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フベニルAとカデッテB
(05/03/31)
このセマーナサンタの休みの間もっとも忙しいスケジュールをこなしていたのはフベニルAチームだろう。このチームはまずウルグアイで開催されていたプンタ・デ・エステ・インテルナシオナール杯に参加している。リーベル、ボカ、ペニャロール、グレミオなどというそうそうたるクラブが参加していた大会だが、みごと決勝戦まで勝ち残りモンテビデオを1−0で下し優勝カップを手にしている。そしてこの大会が済んだあとすぐに帰国した彼らはサンタンデールで開催されたレアル・ソシエダ・インテルナシオナール杯に参加。この大会もトッテンハム、フィオレンティーナ、ビルバオ、そしてレアル・マドリなどという豪華メンバーが揃っており、フベニルAチームは決勝戦でレアル・ソシエダを破っての優勝を飾っている。10日間で二つのタイトルを獲得したフベニルAチームに乾杯! ボージャン、ヤゴ、フランなどがいるカデッテBチームもバスク地方の大会に参加している。ロペス・ウファルテ杯というこの大会にはセビージャ、エスパニョール、At.マドリ、ビルバオ、レアル・ソシエダ、そしてレアル・マドリというクラブが参加しているが、カデッテBチームは圧倒的な強さで決勝戦に進みAt.マドリと対戦、そして3−1というスコアーで優勝カップを手にしている。 |
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メディテラネアン・インテルナシオナール杯
(05/03/30)
コスタ・ブラバにあるいくつかの町を会場として開かれたMIC(メディテラネアン・インテルナシオナール杯)は、フベニルカテゴリー、カデッテカテゴリー、インファンティルカテゴリー、アレビンカテゴリー、そして女子フットボールというカテゴリーに別れ、セマーナサンタの休みを利用して戦われた。バルサがチームを送り出したのはカデッテカテゴリーとインファンティルカテゴリー、そして“マリゴール”率いる女子フットボールチームの三つ。カテゴリーによって参加チームは違うものの、カタルーニャのクラブだけではなくスペイン全国、そして世界各国からクラブが参加してきていた。子供さらいの得意なアーセナルやマンチェスターはもちろん、バイエルン、オポルト、レアル・マドリ、At.マドリなど強豪チームが参加しての大会となった。 決勝戦まで進んだバルサカデッテチームは大会前に優勝本命と予想されていたブラジルアンダー16代表と対戦。前半後半とも25分という短い試合時間でおこなわれるこの大会の優勝チーム・・・それはブラジル代表ではなくバルサだった。 そして史上最強インファンティルチームも決勝戦に無事進んでいる。このカテゴリーではバイエルンやオポルトなど世界各国から32チームが参加してきているが、6試合を戦い27得点無失点というスコアーで全勝し決勝戦に進出、相手はやはり無敗できていたレアル・マドリとなった。ミニクラシコとなったこの決勝戦、バルサは最強メンバーをそろえて戦う。つまりカルロス・テロン、ロチーナ、デニス・クロール、アレックス・サハビー、ガイ、そしてクリスティアン・テージョ(カンテラニュース10月参照)。圧倒的にレアル・マドリを押していたバルサはテージョのゴールで勝利しこのカップ優勝チームとなった。バルサBやバルサCが不調なだけに、こういうニュースは嬉しい。 |
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ここしばらくは過渡期
(05/03/29)
木曜日の試合で今年に入ってからの初の勝利をあげたバルサBだが、4位のチームに6ポイント差と離されており二部A昇格プレーオフへの道は限りなく厳しいものとなっている。一方、バルサCの方もとてつもなく不調状態が続いており、下手すると三部リーグからの降格という可能性も残されている。フベニルA・Bカテゴリーやその下のカデッテA・BやインファンティルAカテゴリーなどはリーグ戦首位を走っているにもかかわらず、なにゆえバルサB・Cの不調が続くのか、それは補強作戦がうまくいかなかったことが一つの理由だろう。 昨シーズンにバルサBでプレーしていたセルヒオ・ガルシア、ラモン・ロス、オスカー・ロペスなどがレンタル移籍したことからチームを抜け、そして新たに加入してきたのがモラ、フラゴッソ、ダミア、ロロ、サンティアゴというような外組と、バルサCから上がってきたハビートやリエラなどという選手。移籍料が必要だったのはダミアの1万8千ユーロのみで、あとはすべて在籍していたクラブとの契約切れとなってフリーで来た選手。別に資金を使えば良いというわけではないものの、抜けた穴を適切に補強するまでには至らなかったことも事実だ。そしてチキ・ベギリスタインはこのような状況を“過渡期”という言葉を使って説明している。 彼の語る過渡期という意味合いは、フベニルカテゴリー、カデッテカテゴリー、そしてインファンティルカテゴリーに在籍する選手たちが2、3年、あるいは4年もすれはバルサBクラスに上がってくることを示す。それらのカテゴリーには将来が非常に楽しみな選手が多く在籍していると語るチキ・ベギリスタイン。 ♪は〜やく、こ〜いこい、おしょうがつ♪ |
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選手データー更新
(05/03/28)
キラキラ星たち 「フラン&ボージャン」・星の観賞 カナルチキート(シネクラブ)で放映中の |
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第29節 2005年初勝利!
(05/03/26)
バルサB−ビラホヨッサ セマーナサンタのため木曜開催という変な試合日となった。グループ2位をいくビラホヨッサをミニエスタディに迎えたバルサBはメッシー、ダミアが負傷中、そしてロドリはカード制裁で出場できない状態での試合。だが前半18分にペナルティーを得て、それをフラゴッソが決めて6試合ぶりのゴール、12試合ぶりの勝利を決めた。 この日の主役は審判。ダニ・フェルナンデス、パコ、モラ、クリスティアン、リエラにタルヘッタ・アマリージャを1枚ずつ、フラゴッソには試合終了間際に2枚目を示し退場させ、そしてベルドゥは前半の25分にタルヘッタ・ロハで一発退場に追い込んでいる。何とまあ、暴力的な審判だこと。だが、それでも2005年の初勝利が転がり込んできた試合となった。 ■FC BARCELONA |
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忙しいセマーナサンタ
(05/03/25)
今週はセマーナサンタのためどの学校もお休みとなっているスペイン。したがって例年通り、この時期を利用してのインファンティルカテゴリーの各種の大会がいろいろなところで開かれている。 ■フベニルA(インテルナシオナール・レアルソシエダ杯) フベニルAはすでに先週末ウルグアイでの大会に優勝している。インテルナシオナール・プンタ・デ・エステ杯という大会に参加し優勝したフベニルAチームだが、参加チームにはリーベル、ボカ、ペナロール、グレミオなどという豪華な顔ぶれ。そして決勝戦ではモンテビデオを1−0で下し優勝を飾った。 ■フベニルB(インテルナシオナール・アンダー19・ベリンソーナ杯) ■カデッテA(メディテラーネオ・インテルナシオナール杯) ■カデッテB(ロペス・ウファルテ杯) ■インファンティルA(メディテラーネオ・インテルナシオナール杯) ■インファンティルB(ロレンソ・カレテロ杯) |
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バルサインフェリオールカテゴリー先週末試合結果
(05/03/23) ■カデッテカテゴリー ■インファンティルカテゴリ ■アレビンカテゴリー ■ベンジャミンカテゴリー |
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第28節 毎度おなじみの0−0
(05/03/22)
アリカンテ−バルサB 11試合連続無勝利、5試合連続無得点、決して半端じゃないバルサB。この日はアウエーでの試合であり、しかも相手はグループ首位を走るアリカンテ。そして軽い負傷中のメッシーは招集されておらず、前半にダミア、フラゴッソという二人の貴重な選手の負傷まであった試合だから、普段であれば0−0という結果はそれなりに評価されるものとなるだろう。しかし、こういう否定的な連続記録を見せられると少しも喜んではいられない。 頭を打ち脳しんとう状態となり緊急入院したフラゴッソと筋肉系統の負傷をしたダミア、彼らはそれぞれ試合翌日の精密検査で具体的な負傷状態が確認されるようだ。ゴールは入らない、勝てない、怪我人は続々、順位は11位まで下降、まったく明るい材料のないバルサBのドンドン底状態は続く。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(28節終了) |
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エスポシットの復帰
(05/03/17)
ここ10試合にわたって勝利の味を忘れてしまっているバルサBに明るいニュースはない。首位とのポイント差よりカテゴリー落ちラインまでのポイント差の方が近くなってしまったバルサBに明るいニュースがあるわけがない。それでも無理矢理暴力的に明るい材料を探そうとすれば一つだけあることはある。それは4か月ぶりに復帰してきたエスポシットの存在だ。 「個人的なことで言えばこの1年間まったくいいことがなかっただけに、先週末のグラマネ戦に出場できたことは非常に嬉しいことだった。」 本格的な左エストレーモとして昨シーズンバルサに入団してきたエスポシットだが、シーズン途中からラテラルを務めることが多くなっていた。復帰を果たしたグラマネ戦でも彼は左ラテラルのポジションをこなしている。これから徐々に出場チャンスが増えてくるであろうエスポシットだが、彼の大好きな“ゴール近く”のポジションでは起用されないかも知れない。 |
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バルサインフェリオールカテゴリー先週末試合結果
(05/03/16)
■フベニルカテゴリー ■カデッテカテゴリー ■インファンティルカテゴリ ■アレビンカテゴリー ■ベンジャミンカテゴリー |
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第27節 冬はいまだに去らず
(05/03/15)
バルサB−グラマネ 日曜日の17時試合開始。けっこうポカポカ陽気だったので気分的には春であるにも関わらず試合内容・結果とも真冬さなかのバルサB。相手はカテゴリー落ちラインにどっぷりとつかっているグラマネだから、今シーズン初の勝利、4試合ぶりのゴールなどが期待されたものの、真冬のバルサBには相手がどこであろうと同じような感じだ。 まだ負傷中のアルフィーや軽い負傷中のダニ・フェルナンデスやアルナウ、ペーニャなどが不在とはいえ、攻撃陣にはメッシーやベルドゥやハビート、そして途中から入ってきたクリスティアンなどがプレーしていたし、守備の方もセントラルにはモラとロドリというバルサBにとっては最高の選手も出場しているし、片足一部チーム選手のダミアもラテラルとしてプレーしている。それにもかかわらず、ボールをキープできない、パスがつながらない、攻撃を組み立てられない、個人技でもどうにもならない、したがって点が入らない、結論として勝てない。いったいどうすればいいんでしょう、グラタコスさん? ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(27節終了) |
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バルサインフェリオールカテゴリー先週末試合結果
(05/03/09) ■フベニルカテゴリー ■カデッテカテゴリー ■インファンティルカテゴリ ■アレビンカテゴリー ■ベンジャミンカテゴリー |
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第26節 もう3月、でも1勝もできず
(05/03/08)
ウエスカ−バルサB メッシー、アルナウの二人は前回の試合で退場となっているのでこの試合には出場できない。ダミアは一部ベンチに呼ばれており、リエラやアンドレウはバルサCへの応援部隊としてはせ参じている。アルフィーやエスポシットのリハビリは最終段階に来ているとは言え、この試合での出場は無理。デランテロがいないバルサBにとってセルヒオ・ガルシアの存在はとてつもなく大きかったと言える。だから、マリゴールでも出しゃいいんだ、と言っても無理な話か。 0−0で終わったこの試合の悲惨なところは、もちろん今年に入って一度も勝利していないことに尽きるが、それより更に悲惨なのはバルサBのシュート数がゼロだったこと。90分間でシュート数がゼロじゃ、チェルシー以外のチームでは普通は点が入りません。もう順位表を付けるのも嫌な位置となりました。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(26節終了) |
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ここ10年で最悪のシーズン
(05/03/05)
バルサB バルサC 今シーズンのバルサBは25節を終了した段階で10位、二部A昇格をかけたプレーオフに参加できる4位以内まで6ポイント差。したがってポイント数だけを見ればまだまだ4位以内に入れる可能性はじゅうぶん残されている。だが問題はいっこうに上昇気流に乗る気配が見られない試合が続いていることだろう。もう何回も触れてきたがバルサBは今年に入ってからまだ1勝もしていない。それどころかどん底からドンドン底へ落ちていっている最悪状態だ。 バルサ一部チームを襲った多くの負傷によりバルサBの選手が毎試合のように大量に一部チームに招集されてきてしまったことがこの現在の悪しき状況を生み出した原因だと分析する人たちもいる。バルサBの存在価値は二部Aカテゴリーに昇格してもっとレベルの高いところで若い選手たちに試合経験を積ませるということと同時に、そしてこれが最も大事なことだが、できる限りのカンテラ選手を一部チームに送り出すことにある。そういう意味で言えば今シーズンは多くのカンテラを一部チームに送り出すことができた。それでも、現実的な見方をすれば、これまで多くの選手がフラン・ライカーに招集されながら、わずか二人の選手にしか試合に出場する“恒常的な”チャンスを与えられていない。ダミアとメッシー、この二人だけだが、彼らにしてもほんのわずかな時間しか一部チームでプレーしていない。つまるところ、フラン・ライカーに招集された多くのバルサBの選手はベンチに座る“頭数あわせ“選手にしか過ぎなかった。現在のバルサBを構成する選手の中で、将来一部チームでプレー可能となる才能ある選手はほとんどいないと言っていいかも知れない。ロドリやリエラに期待がかかるものの他の多くの選手と共に伸び悩み状況だし、大きな期待がかかるベルドゥにしてもこれまでほとんど一部チームに招集されていない。 バルサCの状況はさらに悲惨だ。現在16位に位置するバルサだが、カテゴリー落ちのチームまで4ポイント差となっている。これまで一度たりとも三部リーグから降格したことのないバルサCに大ピンチが訪れていることになる。一時期は二部Bカテゴリーまで昇格した経験を持つバルサCだが、ここ何年か下降気味状態が続いている。ここ3、4試合、この危機状態を救うためにバルサBでの出場機会が少ないリエラやアンドレウが応援に来ているが、それでもバルサBと同じように危機状態が続いている。さて、バルサインフェリオールカテゴリー最高責任者であるジョセップ・コロメールさん、この悪しき状況に対し、どのような手を打ちますか。 |
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ダミア契約見直し交渉
(05/03/04)
前にも触れたことがあるが、ラポルタ政権となってからバルサB在籍選手の年俸は公表されていない。それでもガスパー政権当時とそれほど大きな差はないだろうから、バルサB1年目となるダミアの年俸は1万ユーロから1万5千ユーロというところだろう。これに一部チーム招集や試合出場などのボーナスが加わり2万から3万ユーロほどの年俸となると推測できる。そしてすでにリーグ戦では7試合出場し、カップ戦でも1試合出場しているダミアにどうやら契約見直し交渉の季節がやって来たようだ。 すでにチャンピオンズ参加の登録も済まされているダミアだからして、いつまでもバルサBの“普通”の選手扱いでは可哀想だ。多くの負傷選手がでたことで一部チームに呼ばれることも多かった彼だし、もしバルサが来シーズンに彼を高く評価しないのであれば「それじゃあ、うちがいただきましょう!」というお節介なクラブが出てこないとも限らない。モチは柔らかいうちに喰えと言うし、鉄は熱いうちに打てとも言う。とにかく早めに彼の契約を見直そうということだろう。こんな選手にもと言っては失礼になるが、ダミアにもチャンとした代理人がついている。ホセ・ロドリさん、彼がダミアの代理人をやっているが、すでに国内国外を問わず彼の獲得を希望するクラブからいくつかオファーが来ている、と早くも“交渉作戦”を展開し始めている。今月中には開始されるであろうダミアの契約見直し交渉。色々なクラブを転々として苦労してきた選手であるだけに、できるだけ高い年俸を勝ち取ってしまいましょう! |
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バルサインフェリオールカテゴリー先週末試合結果
(05/03/02)
■フベニルカテゴリー ■カデッテカテゴリー ■インファンティルカテゴリ ■アレビンカテゴリー ■ベンジャミンカテゴリー |
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第25節 メッシーが戻ってきたものの・・・
(05/03/01)
ペーニャ・エスポーツ−バルサB 圧倒的な勢いで最下位を走るペーニャ・エスポーツというクラブと対戦するバルサBは今年に入ってからまだ1勝もあげていないチーム。ということで、バランスのとれた両チームでの対戦ということになったが、試合結果も地味に0−0というエンパテで終了。どうやらこの試合の主役となったのは審判らしく、やっと帰ってきたメッシーやアルナウを退場させただけではなく監督のグラタコスまでベンチから追いやったようだ。バルサBはエスパニョールBにも抜かれて10位に後退。4位に6ポイント差となってしまいました。 ■FC BARCELONA ■二部Bグループ3・順位表(25節終了) |
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