11月6日



サビオラをベンチに置くべきではない

リーグが開幕してから3か月経過しようとしている。だがいまだにレシャックバルサに対しての一つの論議が続いている。

「なぜサビオラはカンプノウ以外ではベンチスタートなのか?」

ここに一つの資料がある。サビオラがスタメン出場したリーガとチャンピオンズリーグにおいて、バルサはいまだに敗北を喫していないという事実(6勝3分け)だ。そしてリーガで決めた4つのゴールはすべてスタメン出場によるものだった。

我々は、バルサのようなチームにはそのポジションを約束された選手は一人もいないということを知っている。ポジション争奪戦は、ある意味では試合に勝つことより難しい。そして誰がプレーするかは、最終的に監督が決定することだということも理解している。すべての結論は「チームがうまく機能するため」という判断によってコーチ陣が決めることも知っている。

それらをすべて認めた上で、我々エスポーツ編集部は一つの提案をしたいと思う。サビオラは常にスタメンで使うべきであると。
彼はもちろん、マラドーナやロナルドがカンプノウに現れた時のような大スターではない。だが、将来のフットボール界を背負っていく、これからスーパースターに成長していく貴重な素材をもった選手であることは間違いない。バルサの選手としてクラックに成長していかなければならない選手だ。そう、将来のクラックは常にグランドに立ってこそクラックになり得る。しかもこれまでの統計まで彼にプレーしろと示しているではないか。



クラシコはもう過去のこと

ベルナベウでの試合はもうすでに過去のことになりつつある。結果は2−0でバルサの敗北。そう、それだけのことだ。マドリ相手の敗北は他のどの試合よりも痛みを覚えるし、辛いことでもある。だがリーガは続く。結果的に、アウエーで3ポイント獲得できなかったというだけだ。我々はすでに、難しいグランドを2つ通過してきた。リアソールとベルナベウという非常に難しい試合を経過してきた。両グランドで敗北したとはいえ現状を見れば、リーグの3位につけ首位とは4ポイント差であり、マドリに3ポイントの差をつけている。昨日の午後、記者会見場に姿を現したクライハートやガブリは、マドリ戦での敗北にも関わらず今後にその影響は一切ないだろうと語る。

クライハート「我々はデポルティーボとマドリに負けたけど、それはシーズン前にじゅうぶん計算できる範囲のことだと思う。難しいグランドだし、優勝を狙っている直接対決のチームとの試合だからね。でも、考えてもみなよ。今度は彼らがカンプノウに来なければならない立場になっているんだ。そして歴史的に我々は常に勝っている相手だからね。マドリ戦の敗北は、精神的な打撃にはなっていないと思う。少なくてもボクはね。」

ガブリ「試合後の悔しさは、もうマドリッドにおいてきた。今日の練習でも感じたけれど、みんなリラックスしているしいまだに傷を引きずっている選手はいない。一つはリーガは長いということ。そして我々はベルナベウで3ポイント失っただけということ。それは毎年いつも計算できることではあるよね。でもマドリはカンプノウで10年以上も勝ったことがないんだから。3ポイントは取り返せる。」

●デポルティーボとバレンシア
デポルティーボはバジェカーノ戦での敗北を乗り越え、オサスーナ相手に今シーズン最高の試合を展開。この勝利によりバルサに4ポイントと差を広げた。またバレンシアはリーガの中でいまだに負けを知らないチーム。だが同時にフエラでの勝ちもまだ体験していない。



これが本当のオレだ!

と、マルカに語るフィーゴ。もちろんバルサ戦でのゴールを示しながら満面笑顔でのお言葉。
(注カピタン:どうもラウールに譲ってもらったゴールのことを言っているらしい)



ロベルト・カルロスやっと納得

ロベルト・カルロスはリバルドと共に、日曜日23時30分発のサン・パウロ行きの飛行機に乗り込んだ。機内での旅は約10時間。彼に笑顔は見られない。そしてサン・パウロ到着後はシャトル便に乗り継いでセレソンの待つリオ・デ・ジャネイロへと向かう。

ロベルト・カルロスはボリビア戦の出場は不可能というセレソン医師団の判断が彼を待っていた。すでにマドリ医師団の診断書が彼らの元に到着しており、それを見ての判断だった。ロベルト・カルロスはまたしても医師団の判断に従うしかない。だがバルサ戦の時と違い、今度は納得したようだ。今、彼はボリビア戦の後のベネズエラ戦に備え、リハビリをすることになる。