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9月23日
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チャンピオンズリーグ特集 |
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再び「地獄」のイスタンブール 晴天のバルセロナから2時間の飛行時間を経て、地獄のスタディアムAli Sami Yen の待つイスタンブールへ。チャンピオンズリーグ2戦目となるガラタサライ戦は明日おこなわれる。 公式戦3連勝と勢いに乗るバルサに唯一の暗いニュース。それはリケルメの負傷だ。エスパニョールとの試合中に軽く痛めた左足だが、昨日の練習で再び痛みを覚えたため予防の意味も含めてガラタサライ戦は出場しないことに決定。したがって彼はバルセロナの居残り組の一人となっている。エスパニョール戦後半に登場し良いプレーを見せた彼をこの試合にスタメンで起用するかどうかが注目されたが、すでに結論は出てしまっている。リケルメスタメン出場はもうしばらく待たなければならない。 リケルメの不在は別として、バルサの選手の表情は明るい。国王杯での試合を除けば、ほぼ満足できる試合が続いているバルサだからだろう。11人の選ばれた選手たちの活躍は、控え選手の試合出場を非常に難しくしている。したがって控えにまわっている選手たちは、試合に出られないことに対する不満を口にすることもない。少なくとも今のところ誰も不満を漏らすような事実は発見されていない。チームの雰囲気はこれまでなくいいと言える。 明日の試合はいつもの11人がスタメンとして出場することになるだろう。つまり、ビクトル、プジョー、デ・ボエル、ナバーロ、メンディエタ、モッタ、チャビ、コクー、サビオラ、ルイス・エンリケ、そしてクルイベル。そしてもし唯一の驚きがあるとするならば、それはガブリのスタメンだ。エスパニョール戦の後半に出場したガブリの仕事に非常に満足しているといわれるバンガールがモッタの代わりにガブリを出場させる可能性もないわけではない。
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観光名所グループ バンガール第一次政権以来から常に「死のグループ」と呼ばれるところに参加していたバルサだが、今年は比較的楽なグループに入っている。そしてこのグループを「観光名所グループ」と呼ぶ人まで現れている。 古き都を感じさせるモスクワ、小さい町並みながらも美しい家が建ち並ぶブルージュの街、ヨーロッパとアジアの国境に位置し両文化が混じり合う刺激のある街イスタンブール、そして地中海の大都会バルセロナ。この4つの魅力的な街に存在する4つのクラブが2つの座を争って戦いに挑んでいる。明日はアジアの顔ものぞけるイスタンブールでの試合だ。この試合を利用して25人のバルセロニスタがバルサの選手と一緒にチャーター便で旅立っていった。この中には4人の「Gent del Barca」の抽選に当たってチームと同行しているファンもいる。 バルセロナは今メルセの祭りの真っ最中。20日から始まったフィエスタは明日の祭日をもって終了される。そしてこのフィエスタ期間を利用して選手と同行している何人かの家族もいる。ルイス・エンリケ家族もその一つだ。彼は奥さんと義理の姉妹たちをイスタンブールに同行させている。また会長のジョアン・ガスパーの息子であるジョアン・ガスパー(同名)もファンに混じってイスタンブール観光を楽しもうとする一人だ。約30分間遅れた飛行時間の中で、選手たちやコーチングスタッフは同行しているファンへのサインに忙しい。しかしリラックスした3時間の旅であった。 だがイスタンブールに着いたバルサの選手には普段と同じような1日2回の練習が待っていた。気持ちをすべてガラタサライ戦に集中させ、明日の試合を勝利に導かなければならないバンガールバルサ、準備は万端だ。
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ガラタサライはほぼトルコ代表 韓国・日本ワールドカップでの大活躍は、トルコにフットボール旋風を呼び起こしている。しかも世界で3位となったトルコ代表23人の選手のうち、7人の選手がガラタサライでプレーしている。 ガラタサライはバルサにとって強敵と言っていいだろう。しかも彼らの体調は万全だ。先週末のリーグ戦は明日のバルサ戦に備えて試合がなかったガラタサライ。バルサの選手よりは圧倒的に疲労感はないだろう。そして彼らの個々の選手を見てみても、かつての地元だけが勝負のトルコ勢とは少し変わってきている。先のワールドカップでトルコ代表として選ばれた7人のガラタサライ選手が存在する、強力なチーム構成を保っている。 3位決定戦に出場したトルコ代表のメンバーを見てみよう。 ガラタサライの特徴はそのディフェンスの固さにある。セントラルを務めるBulentはもう34才の選手ながら今シーズンも絶好調だ。彼をディフェンスリーダーとして、強固な守備陣を形成している。そして忘れてならないのはプレミアリーグのブラックバーンから戻ってきたHakan UnsalやEmreの存在だ。 デランテロのスター選手は何といってもHasan Sasがあげられる。ワールドカップでの活躍はいまだに記憶に新しい。すでに26才となり選手としての熟年期を迎えようとしている彼は、昨年のチャンピオンズでの失敗をバネとし、今シーズンは危険な存在となる。昨シーズンのチャンピオンズで11試合に出場しながら一つのゴールも決められなかった彼にとって、今年は勝負の年だ。そしてレアルで失敗したArifはガラタサライに戻ってきて調子をあげている。ガラタサライにとって初戦となったロコモティフの試合でも得点をあげているArifは要注意が必要だろう。
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テリム監督は強気 ガラタサライ監督であるテリムにとってバルサは恐怖の対象ではない。しかもバルサというビッグチームに勝利することが今のガラタサライには可能であり、そしてクラブを大きくする上で必要なことだと認識している。 「ガラタサライをさらに大きなチームとするためには、バルサのようなビッグチームを沈めることから始めなければならない。」 多くの選手の体調は万全ながら、すべてのスター選手をバルサ戦に起用できない台所事情もあるようだ。もっとも期待されている選手の一人であるHasan Sasの出場は、少なくてもスタメンでの出場はないとテリム監督はすでに発言している。負傷でもなんでもないHasanがなぜスタメンで出場しないのか、それは監督との衝突事件があったからのようだ。そして彼の代わりに出場するであろう選手がブラジル人のChiristian。彼にとってはチャンピオンズ戦デビューとなる。彼とツートップを組むのがArif選手。今シーズン絶好調と評判が高い選手でもある。トルコリーグ6試合で8ゴールを決めているのが何よりの証拠となる。 テリムは昨日の記者会見でどうしてもバルサに勝利したいと語っている。
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