Lionel Andres Messi
メッシー


メッシー、アンダー20代表
(04/04/15)

アルゼンチンアンダー20代表チームの責任者であるウーゴ・ロカーリがメッシーの招集を希望している。まず5月の中旬に予定されているエジプトでの2試合の親善試合、そして7月に予定されている南アフリカ共和国での親善試合に彼を招集し最終的には来年の1月におこなわれる南米アンダー20の大会に彼を招集しようというプランだ。レオ・メッシーはまだ16歳。この年齢で過去にアンダー20代表に呼ばれたのは最近では現在マドリに在籍するカンビアッソ。彼もまた16才という若さでアンダー20代表となっている選手の1人だ。

「招集する可能性は非常に大だが、基本的にはバルサとの交渉が優先される。例えば二部A昇格へのプレーオフにバルサが参加する場合は、もちろんクラブの事情を優先させたいと思っている。エジプトや南アフリカ共和国でのテストは実際は必要ないものだし、彼をそれらの親善試合に連れて行く理由は周りの選手との雰囲気作りみたいなもの。問題はすでにシーズンが始まっている1月の大会だ。クラブが理解してくれて招集が可能となるといいと思う。」
そう語るウーゴ・ロカーリ。レオ・メッシー16歳、非常に順調に成長中。

「カンテラ 明日のキラキラ星」より


レオ・メッシー
(04/03/11)

先週の土曜日にバルサBの選手の一人としてミニエスタディでプレーしたレオ・メッシー。今シーズン、フベニールBカテゴリーでスタートし、フベニールA、バルサC、そしてバルサBカテゴリーまで上り詰めてきた。だがクラブのインフェリオールカテゴリー関係者やバルサBペレ・グラタコス監督などが相談した結果、残りのシーズンは基本的にバルサBでプレーすることになるものの、それは地元の試合だけに限るというものだ。よほどのことがない限り、レオ・メッシーは地元だけでプレーするバルサB選手となる。

まだ16才のメッシーを大事に育ていかなければならない。この少年に大きなプレッシャーをかけることを良しとしないペレ・グラタコス監督。
「あたりの激しいアウエーでの試合には起用したくない。どんなクラブが相手だろうとアウエーでの試合ではフィジカル面が重要な要素を占めてくる。まだ16才の少年をそんな試合でつぶしたくない。」
ペレ・グラタコスはメッシーを非常に高く評価している監督の一人だ。バルサBは4−2−3−1というシステムをシーズン通して起用してきた。だがメッシーの登場により、つまり先週の土曜日の試合では今シーズン初めてシステムを変えたペレ・グラタコス。メッシーをロナルディーニョと同じポジションで、制限を付けずに思いっ切り自由にプレーさせようという4−3−3システムを採用した。

今週から毎日の練習はバルサB選手としておこなっている。つい半年前はフベニールBで練習していたメッシー。そしてカテゴリーが上がるたびに彼の見つめる行方もさらに上となる。
「早く一部チームの選手たちと練習したいと願っている。尊敬するロナルディーニョの隣で学ぶことはたくさんありそうだしね。でも焦ることはないさ。階段は一段ずつ上がって行かなくっちゃ。」
そう語るレオ・メッシーは今週末はバルサCの選手として地元の試合に出場することになる。

「カンテラ 明日のキラキラ星」より


イニエスタとメッシー
(04/03/09)

アンドレ・イニエスタがチキートのHP上に初登場したのは2001年5月の“ラ・マシア編”でのこと。ひょっとしたらその前に掲示板で登場しているかも知れない。いずれにしても今から3年前の出来事で、もちろん当時は多くのバルセロニスタにとって無名の存在だった。その彼がいつの間にかカンプノウで一丁前のプレーをするようになり、選手交代でベンチに下がる時にはスタンディングオベーションまで起きてしまう。“ラ・マシア編”を書いていたときには想像も出来ない早さで一部デビューしたイニエスタだ。そして彼と同じようにとてつもなく早足で階段を登っている少年がいる。そう、レオ・メッシーのこと。

レオ・メッシーは1987年6月24日生まれの16歳になるアルゼンチン人選手。彼が“こちらカピタン”に登場したのが2002年10月だからなんだかんだ1年半前のこと。まだカデッテカテゴリーでプレーしている少年だった。この少年をまさかこんな早くバルサBの選手としてミニエスタディで見ることが出来るとは、もちろん思わなんだ。

去年の夏に日本でおこなわれたユースの大会から戻ってきた彼は、シーズン開始と共にフベニールカテゴリーに昇進している。最初の頃はフベニールBカテゴリーで2、3試合出場している。それがアッという間にフベニールAカテゴリーへと移され、快進撃の中心となる選手となっていた。だが去年の終わり頃だったか今年の初めだったか、バルサCが不調だったため急きょ助っ人要員として、デランテロのリエラと共に頑丈な体の選手たちがいる三部リーグへと“移籍”。今シーズンは最後までこのカテゴリーでプレーするのかと思っていたら、それはとんでもない大間違いだった。バルサBの選手となってしまったからだ。

バルサ一部チームの次のカテゴリーであるバルサBに、若干16才のレオ・メッシーは驚くべきスピードで入り込んできてしまった。フベニールBからフベニールAに、そしてバルサCに入り込み今はバルサB、わずか半年強の間の出来事だ。こりゃひょっとしたらボージャンやヤゴをミニエスタディで見られるのもそう遠くのことじゃないかも知れんね。

「こちらカピタン」より


メッシーデビュー戦1−0で勝利
(04/03/08)

バルサB−マタロ

待望のメッシーのバルサBデビュー戦。これを書いている人と同じように朝刊で彼の出場の可能性を知った人々が大勢集合。普段の二倍か三倍の入場者数という感じ。期待通りメッシーは10番をつけてスタメン出場。セルヒオ・ガルシアと並ぶとほぼ同じぐらいか少し小さいかという背丈。それでも2か月前にバルサCの選手としてプレーしているときの印象より体が頑丈になっていそう。

試合は1−0、サンタマリアの蹴ったフリーキックのボールがディフェンス選手に当たって入ったラッキーゴール。メッシーは最初は緊張のためか冴えが見られなかったけれど、15分ぐらいすると立派なバルサB選手として走り回っていた。バルサCでのデビュー戦も見たし、バルサBのデビュー戦も見られて満足。

「カンテラ 明日のキラキラ星」より


再びレオ・メッシー
(2003/11/17)

このコーナーで去年の10月22日にレオ・メッシーに関して書いたことを思い出します。

『1987年6月24日生まれというから15歳。アルゼンチンはロサリオでとれている。バルサ“カデッテA”カテゴリーに所属する彼の名前はレオ・メッシー。お父さんの名はホルヘ、お母さんはセリア、もちろん一家丸ごとバルセロナに引っ越してきている。

これまで何回か触れてきたレオ・メッシーはマラドーナ二世と呼ばれる少年。そう、アルゼンチンの優秀な若手選手にはもれなく贈られる称号「マラドーナ二世」を彼も持っている。1993年から地元のクラブでプレーし、2000年の9月にバルサに買われた。メッシー13歳の時だ。目をつけたのはバルサ百年史にもでてくるホセ・マリア・ミンゲージャというFIFA代理人。マラドーナをバルサに連れてきた代理人だ。彼のテストに立ち会ったのはレシャック、ミゲーリ、キケ・コスタ、アセンシ、リフェというそうそうたる面々。そしてメッシーは彼らに太鼓判を押されてバルサにめでたく入団。ところがついてなかった彼はいきなり負傷してしまう。それもデビュー戦で負傷。だから去年の半分以上は試合にでていない。

そのメッシー少年が今シーズンは快調に飛ばしている。すでに“ドリームチーム”と呼ばれているカデッテAのバルサチーム。これまで6試合戦って全勝、得点35、失点わずか1、その失点もペナルティーによるものだという。先週末おこなわれたサン・ガブリエルとの試合では0−8で勝利し、メッシーは初のハットトリックを決めている。このゴールを含めてシーズントータル8ゴール、メディアプンタのポジションながらチームの得点王だ。』

あれから13か月、今シーズンはフベニールAカテゴリーでプレーし、11試合消化したところで15ゴールを決めている。すでにクラブ史上最年少としてプロ選手契約も結んでいるそのメッシーが、親善試合とはいえわずか16歳で一部チームデビューを飾った昨日の試合。来シーズンはミニエスタディで毎試合見られそうだ。

「こちらカピタン」より


レオ・メッシー、バルサとプロ契約
(03/10/15)

2年前に多くのスカウトから太鼓判を押されてバルサに入団してきたレオ・メッシー、彼はすでに16歳となっている。カデッテカテゴリーから今シーズンはジュニアクラスに仲間入りし、来シーズンはバルサCかバルサBでのデビューも期待される新星だ。その彼を、そう、セスクの件を十分に検討したバルサ首脳陣が、わずか16歳という彼に対して、一丁前のプロ選手として認め契約もそれなりのものとした。昨日、つまり2003年10月14日からレオ・メッシーはプロ契約を結んだ選手となり、2012年までバルサの選手としてプレーすることになる。

「カンテラ 明日のキラキラ星」より


メッシー、ボージャン、それぞれ活躍中
(03/09/17)

スペイン各クラブのインファンティル・カテゴリーを集めての大会がリオッハでおこなわれている。アルネド杯というこの大会でバルサはマドリと対戦。前半、後半ともそれぞれ25分の試合形式でおこなわれるこの試合、マドリは前半5分でペナルティーを決め0−1とリード。だがバルサは12分にエンリコ坊やのゴール、そして後半14分と18分にボージャンがそれぞれゴールを決めて3−1でメレンゲ小僧どもを悔し涙でいっぱいにしてやった。ちなみにボージャンの2得点はヤゴのアシスト。

そしてフベニールの全国大会では、先週末にバルサはエルクレスと対戦。ここでも3−0で勝利するバルサだけれど、レオ・メッシーのゴールがなかなか良い。いや、素晴らしく良いのだ。

「カンテラ 明日のキラキラ星」より


フベニールBチーム
(03/09/11)

豊田国際ユース大会に参加していたバルサカデッテカテゴリーの連中は今シーズンからほとんどの選手がフベニールBカテゴリーに上がってきている。あの大会にはいかなかったセスクはバルサに戻らずアーセナルへ行ってしまっているが、まあそれは良しとしよう。いずれにしても日本から戻ってきた少年たちは、バルセロナに着いてから本格的なプレステージを開始している。

これまで多くの親善試合をおこなってきているフベニールBチームだけれど、イタリアでおこなわれた大会ではとてつもない成績を残している。先週おこなわれたその大会はイタリアのベルガモで開催され、その名も“ベルガモ親交カップ”といい出場クラブはバルサの他にユベントスやパルマ、グランズ、ハンサ・ロストック、フランクフルト、テビアッソなど。

まずパルマ相手に4−0で勝利、ガンズ相手に16−0というスキャンダルな勝利をあげたあと、ハンサ・ロストックやフランクフルトには地味にそれぞれ5−0,4−0で勝利、そしてテビアッソにもひっそりと5−0で勝利したあと決勝戦での対戦相手となったユベントスにはこれまが地味に4−0での勝利。圧勝、圧勝、そしてさらに圧勝という結果をだして優勝してしまった。6戦して6勝0敗、獲得ゴール数38,失点0,グアーイ!

可能な限りのすべての賞品をもらってバルセロナに帰ってきたフベニールBだけれど、やはり優秀選手という見栄えのいい賞にはレオ・メッシーが選ばれた。

「カンテラ 明日のキラキラ星」より