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第14節 いつものパターンで引き分け バルサBーバダロナ 毎回同じことの繰り返しが多いから同じことばかり書いている気がするが、この試合もいつものパターンで試合終了間際に同点に追いつかれて、そのまま試合が終了し2ポイントを失っている。先制点を勝ち取るのに苦労しながらも、どうにかゴールを決めたあとは試合そのものを支配し追加点を得るために攻撃。そして2点目がとれないまま試合終了間際になりアッと驚くカウンタアタックを喰らって同点引き分け。毎度のパターンながらよくも同じことを繰り返すもんだ。 唯一の明るい材料はハビートが徐々に100%近くの状態に戻ってきていることか。ここ何試合か途中から必ず出場してくるようになったし、この試合では今シーズンの初ゴールを決めている。パコ・モンタニェスが負傷中ということもありバルサBにとってハビートの復帰は大きい。 ■FC BARCELONA 第15節 しょうがないか・・・ コルネヤーバルサC バルサCは決して悪いチームじゃない、が、攻撃の軸となるビクトルやトニーの二人が一緒に抜けてしまうとチョイと事情が違ってくる。ボールを思うように支配できず、ボールを奪ってからもボールが気持ちよくまわらず、デランテロのリエラが一人ぽつんと孤独な状態となってしまったこの試合。しかも相手のコルネヤはこの試合から新しい監督が就任してきている。新しい監督なった最初の試合はどういうわけか勝ってしまうというジンクスがある世界だから、この敗戦はしょうがないとしよう。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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プレゼンテーション 11月21日月曜日19時からバルサインフェリオールカテゴリーのプレゼンテーションがミニエスタディでおこなわれた。毎シーズンこの時期になるとおこなわれる恒例の催し物だ。インフェリオールカテゴリーに属する20チーム合計300名の“明日のキラキラ星”候補選手がそれぞれのカテゴリー別に集合し公式写真を撮っている。 ところが、バルサオフィシャルページで発表されているメンバー表と写真はかなりいい加減なものだ。例えば、オフィシャルページではバルサC選手として登録されているフリオ・デ・ディオスやバリエンテなどはバルサCだけではなくバルサBの写真にも顔を出している。すべてをチェックしたわけではないが、彼らのような例は他にも何人かいそうだ。バルサC登録選手でありながらバルサBでの出場も多いためこういうことになったのだろう。 この“ラ・マシア”のHPに掲載している選手は、その選手が実際にプレーすることが多いカテゴリーの中にいれているため、オフィシャルページとは若干違いがでてきている。例えば、バリエンテはシーズン当初ほとんどバルサCでプレーしているし、ディオン・メンディはオフィシャルではフベニルA在籍選手となっているが実際のプレーカテゴリーは今までのところフベニルBチームなのでフベニルBカテゴリー在籍としている。シーズンが半分終わるクリスマス休暇を利用して、再度調整していこうと思う。 |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第12節)■ 思わぬ敗戦。メキシコから帰ってきてから初めての控え選手となったジョバニだが、彼の調子は上昇中と言うよりは平行線か下降線という感じのようだ。期待のルエダも控えとなっているし、みなさんどうしちまったんでしょう。 ■フベニルB(第10節)■ 先制点を許してしまい苦しい試合展開となった前半。必死に戦ってどうにかこうにか追いつき、そのまま勢いに乗って逆転して後半となった。相手は1ポイント差で上にいるチームだったとはいえ、バルサBはこんな苦しい試合展開で戦うチームじゃない。どうも調子がでません。 ■カデッテA(第10節)■ フベニルカテゴリーの厳しいチーム事情とは別世界のカデッテAチーム。常に15人から16人はスタメン候補選手がいるチームだから、誰かが故障してもそれをじゅうぶん補える選手がそろっている。エスパニョールという最大のライバル相手に6点を入れて勝利してことはここ何年間では歴史的な出来事と言える。もし第1節の試合で監督がヘボをしなければ、つまりまだ選手登録が済んでいない選手を起用するという過ちを犯さなければ、このチームはこれまで全勝できていることになる。しかも奪ったゴールが39、失点がわずか4という結果。 アンダー16監督の名前がわかった。アルフォンソ・フライレという人だった。この日の試合はエスパニョールとのダービー戦だから、この監督も顔を出していたようだ。そして彼の前でヤゴが意地のハットトリック。これでもアルフォンソ・フライレさんヤゴを招集しないつもりだろうか。 ■カデッテB(第8節)■ もう大丈夫、いずれ首位にたちそのまま独走態勢に入るのは間違いない。 *順位表は「試合日程・順位」から |
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1987年世代 かつて“黄金のカデッテ時代”を形成し、昨シーズンはフベニルAでトリプレッテを達成、あらゆる意味でこのカテゴリーにおけるスペインチャンピオンという成績を残した選手たちのほとんどが1987年生まれという共通項がある。かなり前から彼らのことを“87年世代”と呼び。そして彼らの多くが“明日のプジョー”や“明日のイニエスタ’を目指している。 この世代の代表的な選手、それはレオ・メッシーであり、ソンゴー・ジュニアであり、セスク・ファブレガスであり、ジェラール・ピケなどだ。今から3、4年前のカデッテ時代のメンバーを振り返ってみるとなかなか興味深い。カッコ内は現在の所属カテゴリー。 ダニエル・パレンシア(フベニルA) 彼らは1987年生まれだから18歳、したがって年齢的にはフベニルカテゴリーに所属しているのが普通だ。だがレオ・メッシーをはじめ、セスク・ファブレガスもすでに所属しているクラブのAチームで活躍している。ジェラール・ピケは彼らに遅れをとっているものの徐々にAチームでの出番が増えてきそうだ。ソンゴーはドーバー海峡をわたってからどうなったのかニュースは伝わってこない。そして彼ら以外にも、現在バルサインフェリオールカテゴリーに所属している同世代の選手がAチーム進出の可能性を夢見てプレーしている。 |
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第13節 負けちゃった アルファローバルサB なかなかエンジン全開とはならない。ストップ状態から少しエンジンの音が聞こえたかと思うとプシュプシュプシュとエンスト状態になってしまうバルサB。試合展開はほぼいつも同じだ。バルサBのボール支配が続きゴールチャンスの半分ぐらいでもものにしていれば楽勝かという感じの90分というのが常。だが肝心のゴールが決まらず、あっという間のカウンタアタックでやられてしまうという風景が見られるのがバルサBの試合だ。地元であろうとアウエーであろうと、その風景は変わらない。 まだ若いチームだから経験を積んでいけば必ず良い成績を残していくと思う。バリエンテがセントラルのポジションに落ち着こうとしているし、シトはすでにシーズン開始からデランテロとしてスタメンを勝ち取っている。フリオの出番も増えてきそうだし、何よりもジョルディ・ゴメスが左インテリオールとして監督の信頼を勝ち取っているのが嬉しい。もう少し時間を。 ■FC BARCELONA 第14節 勝っちゃった バルサCーカステルデフェルス 相変わらずポルテロのミゲール、そしてエストレーモのトニーが負傷中。それでもモンテロがミゲールの抜けた穴を埋め、ビクトルとジルベルトが左右エストレーモとして頑張っている。負傷から戻ってきたリエラがリズムを取り戻すためにバルサCにカテゴリーを下げてプレーしているのかと思ったら、どうやらしばらくは定着してここに居残りそうだ。少々気になるのはサストレ選手。シーズン開始当初はバルサBで起用されていたものの、ここのところカテゴリー落ちしてプレーしている。しかも決して良い調子でもなさそうだ。 20ポイントを獲得し12位という中途半端な位置にいるバルサCだが、上下を見てみるとなかなかの健闘中という感じ。4位まで6ポイント、カテゴリー落ちとなる18位まで10ポイント差。バルサBより若手が多いチームだけに、試合を重ねるごとにこねてくればまだまだいけそう。ちなみにアンダー19スペイン代表選手は11月21日から2日間だけマドリッドに集合してミニ合宿をおこなう。その中に4人のバルサ選手の名前が見られる。マーク・バリエンテ、ビクトル・バスケス、トニー・カルボ、そしてシト・リエラだ。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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ベルドゥの復活 オサスナBとの試合に負けながらも試合後のキケ・コスタス監督は妙に楽観的だった。その理由の一つにベルドゥの復活が見られたことがあるようだ。別に負傷していたわけでもなく毎試合出場していた彼だが調子はイマイチだった。だがこの試合ではいつになくキレあるプレーを見せていた。そしてその翌週、地元ミニエスタディの試合で、ベルドゥは2ゴールを決めてチームの勝利に貢献している。 ジョアン・ベルドゥ、毎年のようにワンステップジャンプの期待を受けながら、もうすでに22歳、バルサB生活4年目となっている。彼のポジションはセントロカンピスタ、バルサAチームでは最も層が厚いポジションだ。したがってバルサAチームへの飛躍はポジション的にも非常に難しい。もちろんそのことは彼にもわかっている。 火曜日におこなわれたカタルーニャカップでバルサ6点目となるゴラッソを決めている。バルサAチーム公式戦に招集される可能性は今のところ少ないものの、それでも彼はあきらめない。バルサBでの活躍、そしてバルサAチームの親善試合や国王杯での活躍がフラン・ライカーの目にとまるかも知れない。とにかく希望だけは捨てないジョアン・ベルドゥだ。スエルテ! |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第11節)■ インフェリオールカテゴリーのポルテロコーチの息子セルジ・ブスケがこのカテゴリーでデビュー。リーグ戦が開始されてからというものチョイとつまずき気味のチームだったが、どうやらそれなりに結果をだしつつあるようだ。首位のエスパニョールに5ポイント差となっている。 ■フベニルB(第9節)■ どうしちまったんだい、フベニルB。 ■カデッテA(第9節)■ バルサインフェリオールカテゴリーの中で最も順調に来ているのがこのチームだ。フラン・メリダが抜けた穴を前からいた選手や補強選手で確実に埋めているし、例年のごとくボージャンやヤゴが主役となってチームを引っ張っていってる。この試合でもボージャンの2ゴールとヤゴのゴールで勝利。 スペインアンダー16のミニ合宿が月曜日から首都でおこなわれている。このチームからはボージャン、フラード、そしてポルテロのディエゴが呼ばれているが、なぜかヤゴが招集されていない。このアンダー16の監督は誰だか知らんが、ヤゴを連れて行かないとはいい根性してるじゃねぇか。 ■カデッテB(第7節)■ かつての“史上最強のインファンティルチーム”が徐々に実力を出してきている。もともと非常に豊富なメンバーをそろえているチームであり、前半と後半をまったく違うメンバーで戦うこともできるほどスタメン選手と控え選手の差がないバランスのとれたチーム。この試合でも後半には約半分以上メンバーが変わって出場してきている。順位も首位のオソーナに2ポイント差まで迫ってきたぞ。 *順位表は「試合日程・順位」から |
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インファンティルA、ダービー戦に勝利 第6節を終えたところでバルサの最大のライバルであるエスパニョールは6戦全勝18ポイントで首位に走っている。そしてそのライバルを地元に迎えるバルサは2勝4分けという成績。負けていないことは両チームとも一致していたものの、ポイント数では8ポイントも差を付けられていたことになる。昨シーズンのような“史上最強のインファンティルA”チームではないものの、チョット寂しい成績だ。明日のキラキラ星選手クリスティアン・セバージョスがシーズン開始当初から負傷していてチームの役に立っていないことも理由の一つだろう。 それでも頑張ったバルサ坊やたち。全勝チームに対し3−1というスコアーで勝利しほんの少し差を縮めることに成功。そして彼らは今日の飛行機でカタールへと向かう。この17日から20日にかけておこなわれる“Aspire International Launch”カップというのに招待されているからだ。参加クラブはバルサと地元クラブの他に、アヤックス、レバクーゼン、アーセナル、セルティックの合計6クラブ。バルサはレバクーゼンとセルティックと同じグループに入っており、総当たり戦でグループ首位を決めたあと、もう一つのグループ首位チームと決勝戦をおこなう。カタールにはメッシーがアルゼンチン代表選手の一人としてすでに滞在しているから空港に迎えに行く・・・ことはないだろう。 |
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第12節 やっと勝ちました バルサBーペラルタ リーグ首位を走るオサスナBと引き分けた先週の試合後、バルサB監督のキケ・コスタスは非常に楽観的な発言をしている。アウエーの試合であり、しかも相手は首位のチームであり、それでも引き分けに終わったことと試合内容の良さにも満足していたのだろう。 セントラルをポジションとする選手が少ないなか、バリエンテが3試合続けてスタメン出場して頑張っている。デランテロのシト、セントロカンピスタのフリオやサストレと並んでフベニルAトリプレッテチームから抜擢されている選手。そしてジョルディ・ゴメスが左インテリオールの位置を完全にとってしまっている。まだまだ絶好調とはいえないバルサBだが楽しみな部分はたくさんある。さて、この試合の勝利をきっかけとして再び好発進となりますか。 ■FC BARCELONA 第13節 また負けた ペララダーバルサC ポルテロ絶対スタメンのミゲールは体調を崩してお休み。エストレーモのトニーは軽い負傷中でお休み。ビクトル・バスケスは腹痛だそうだがベンチには入っている。そして前回の試合に続いてリエラがスタメン出場してきている。そして結果は前回と同じように敗北。これで5勝6敗2分けという成績になっているが、18歳や19歳の選手がメインとなっているチームが28歳前後の選手がメインとなっている相手によく健闘していると考えた方がいいのだろう。次は頑張ってみよう。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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カタルーニャ代表 10月の初めにパラグアイフットボール協会が「カタルーニャ代表との親善試合を年末におこなう」と発表。だがカタルーニャフットボール協会の方といえば11月に入ってから「カメルーン代表との試合が決まった」と発表。そして今度はこのニュースを知ったバスク代表が「カメルーン代表との親善試合は我々とおこなうことが決まっている」とカタルーニャフットボール協会に抗議の意向を発表。さて、それでは主役となっているカメルーンの方はといえば、彼らの公式ページでバスク代表との親善試合スケジュールを発表している。つまりカメルーン代表とバスク代表との親善試合はお互いにすでに決定事項であり、カメルーン代表とカタルーニャ代表との親善試合はカタルーニャ側の片思いということになり、さらに10月を振り返ると、パラグアイ代表もカタルーニャ代表に片思いをしているだけということになる。ああ、ややっこしい。 それでは実のところ、カタルーニャ代表は12月の末にどこと戦うのかというと、誰も知らないようだ。カメルーン代表との試合はエトーがしゃしゃり出てこんなことになったようだし、早くから試合を予定していたパラグアイの方も怒っているようだし、年末の試合にお声がかかっていたポルトガル代表もはっきりしないカタルーニャフットボール協会に呆れかえっているようだ。まあ、それでも、バスク人は大人だし懐も深いから、ひょっとしたらワガママカタラン人にカメルーンを譲るかも知れない。ちなみに元バルサのペップは監督就任の要請に未だ首を縦に振っていない。 |
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恐るべきデランテロ少年、ボージャン・ケルキック ボージャンがバルサインフェリオールカテゴリーに入団してきたのは今から6年前の1999年の夏。当時8歳の彼はベンジャミンAカテゴリーからスタート。バルサ生活7シーズン目を迎える今シーズンはカデッテAカテゴリーでプレーしている。そしてこれまでに彼が残してきた記録は驚くべきものがある。 6シーズン目となった昨シーズンは何回かの負傷に見舞われ約半分の試合しか出場していない。それでもバルサカテゴリー(ベンジャミンからバルサAチームまで含めたすべてのカテゴリー)において例年通り最高数のゴールを決めている。36ゴール、この数字がリーグ戦で獲得したゴール数だ。そして今シーズンは第8節を消化した段階ですでに15ゴールを決めている。しかもこの8試合で彼が最後までプレーした試合は1試合もない。これまでのすべての試合で後半に入ってからベンチに下げられているボージャン、だが、それでもこの数字を残しチーム内ではもちろんこのカテゴリーでの最高ゴール記録保持者となっている。更に驚くべき数字が残っている。バルサインフェリオールカテゴリーに入団してきてから7シーズン目に入ったばかりだが、これまで彼が獲得してきたすべてのゴール数(親善試合と公式試合)、それは何と692ゴール数と記録されている。 まだ15歳だから将来どうなるか、それは誰にもわからないものの“可能性”として考えれば、そしてこれまで通り順調に成長してくれば、バルサカンテラが生んだ超大物選手として、2年後にはミニエスタディで、そして3年後にはカンプノウで少し身長が伸びたボージャン・ケルキックが見られるかも知れない。う〜ん、楽しみだのう。 |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第10節)■ 10節を終了したばかりとはいえ、首位のエスパニョールに7ポイント差、2位のマジョルカに3ポイント差をつけられ3位となっているフベニルAチームは決して昨年のようなトリプレッテを達成したチームとはなっていない。リーグ優勝を果たしたフベニルBチームの選手にジョバニを加えたチームであるのに何故かいまだにエンジンがかからないチームだ。 ■フベニルB(第8節)■ リハビリ生活にピリオドを打って戻ってきたワルテルの存在が光るフベニルBチーム。彼が左エストレーモの位置に入ることによりイエッペスが右エストレーモという自然のポジションに戻ることができた。そしてデランテロ9番はディオン・メンディ。今シーズンはフベニルA登録されているもののここ何試合かはBチームに戻されてプレーしている。そしてこの試合でも2ゴールを決めたが、なんで彼はAチームでプレーしないのかという疑問が生じる。ジョバニを左エストレーモという自然なポジションに戻しメンディを9番に置けば今より魅力的なチームが作れると思うのに。 エスパニョールから今シーズンやって来たアイナールという選手がなかなか良い。守備的なピボッテとしてほぼ毎試合出場してきているが、今後非常に期待が持てそうな選手だ。まだ1位のエスパニョールBに4ポイント離されているが徐々に調子が上がってきている感じ。 ■カデッテA(第8節)■ 7試合を消化した段階で18ゴールを奪うという攻撃的なチームであり、同時に15失点も喰らっているという荒っぽいチーム相手の試合。やはり試合結果も豪快なものとなり、ヤゴカピタン率いるバルサが6点をもぎ取って完勝。9番ボージャンはハットトリックを決めたあと、後半の途中でベンチに引き上げ仕事終了。今シーズンにヘルスからやって来たダビ・アルバレスという金髪選手がシーズン開始当初からスタメン起用されているが、この選手がなかなかいい。どこかへ行ってしまったフランとはまったくタイプの異なる選手ながら、アンリックと共に十分すぎるほどの穴埋めをおこなっている。守備的という観点だけを見ればフラン以上の働きをしているピボッテだ。 ヤゴにカピタンマークを付けさせているのは少しは責任感を持たせようと言うことだろうが、相変わらずマイペースでプレーしている。自分のプレーがうまくいけばルンルン気分で走り回っているし、少しでも納得いかないプレーが続くと下を向いてウロウロとしてしまう選手だ。ロナルディーニョ並みのヤゴテクニックを見るのも面白いが、彼の精神状態がはっきりとでるプレー風景を見るのも楽しい。 ■カデッテB(第6節)■ 首位のオソナに2ポイント差を付けられての3位となっているが、このチームが首位に躍り出てくるのは時間の問題だろう。アウエーでのエスパニョール戦に負けたこととその翌週に地元で思わぬ引き分けという結果を出したことがひびいているが、チームの調子は試合ごとに良くなっているようだ。 *順位表は「試合日程・順位」から |
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第11節 1ポイント オサスナBーバルサB 前回の試合では軽い負傷中で出場できなかったフラゴッソに代わって登場したバリエンテだが、この試合ではカード制裁で出場できなくなったロドリに代わって出場している。そしてこの試合でフラゴッソが退場となってしまったので次回も出番がやって来そうだ。今後どうなるかわからないものの、期待の選手が期待通りに上のカテゴリーに進出してきている。期待のフリオも出番が増えてきているのもなかなか良い。 相手は1位を走るオサスナBであり、しかもアウエーの試合。ペーニャのセンタリングに合わせて久しぶりのクリスティアンゴールで先制。だがアッという間に追いつかれてしまうバルサB。それでもベルドゥのフリーキックゴールで再びリード。そして、またまた追いつかれてしまうのが今のバルサB。順位も真ん中あたりまで下がってきているし、ここのところ勝った試合をしていないバルサBだが、そろそろ反撃に打って出てくれることを次回ミニエスタディでの試合に期待。 ■FC BARCELONA 第12節 完敗 バルサCージローナ バルサCは3連勝したあと1敗1分け、一方のジローナというチームは昨シーズンは二部Bカテゴリーでプレーしていて、今シーズンは三部リーグながら2位に付けてカテゴリー返り咲きを狙う強豪。そして悔しいことに今のところ絶好調のチーム。というわけで相手が悪かったといえばそれまでだが、実力的にはジローナが上であることを証明されてしまった試合となった。これまでバルサCが負けた試合をいくつか見てきたが、試合展開は常に相手を押しながらもカウンタアタックで負けることが多かった。だがこの試合は相手に試合を支配され、おまけにカウンタアタックを狙う余裕もナシという感じの敗戦。つまり完敗です。 バルサCはビクトルをインテリオールの位置に下げ、バルサBからルイス・サストレを呼び戻し、そしてデランテロには負傷から戻ってきたリエラを起用。バルサBで使う前のテストという感じかも知れない。だがこの試合を見る限りとてもバルサBでの起用は難しい。1年前、あるいは2年前の輝きはほとんど感じられなくなったリエラであります。 ■FC BARCELONA |
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ボージャンとメッシー ボージャン・ケルキック、カデッテAカテゴリーに在籍する15歳のキラキラ星選手、だがここで触れるボージャン・ケルキックは彼の父親の方だ。親の名をそのまま息子に持ってきてしまうのはヨーロッパ社会ではそれほど珍しいことではないが、そういう風習を持たない環境で生まれ育った者としては、なんと面倒くさがり屋の親なのかとか、「ボージャンお願いします」という電話がかかってきたらどうするのかとか余計な想像してしまうが、それはどうでもいいとして、とにかくケルキック家にはボージャン父とボージャン息子がいることになる。 レイダという街でフットボールスクールをやっていた彼がバルサのスカウトマンとなったのはラポルタが会長に選出されてからだ。つまり3年前からバルサの職員として働いているボージャン父。そしてカデッテ・フベニル時代からレオ・メッシーに常に注目していた人物でもある。もっとも、一番注目している選手は今でもボージャン息子であるが、それでも誰よりもメッシーの可能性を信じていた人であることには変わりがない。 デビューしたばかりだし出場時間も少ないからメッシーのゴール数はまだ少ない。“メッシーは素晴らしい選手だがゴール能力がイマイチ”と思う人はいないと思うが、もしいたとしたらそれはとんでもない勘違いだ。個人的には、今シーズンは少なくても10ゴール、来シーズン順調に試合に出場するようになれば20ゴール近くを獲得する選手となると思っている。そして2年後、あるいは3年後、今度はボージャン父ではなくボージャン息子の方がグランドに登場し、イニエスタのパスを受けてシュートするメッシー、そしてポルテロがはじいたボールをボージャン息子がポコッと決めてしまうシーンが登場することになります。そのボージャンは第7節を終了した段階で得点王と例年並みの活躍をしており、彼もまた順調に成長中。 |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA■ 実力の差を考えればもっと多くの得点差で勝利できるはずであり、試合展開も一方的なものであったにもかかわらず最小得点差で終わってしまった。ジョバニがメキシコから戻ってきてこのチームに参加してから3試合消化。この試合も彼のゴールで勝利したわけだが、どうもポジションが気にくわない。彼は9番よりも10番か11番となると更に魅力的な選手となる。バルサAに例えればロナルディーニョのようなポジションで自由に動けるようにさせてくれんだろうか・・・。 ■フベニル一部リーグ順位表(9節終了) ■フベニルB■ どうやら派手に負けたようだ。 ■フベニル二部リーグ順位表(7節終了) ■カデッテA■ どうやらボージャンのゴールで勝ったようだ。 ■カデッテ一部リーグ順位表(7節終了) ■カデッテB■ 先週末エスパニョールとのダービー戦で今シーズン初の敗北をしたカデッテB。したがってこの試合は地元での試合でもあるし大事な一戦となっていた。前半にペナルティーで先制点を許してしまったカデッテBは必死に攻めるものの7人の横に並んだデフェンサラインを突破できないままロスタイムに突入。そこでドイツ戦車クロールのゴラッソが登場してどうにか引き分けに。ガイやテロンなどが負傷して出場できない苦しい試合でした。 ■カデッテ二部リーグ順位表(5節終了) 第11節 アウエーでの引き分け、良しとしよう! グラノジェルスーバルサC バルサCは今週の水曜日にも試合が組まれていてアウエーでのグラノジェールス戦。4日前にはミニエスタディでガクンとくる負け方をしてしまったのでここは一つ気を取り直しての試合。先週末はバルサBの試合にデビューしたバリエンテが復帰、そしてバルサBでの出場が多くなっているフリオとサストレも応援に駆けつけてスタメン出場している。 前半に相手ゴールを許してしまったバルサCが何とか後半追いついた試合であり、しかもルイス・サストレとアルベルトという二人の選手が退場、それに抗議したロホ監督とコーチまでが退場となるハプニングを伴った90分であるから価値ある引き分けというところか。それにしてもバルサCは退場者が多い。ロホ監督はこれで二度目の退場。 ■FC BARCELONA |
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第10節 3試合連続勝利・・・と無縁 バルサBーレバンテB 地元ミニエスタディの試合でウエスカ相手に敗北をし、翌週グラマネでの試合で見事なまでに沈没し、そして先週末のレバンテBを迎えてのミニエスタディでの試合でも勝利の味を噛みしめることができず引き分けという結果に終わったバルサB。な〜にが悪いのかよくわからないものの、簡単に後ろを抜かれるデフェンサ連中や、ボールをとることよりとられることが多いセントロカンピスタや、ゴールチャンスをものにできないデランテロたちに問題があることは間違いない。つまるところここ3試合、何もかもがうまくいっていない感じだからして勝てないのだよ。 昨シーズンはフベニルAでトリプレッテ達成、今シーズンはバルサCのカピタンであるバリエンテがバルサBデビューしたのは嬉しいニュース。マーク・バリエンテ、セントラル、ラテラル、ピボッテを含めたセントロカンピスタにまで変身する18歳の選手。期待通りの成長を見せてくれないロドリを脅かす成長株だ。 ■FC BARCELONA 第10節 ガギ〜ンとカウンタアタック! バルサCーエウロッパ 悪くても引き分け、ほんの少しの運でもあればバッチシ勝利という試合展開であったにもかかわらず、絵に描いたようなカウンタアタックを試合終了間際に食らい見ている方としては気分の悪くなるような敗戦。この試合まで3連勝という結果を残してきたバルサCだがこの敗戦でチョットばかし順位を下げました。 バリエンテをバルサBに持っていかれてしまったロホ監督は彼の代わりにルジェーを起用。元々セントロカンピスタの選手ながらラテラルやセントラルも期待通りにこなすオールマイティー選手。だがこの試合では“負傷上がり”という条件付きの出場だったこともありイマイチのでき。エウロッパの得点はこのルジェーのミスから生まれているがそれでも彼を批判するのは可哀想な気がする。次回は頑張りましょう。 ■FC BARCELONA |
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