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10月7日
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このバルサに未来はない! バンガールが試合の前日に語ったこと、それは「カンプノウは要塞と化さなければならない。」ということだった。ホームでの勝利、アウエーでの引き分けでタイトルを獲得しようとする「イギリス方式」を目指しているバンガールにとって、それは当然のことだった。そして彼の発言から一夜明けた昨日、リーグ初戦と同じように再び2ポイントを失う結果となった。カンプノウでおこなわれたこれまでの3試合、9ポイントを獲得しなければならなかったにも関わらず、すでにもう4ポイントを失ったバルサ。このバルサに未来はない。 好むとと好まざるとに関わらず、ここまでのバルサが向かおうとしている方向に道は開けていない。圧倒的にバルサを上まわっていたベティス戦に敗北したのは仕方ないとしなければならないだろう。今のところ、アウエーでの強敵との試合に勝てるほどのバルサではないのだから。だがホームでの試合、しかも8万人以上のバルセロニスタが大きな期待に胸を膨らましてかけつけているカンプノウでの敗北に等しい引き分けは許されない。しかも相手はオサスナ、これまで1ポイントしか獲得したことのないチームとの引き分け。 バンガールはもう一度「バンガールノート」を再検討しなければならない。ノートに誤りがないか、真剣に検討し直さなければならない。そしてそのノートに登場してくる”Aチーム”選手たちも、自らのプレーを再検討しなければならない。「攻撃的」なチームとバンガールが呼ぶバルサはここ2試合のリーグ戦で2得点しかあげていない。そのうち半分に当たる得点、つまり1点は「攻撃的」なバルサが得意とするセットプレーからのものだ。そして奪われた得点は何と5点。攻撃が機能しなければ守りも機能しない。デ・ボエルは周りの選手を神経質にさせていることに気がついているのだろうか。奪われた得点がすべて彼の責任でないことは明らかだ。それでも守備のリーダーとしての、それもインターナショナル選手として長い経験を積んだデ・ボエルの存在が、プジョーやナバーロに必要以上の負担をかけていることも確かだ。 オサスナを指揮するメキシコ人のハビエル・アギーレ。彼は完全にバンガールシステムを研究し尽くし、その対抗策を綿密に組み立て戦いに挑んでいた。試合前からバンガールはすでに読まれていたことになる。しかしそれはアギーレが初めての人物ということでもない。リーガ初戦となったAt.マドリ戦でもルイス・アラゴネスはバルサの弱点を指摘していた。それも試合前に指摘していた。両翼からの攻撃に対する守りに弱点があると指摘したルイス・アラゴネス。彼は試合途中からウイング攻撃を強化して貴重な1ポイントを稼いでいた。ちなみに、そのウイング攻撃に対しバンガールはいまだ何ら対応策を示していない。 前半で2−2となったこの試合。後半に入りバンガールはリケルメを投入する。誰に代わってリケルメが入ってきたのか?それはチャビだ。すべての試合を途中交代されているチャビに代わってのリケルメ投入だった。いずれにしてもバルサは点を入れなければならない後半。そして次に抜ける選手はサビオラだ。サビオラ?そうサビオラだ。ジェラールが彼に代わって入ってくる。両サイドからの攻撃(左サイドからナバーロ、右サイドからメンディエタ)の攻撃が不可能と見たバンガールが、それならと考えたことはジェラールの投入で明らかとなった。それはイギリス方式とでも呼べばいいのか、つまりロングパス一本で勝負を決めようということだった。結果は見えていた。もちろんこの作戦は誰もが予想したように失敗に終わった。 ●「不運」だった? ●デ・ボエル、チャビへのマーク ●リズムを変えられなかったリケルメ |
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■ビクトル(5) オサスナがぶち込んだ2本のゴールにビクトルに罪はないとは言え、その他のプレーでいくつかの基本的な誤りを犯している。若い、若い、ビクトル。 ■プジョー(5) ■デ・ボエル(5) ■ナバーロ(5) ■メンディエタ(5) ■チャビ(5) ■コクー(5) ■モッタ(6) ■ルイス・エンリケ(5) ■サビオラ(5) ■クルイベル(5) |
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