ただいま順調に成長中
(2002/10/16)
試合に負けるということを1回も経験しなかった昨シーズンのカデッテBの選手たち。まだ15歳とか16歳とかいう少年たちのカテゴリーではあるけれど、それでも期待されている選手たちは順調に成長しているようだ。その証拠にほとんどの選手が今シーズンに入ってから上のカテゴリーであるカデッテAでプレーしている。
もっとも期待されているレオ・メッシー(カンテラ全員集合ではLionel Andresと表記されている)はもちろん、デランテロセントロのビクトル・バスケスやトニー・カルボ、セントラルのジェラール・ピケ、そしてエストレーモのソンゴーやフアンホ(やはりカンテラ全員集合ではJuan Jose Clausi表記)なども順調に育っている。
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さてこのカデッテAの少年たち、クーマンが来る2、3年後には17、18歳の若者に成長している。かつてクライフが監督として来たときに、2、3年後からマシアの若者が続々とカンプノウへと活躍の場を移していった。クーマンにしても同じことが起きそうな状況となっているではないか。今シーズンにカデッテBに上がってきたディオング・メンディもその頃には若者になっている。すべて、そう、すべて順調にいけばの話しに過ぎないけれど、そして多くの場合順調にいかないことが多いけれど、いずれにしても「特別」なサイクルがカデッテクラスに訪れていることは間違いない。
そして、フト思うこと。その頃にはここのHPも多分なくなっているだろうし、現在バルセロニスタと称している人たちもそうであるという保証はない。いま学生である人は労働者となり、労働者である人は家庭を持ち、家庭を持っている人は子持ちとなり人生の変化が当然訪れる4、5年先の話し。そう、バルサの少年たちが運良く成長し続けてデビューのチャンスが得られるのは、少なくとも4、5年後のことだ。いまチキートのHPを見ているバルセロニスタがそのままバルセロニスタであれば彼らの登場を特別な感情を持って迎えることになる。果たしてその瞬間までに、何人がバルセロニスタとして生き残れるか、これも興味あるところ。
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