8月12日 火曜日

■1チャンネル(1.24MB)
今から30年前の8月、つまり1973年8月、ヨハン・クライフは100万ドルという当時のフットボール界では例を見ない高額な移籍料でアヤックスからバルサに移籍してきた。フライング・ダッチ・マンにパスをだした7番の選手はレシャック、相手キーパーはレイナのお父さん。

■2チャンネル(1.1MB)
まあ、みんながくっちゃべっていることは「プジョーを出すなんてとんでもはっぷん」ということであります。

■3チャンネル(1.2MB)
突然の新加入選手

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何やら臭うプジョー騒動

ここ連日のエル・ムンド紙を筆頭にした各メディアによる賑やかなプジョー移籍問題。もちろん火のないところに煙はたたない。いつものことながらクラブ首脳陣が“ソシオアンケート”をとるためにエル・ムンドを使っての騒ぎであることは目に見えている。だがラポルタチームは本当にプジョーの移籍を望んでいるのだろうか。

ラポルタはともかく、彼を頭としたクラブ理事会メンバーの何人かは本当にプジョー移籍を検討しているようだ。1億6千4百万ユーロという赤字をできる限り少なくするためには可能な限りのビジネスをおこなおうという、何人かの理事会メンバーが中心になって検討が進められている。バルサの“魂”であり、カピタンでもある彼がなにゆえ資金繰りのためとはいえ移籍選手の対象として検討されているのか。一つに、彼はディフェンスの選手であること、それもラテラルの選手でること。もともとクライフの時代からラテラルあたりのポジションはカンテラでまかなえるという発想があることは否定できない。そして高額なオファーが望める数少ない選手の一人であり、しかも高額な年俸をとっている選手の一人でもある。

ラポルタは先日、午前と午後にそれぞれ別の場所で講演会を開いている。午前中のインタビューではプジョーの移籍の可能性を聞かれて「プジョーであろうが誰であろうが、絶対という選手は存在しない。」と、いかにもオファー次第という含みの発言をおこなった。だがこの発言に対して多くのソシオからクラブ事務所やメディア関連に強い批判の電話が入り、午後の講演会でのインタビューでは内容を少しやわらかくしての発言となっている。
「言いたかったことはクラブの存在はすべての選手をこえたところにある、そういうことだったんだ。我々クラブ理事会としては彼に残って欲しいと思っている。だが外部から来るオファーに関しては検討するのが我々の仕事の一つでもある。」

ラポルタチームが意識的におこなっている“ソシオアンケート”の結果は、圧倒的に彼らに不利なものとなっている。多くのソシオやシンパ、バルセロニスタが反対の表明をおこなっている。だがそれでもラポルタの口からはプジョーが非放出選手であるとい言葉は一度として聞かれない。マンチェスターが提示しているといわれる違約金2100万ユーロが、3000万ユーロ近くに跳ね上がったとき、このラポルタチームは多くの反対の声を背に、絶好の資金繰りのチャンスを逃さない手段にでる可能性もあるかも知れない。


スーペル・マリオ

になれるかどうかは別として、ペドロ・マリオ・アルバレス・アブランテ“マリオ”選手がバルサへのレンタル移籍が決まった。テネリフェ生まれで21歳、178cm75k。

At.マドリのカンテラ生活を経てバジャドリに2年間在籍。左セントラルが彼の自然なポジション。かつてバジャドリにいた現バルサの第三コーチであるエウセビオのお墨付きで今シーズンのレンタル移籍が決定。そしてシーズン終了後にはバルサはAt.マドリと共に買い取りオプションの権利を獲得した。

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