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ハビートとリエラ
(05/02/26)
バルサBの不調とリズムを合わせてどん底状態にいる二人の選手、それはハビートとリエラ。最近の6試合でスタメンとして起用されたのがわずか2試合であり、ゴールから遠ざかってからすでに8試合も経過しているハビート。そしてここ10試合にもわたってスタメンから干され続けているリエラは先週バルサCでプレーさせられている。 マラガ戦、アルバセテ戦、そしてレアル・ソシエダ戦と一部チームに招集されたこともあるハビート。しかもチャンピオンズの試合でも45分間プレーしている。かつてはフラン・ライカーによって一部チームの練習に参加することが許された常連選手でもあった彼に、下降線をたどる日々が襲ってきたのはその一部チームからの招集がかからなくなってからだ。 それはオリオル・リエラにしても同じだ。彼の場合はシーズンが開始される前から期待されている選手の一人だった。その証拠にプレステージでは一部チームの合宿に招集され練習に励んでいた。シーズンが開始してからもサンタンデール戦、レアル・ソシエダ戦、そして何とチャンピオンズのミラン戦にも招集されるまでになっていた。だが、負傷という不運に見舞われたこともあり、いつの間にか一部チームの練習にも呼ばれなくなったリエラ。バルサBでもほとんど出番がなく、このままだとバルサCの選手としてシーズンを終える可能性も出てきている。 カンテラ選手にとって一部チームの練習に呼ばれることや試合に招集されることは120%のモチベーションを生むことになる。それは招集された選手だけではなく、彼らの同僚たちにとっても特別なモチベーションを生むことになる。 |
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ドンドン底からはい上がろう!
(05/02/24)
どん底の下にはドンドン底があったのには気がつかなかったが、とにかくまずどん底まではい上がらなければならないバルサB。クリスマス休暇に入る前には3連勝し上昇気流に乗るかと思われながら、年が明けてから7試合連続勝ち知らずという半端じゃない結果に終わっている。それでも不思議なことにプレーオフ参加権を得る最低線の4位までにわずか4ポイントしか離れていない。 偶然の出来事かも知れないものの、バルサBのカピタンであるアルナウが12月21日に負傷してからバルサBは勝利していない。そしてそのアルナウが先週末の試合で後半に入ってからようやく復帰してきた。 次の試合にはおそらくメッシーがアンダー20の大会以来初のバルサB出場となるだろう。同じくメキシコ人選手のサンティアゴも戻ってくる可能性がある。とりあえず、ドンドン底からどん底へはい上がってみよう! |
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バルサインフェリオールカテゴリー先週末試合結果
(05/02/23) ■フベニルカテゴリー ■カデッテカテゴリー ■インファンティルカテゴリ ■アレビンカテゴリー ■ベンジャミンカテゴリー |
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第24節 バルサB、ドンドン底へ
(05/02/22)
バルサB−サラゴサB カンプノウでおこなわれる試合が20時開始、そしてこの試合が同じ日の17時開始。したがってカンプノウに行く前にチョイト前菜気分で訪れた人々も多く、普段とはチョット雰囲気の違う中での試合となった。普段であれば静かな雰囲気の中で戦われるバルサBの試合だが、今日のこの試合は観客席からの声が一段と高い良い雰囲気だ。それでも更なるドンドン底へと落ちていくバルサBの試合内容には影響を与えない。今年に入ってからのいつものかったるい試合内容となった。 アルナウが長期の負傷から戻ってきたことだけが明るい材料。後半40分ぐらいにペーニャに代えてティアゴを出し、その彼がトップでプレーする風景が現在のバルサBの現状を見事に映し出している。ゴレアドールがいないからして、デフェンサであろうがセントロカンピスタであろうが、とにかく背の高い選手を一番前に置いてブッコミで勝負しようというスタイル。この試合に負けたことも残念ながら次の試合に向けた“明日につながるナントカ”というものが一つもないことが恐ろしい。最初からメッシーを出す気がないのなら、一部チームなんぞに招集しないでバルサBの試合に出させるべきだ。マクシも出番がないのならバルサBで試すべきだ。ゴールが必要なバルサBだからマリゴールでもなんでも引っ張ってこなくっちゃ。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(24節終了) |
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バルサインフェリオールカテゴリー先週末試合結果
(05/02/17)
■フベニルカテゴリー ■カデッテカテゴリー ■インファンティルカテゴリ ■アレビンカテゴリー ■ベンジャミンカテゴリー |
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お帰り!レオ・メッシー!
(05/02/16)
月曜日の14日午前、レオ・メッシーがついにバルセロナに戻ってきた。アンダー20コロンビア大会での優勝は実現しなかったものの、当初の目的であるアンダー20オランダ世界大会への出場権をガッチリと獲得することができた大会でもあった。その目的を達成できた喜びもさることながら、個人的なことでも大いなる喜びを得たと語るレオ・メッシー。 これまでバルサ一部チームの試合に招集されることが多かった彼だが、これからはバルサB専属選手となる可能性が大だ。アルベルティーニとマキシ・ロペスという二人の選手が加入してきたことにより、人数的にはすでに足りているバルサ一部チームという事情がある。 |
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第23節 ジョルディ・ゴメスのデビュー
(05/02/15)
エスパニョールB−バルサB 先週の試合とまったく同じメンバーがスタメンとして登場してきたバルサB、前半10分にバルサペナルティーエリア内でのダミアの余計なファールがありながらも、ルーベンが頑張ってPKを阻止、うん、これはいけるんでないかい、と思っていた矢先、ベルドゥのゴラッソが決まりバルサBリード。だがその後、再三ゴールチャンスがありながらバルサBは追加点を取り損ねているあたりから、これはやばいんじゃねえかい、と思っていたら案の定、今度はロドリの間抜けなファールが再びバルサペナルティーエリア内でおこってしまった。これはキッチリと決めたエスパニョールB。う〜ん、どうも勝てません。今年に入ってからまだ1勝もできません。 個人的な明るいニュース、それはチキートキラキラ星のジョルディ・ゴメスがバルサBでデビューを飾ったこと。目立った活躍はそれほどナシの45分間だったけれど、テクニック的にはバルサB程度ならじゅうぶん通用することが明らかとなった感じ。ただし、彼の場合は第二のルジェーだからして、天才的な閃きのプレーはあるんだけれど、相手にプレッシャーをかけるなんぞという世知辛いことには向いていない選手だ。ペレ・グラタコス監督、果たして彼をうまく使い切れるだろうか? ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(23節終了) |
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注目のミニスタディ
(05/02/13)
バルサBの試合でもバルサCの試合でもなく、バルサ一部チームとバルサB・C混合チームの練習試合でもない。それでもここ何年かのミニエスタディの試合では最も注目される試合となる。女子フットボール、バルサ対ラージョ・バジェカーノ、言い換えるとマリゴール対ロナルディーニャの試合だ。 3年前にロナルド女房としてマドリッドにやって来たミレーネ・ドミンゲスさんにメディアチックな輝きを見たのがラージョ・バジェカーノ会長のホセ・マリア・ルイス。すでにサン・パウロやイタリアのフィアンザ・モンザというクラブでのプレー経験を持つ彼女をさっそくラージョに入団させた。通称ロナルディーニャと呼ばれる彼女はスペイン女子フットボール界における最初のメディアクラックと言って良い。そして二番目のメディアクラック、それがつい先日バルサに入団してきたマリベル・ドミンゲス。通称マリゴールで知られるゴレアドールだ。これまで2試合に出場し、デビュー戦でハットトリックを決め、アウエーでの試合となった2試合目では今シーズンアウエー初勝利に貢献する働きをみせている。 ミニエスタディでの注目の試合は日曜日17時からおこなわれる。もちろん今シーズン最高の観客数を記録することは間違いない。 |
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どん底状態でのデルビー
(05/02/11)
今年に入ってからまだ勝利の味をかみしめたことのないoルサBだが、今週末そのバルサBを待ち受けるのはエスパニョールB。9勝10敗3分け30ポイント10位のエスパニョールと、10勝7敗5分け32ポイント8位のバルサBが戦うデルビーとなるこの試合、お互いにこれまで不本意な成績ながらそんなこととは関係なく壮絶な試合となるのがいつものデルビー戦。ちなみにバルセロナにおけるデルビー戦というのは、一部チーム同士のバルサ対エスパニョールというよりは、それぞれのクラブが抱えるインフェリオールカテゴリーでのそれが本来のデルビーという雰囲気を持つ。一部チームでのデルビーの試合ではここ何十年と大きな差が開きすぎてしまっているからだ。 このデルビー戦、バルサBにとってはとてつもなく難しい試合だ。明るい材料がなかなか見つからないバルサBに対し、エスパニョールBには二つのピカピカ材料がある。それは、火曜日におこなわれたサン・マリノとのアンダー21の試合で代表デビューしたジョナサンが4ゴールを決め、エスパニョールのキラキラ星ハルケも3ゴールを決めているからだ。もしこの試合にバルサBが負けるようなことが起きれば・・・何年かぶりに順位的にエスパニョールBに抜かれることになる。 |
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バルサインフェリオールカテゴリー先週末試合結果
(05/02/09)
■フベニルカテゴリー ■カデッテカテゴリー ■インファンティルカテゴリ ■アレビンカテゴリー ■ベンジャミンカテゴリー |
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第22節 これがどん底でありますよう!
(05/02/08)
バルサB−カステジョン メッシー、アルナウの不在をのぞけばほぼベストメンバーと言って良いバルサBであったのに、しかも地元ミニエスタディでの試合だったのに、またまた勝利できず。何がどうしてどこが悪いのか、細かいことはわからないものの、攻撃の組み立ても守備ラインの統一も何もかもチグハグな感じ。4試合続けて勝てないのだから8位に落ちても不思議ではありません。願わくばこれがどん底に落ちた状態であり、明日からは落ちるところもないのだからひたすら上昇ということになってくださいませ。それにしても二日間続けてバルサの敗北を見るというのは、何ともはやクヤジイ。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(22節終了) |
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ルドビックのデビュー
(05/02/05)
土曜日のカステジョン戦にこの冬に入団してきたルドビック・シルベストレがデビューをかざる。ここ3試合勝利の味を知らないバルサにとって大事な試合となるカステジョン戦。明るい材料はベルドゥが戻ってきたことだ。 バルサ一部チームにアルベルティーニとマキシ・ロペスという補強選手が加入してきたことによりリーグ前半のように多くの選手を一部チームに招集されることもなくなった。これからの後半戦、グラタコス監督には一切の言い訳は許されなくなったわけで、二部Aカテゴリー昇進をかけての厳しい本格的な戦いがようやく始まることになる。 |
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グラタコス監督の焦り
(05/02/04)
今年に入ってからまだ1勝もあげていないばかりか、たった1つのゴールさえ奪っていないバルサB。昨年、オサスナBとの試合で試合開始90分にベルドゥがゴールを決めてからすでに270分経過したが、まだバルサBにゴールは訪れない。地元ミニエスタディで2試合続けて戦い、そして先週末ジローナに出向いての試合でも無得点で終わっている。それでも少しの慰めとなるのは4位のチームと同ポイントでかろうじて5位にしがみついていることだろう。カテゴリー昇格を決めるプレーオフ参加最低条件である4位に入るのにポイント的には危機感はない。だが、ゴールが決められないことにグラタコス監督の焦りがある。 「ゴールが入らない原因はいくつもある。これまでと違って攻撃態勢にうまく入れないことやゴールチャンスが少ないことなど、それこそ分析しなければならないことは山のようにある。メッシーやベルドゥが欠けていることも理由の一つと言えるが、これだけはしょうがないことだ。我々が検討していかなければならないこと、それは現在起用可能な選手たちでどのようにやっていくかということだ。」 |
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バルサインフェリオールカテゴリー先週末試合結果
(05/02/03)
■フベニルカテゴリー ■カデッテカテゴリー ■インファンティルカテゴリ ■アレビンカテゴリー ■ベンジャミンカテゴリー |
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マシアの変貌
(05/02/02)
マドリッドとバルセロナというスペインの二大都市には、貧困と闘うアフリカでの生活に終止符を打ち、新たな仕事を求めてやって来るアフリカの人々があとを絶たない。特にバルセロナを中心とするカタルーニャ地方にはアフリカ系移民が異常な勢いで増えている。そしてそのような社会状況とバルサ・マシアも決して無縁であるわけがない。現在バルサインフェリオールカテゴリーには14人のアフリカ系選手が在籍する(2005年1月現在)。その何人かはスペインに出稼ぎにやってきてそのまま住み着いた両親を持つ子供であったり、あるいはそのような境遇にある知り合いとか親戚関係をたどって単身スペインに渡ってきた子供であったりする。 「我々の時代には多いときでも20人ぐらいしかマシア寮にはいなかった。それが今では60人という大人数だ。しかも外国人というのはほとんどいなかったのだけれど、ここ数年の特徴はスペイン各地の子供だけではなく、国外から肌の色が違う多くの子供たちもやって来ていることだ。昔からあるマシア寮だけではもう入りきれないから、カンプノウ内に施設を作って寄宿している。」 バルサインフェリオールカテゴリーに所属する子供たちは、マシア寮に住んでいようがいまいが少なくとも義務教育を受けることが義務づけられている。マシア寮に通学バスがやって来るのは朝の8時頃。このバスに乗るために自宅からマシア寮にやって来る子供たちも大勢いる。チビダボの麓にある学校は9時に授業が始まり、そして2時になればマシア寮にバスで戻ってきて昼食。2時間程度のシエスタの後は寮専属の教師がそれぞれのレベルに応じて授業をおこなうことになる。そして少年たちの待ちに待った夕方の7時がやって来れば、そう、やっと練習時間となる。彼らにとって最も楽しい時間、ボールを使って走り回る時間がやって来る。 ●アフリカ出身マシア寮生● ■JOSE NDONG(1997年生まれ、ギネア国籍) ■MOUSTAPHA SECK(1996年生まれ、セネガル国籍) ■SEKOU GASSAMA(1995年生まれ、スペイン・セネガル国籍) ■KEITA BALDE(1995年生まれ、スペイン・セネガル国籍) ■ALEX KYEREME(1995年生まれ、ガーナ国籍) ■BACARY MENDES(1993年生まれ、セネガル国籍) ■SADIO KANTE(1993年生まれ、セネガル国籍) ■ELIE MOISE(1992年、コスタ・マーフィル国籍) ■JOSE PEN~A(1992年生まれ、スペイン・ギネア国籍) ■KUSI KANKAM(1990年生まれ、ガーナ国籍) ■DIONG MENDY(1988年生まれ、セネガル国籍) ■STEVE SONGO(1987年生まれ、フランス国籍) ■GABRIEL MENDY(1985年、セネガル国籍) |
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第21節 じっと我慢の季節
(05/02/01)
ジローナ−バルサB カード制裁なのか負傷中なのか、理由はわからないが、いずれにしてもベルドゥが出場していない試合となった。メッシーとベルドゥでどうにかもっていたバルサBだからして、しかも相手は苦手なジローナときているからして、非常に苦しい試合展開となった。 ペーニャを左インテリオールに配置するという珍しい布陣を引いたバルサB。前半終了間際に先制点をとられながらも後半が始まって間もなく相手のジローナは10人となった展開。だがそれでも点が入らない。ここ4試合勝つことを忘れていると同時に3試合はゴールを決めることも忘れてしまっている。もちろんゴールが決められなければ勝てません。クリスティアンがトップに置かれ、左右にハビートとパコというスピードのある選手を並べながらもゴールチャンスはあまりなかった。後半途中から彼らに加えてリエラやアロンソというデランテロを出場させ頭デッカチ布陣としてみたものの、結局ゴールを決めるにいたらず。う〜ん、苦しいバルサB、ここは我慢の季節です。敗戦という結果に終わったものの上位陣のチームもすべて負けてくれて、どうにかこうにか4位に同ポイントでしがみついているのがみっけもの。 ちなみにフラン・ライカー監督に一つの提案。ゴールに悩んでいるバルサBだからして、ここは一つマクシ・ロペスを貸してくれんだろうか。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(21節終了) |
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