7月15日

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レンタルされる選手は誰?

バルセロニスタにとって、レンタルされる外国人選手最優先候補は誰か。それは第一にジェオバンニというアンケートの結果がでた。そして、少なくてもサビオラやリケルメではない、という意見が圧倒的多数を占めた。

リバルド、サビオラ、ロッケンバック、ジェオバンニ、そしてリケルメ。5人の外国人選手を抱えるバルサは、この中から誰かを少なくても一人レンタル移籍させなければならない。そしてバルセロニスタにとって来シーズンどの外国人選手がレンタルされるべきか、それは明らかなようだ。本紙のアンケートによれば半分以上のバルセロニスタがジェオバンニのレンタル移籍を望んでいるという結果が出た。バンガールが唯一の本格的右エストレーモとして評価しているジェオバンニだが、それでもバルセロニスタはジェオバンニを選んだ。

驚くことにリバルドに対する評価が微妙に変化している。これまで常にレンタル、あるいは移籍選手の一番候補と見られていた彼だが、彼の放出には4人に1人しか賛成していない。昨シーズンのバルサでの活躍はほとんど目を見張るものがなかったリバルドだが、ワールドカップでの活躍が彼への再評価という形であらわれているのだろう。

ロッケンバックのプレースタイルに満足しているバルセロニスタ。1年目にして自らのキャラクターを観客席に披露することに成功したロッケンバック。闘争心、やる気、パワーと余すところなくシーズンを通して見せてくれた彼をレンタルすべきという声は少ない。

そしてバルセロニスタにとってもっとも明確なこと、それはサビオラはもちろんリケルメもレンタルすべきではないということ。17ゴールを決めながらも決して完全燃焼したとはいえない1年目のサビオラだが、それでもじゅうぶん期待に応えることができた。サビオラは多くのバルセロニスタにとって希望と期待の星だ。したがって彼をレンタルするということは万が一にもあり得ないこと。同時にそれはリケルメにもいえる。多くの人々にとってせっかく獲得したリケルメをレンタルすることは理解に苦しむことだろう。しかもまだバルセロナの地を踏む前からすでにバルセロニスタのアイドルとなっているリケルメだ。

今月の22日にはワールドカップに参加した選手も加わり、全員が顔を揃えることになる。フランスでのプレステージには5人の外国人選手全員が参加することになるだろう。何試合かの練習試合ののち、8月中旬には誰がレンタルされるか明らかとなる。

■ジェオバンニ・・・・59%
彼に注目して昨年バルサに加入させた人々によれば、将来性あふれる選手でありながら今すぐ実戦でつかえるというものだった。だがシーズンと通して見れば、彼の活躍は前評判とはほど遠いものとなってしまった。バンガールが唯一の右エストレーモとして評価しながらも、レンタルの可能性としては一番高いようだ。

■リバルド・・・・・・25%
彼の実力を疑うファンはいないだろう。だが昨年は負傷続きという不運に見舞われて決して期待通りの活躍を見せなかったことも確かなこと。契約期間はわずか1年しか残っていない。闇の中に包まれている延長契約問題があるとはいえ、ワールドカップでの活躍が大きい。

■ロッケンバック・・・12%
決してテクニックに優れている選手でもないし、これから多くのことを学んでいかなければならない選手。だが昨シーズンに見せた闘争心とパワーでバルセロニスタの心の中に彼の存在を焼き付けた。プレー可能ポジションも多いところからして、彼の残留は間違いないところだろう。

■サビオラ・・・・・・・2%
バンガールが展開していくシステムの中で、サビオラは厳しい競争に勝っていかなければならない。1年目に多くのゴールを決めたサビオラ。たった1年でバルセロニスタの心の中に入り込んだ彼がレンタルされる可能性はゼロだ。

■リケルメ・・・・・・・2%
彼の獲得はバルセロニスタの中で大きな期待感と希望を抱かせている。2年間にわたり彼の加入を望んできたバルセロニスタにとって、いきなりのレンタルは決して納得いくものとなならないだろう。