行くべきだったかも知れない。」



重要な試合

今シーズン、リーグ戦では最低の試合内容を展開しているレアル・マドリと、負け知らずで順調にきているセルタとの戦い。地元ベルナベウで戦うマドリはセルタ以上に勝利の3ポイントが必要な試合となっている。ここのところのマドリの明るい材料は、最近4試合続けて失点を許していないディフェンスの固さがあげられるだろう。カランカ、イバンカンポの欠場にも関わらず、徐々にディフェンスブロック形成が見られてきた。

一方セルタにとっても、ポイントを稼いで首位デポルティーボとの差を維持したいところ。昨日のデポルティーボの勝利が、さらにセルタに勝利の必要性を要求してきている。



カシージャス対ロシアスター

今日の試合にカシージャスが帰ってくる。デルボスケ監督の判断によりチャンピオンズの試合にはセサーにポジションを譲ったカシージャスだが、リーガではその場所は譲れない。モストボイとカルピンのロシアスターがそろうセルタとの戦いで、彼はゴールポストを守ることを義務づけられた今日の大事な一戦に帰ってきた。