12月15日



寒波だ!

カタルーニャに突如として襲ってきたシベリア風による大寒波。バルセロナの人々もバルサの選手も、あまり慣れない状況にあたふたとした昨日の一日だ

停電だ!

昨夜バルセロナの中心街は、突然の停電にみまわれた。18時30分エスポーツ紙の本社のオフィスは真っ暗な状態に。明日の朝刊が出せるかどうかという危機に陥った我が社の編集者は近くのビルにある「エル・ペリオディコ」社に非難し、朝刊の用意をすることになった。



寒波に勝つ!

今日のバルサの練習がおこなわれる10時半ごろの気温はマイナス2度くらいで、しかも雪が降ってくるかも知れないという予報。昨日も雪と寒さのためにじゅうぶんな練習ができなかったバルサだが、明日のビジャレアル戦に向けてそれは言い訳とはならない。もし敗北でもした場合、状況次第では首位に9ポイント差というまさに危機的な事態も考えられる、

だが選手たちの表情は意外と明るい。明日の勝利に向けて一致団結を訴える多くの選手たち。ボナノもその1人だ。
「我々には今こそ本当の意味での団結が必要だと思う。1人1人が目的に向かっていかなければいけない時期。でも言葉だけではなく、実際に1人1人が行動に移していかなければ。
そう、ボナノにとって今の状況を乗り越えるために必要なものは明らかだ。勝利あるのみ。
「本当の意味での元気を取り戻すために、一日も早く勝利が必要だと思う。勝利さえやってくれば、状況は落ちつくし余裕もでてくる。負けがこんでくると監督批判が起きてくるのはどこの世界でも同じ。でもこういう状況でこそ、選手みんなが勝利を誓って頑張らなければならない。」

クライハートはボナノの語る精神主義とは違うフットボール的な部分で分析する。
「我々はもっとボールを支配しなければいけない。最近の試合はボールを追っかけるシーンが多いからね。今週は天気は悪かったけれど、みんな精一杯頑張って練習していた。個人的にももっとチームのために役に立てればと思っている。大丈夫さ、明日の試合は勝つ。」

●リバルド、3週間
今週の練習には一切参加しなかったリバルド。「完全に回復するまで試合には戻らない」というリバルドの意見に同調するバルサのプルーマ医師だ。
「彼が抱えている負傷問題を完全に消え去るには3週間の時間が必要だと思う。彼はここのところ、自分の持っている可能性のほぼ60%か70%でやってきている。それを100%に戻すのは、1週間や2週間の休養ではなくて、とにかく3週間という時間が必要だと思う。」

●アンデルソンもお休み
パトリック・アンデルソンも明日の試合には出場しない。セルタ戦で受けた首の痛みはなかなか消え去らない。
「あのシーンのビデオは1回しか見ていない。1回でじゅうぶんだよ、それ以上見たくもない。一昨日と昨日の夜はひどい状態だった。寝る時は首が痛いし、朝起きると目眩がする状態。これでは試合には出られない。」