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Feliz Navidad a todos 年内最後のスケジュールを消化したバルサインフェリオールカテゴリーの各チーム。バルサB、バルサCという上のカテゴリーは期待された結果をまったくだせず年を越すことになったが、その他のカテゴリーではほぼ例年並みの良い成績を残している ■フベニルA・・・・・・・3位 最下位という悲惨な順位で年を越すことになったバルサBだが、それほど心配はいらないだろう。一度波に乗ればじゅうぶん上位に食い込むことができるチームだといまだに思っている。心配なのはバルサC。ほとんどが新しい選手で構成されているチームだが、後半に入ってどれだけチームブロックが固まってくるかが問題となる。 バルサB、バルサCとも納得できる成績を残していないとはいえ、カンテラ組織の本来の狙いである選手育成という意味で考えるなら、スケールの大きい2人の選手が育ってきていることが嬉しいニュース。ここ1、2年、緩やかな上昇カーブで成長してきているジョバニと、急カーブで上昇中のボージャンの2人。ジョバニは来シーズンにはバルサAチーム入りすることは間違いないだろうし、ボージャンも早ければ来シーズンの後半、遅くても2年後にはバルサAチーム入りする資質を持っている。マーク・クロッサスやバリエンテ、オルモの存在も決して忘れてはいけないが、この2人はゴールがらみの選手であり、それだけに目立つ存在となる。個人的には特にボージャンに注目。バルサカンテラ組織から久々に誕生する9番の選手だけに楽しみは大きい。それでは明日のキラキラ星の活躍を夢見ながら・・・楽しいクリスマスと良いお年を! 1月4日に復帰予定です。 |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第17節)■ 年内最後の試合は地元に強敵ダムを迎えてのもの。リーグ戦2位につけ、バルサより上に位置するチームだ。前回の試合ではスタメンはおろか途中からも出場してこなかったヤゴがスタートから出場。そして見事、この試合で2ゴールを決める活躍を見せてくれた。 前半25分、コトのコーナーキックをデフェンサ選手ピーテルが頭で合わせてゴール。そして2分後、やはりコトからのセンターリングにヤゴが強烈なシュートを決めバルサ2点目。さらに前半終了間際には、ヤゴのセンターリングにコトが合わせてゴールを決めている。前半のバルサの3点はすべて左右エストレーモ選手がらみというところが嬉しい。ヤゴは後半に入ってからも頑張る。彼自身2点目のゴールが決まるのは後半15分ぐらい。 年内の試合を終了し、バルサは3位につけている。1位のエスパニョールには大きくポイント的に離されているが、この調子で飛ばしてみよう。 ■FC BARCELONA ■フベニルB(第14節)■ 年内最後のアウエー試合で惜しくも敗戦。それでも首位にたっているバルサB。9勝4敗1分け、20得点12失点。ゴールが少ないのが気になるが、それよりも失点数がどこのチームよりも少なく、デフェンサが強いというバルサには珍しいチームだ。 ■FC BARCELONA ■カデッテA(第12節)■ 年内最後の試合。この試合が始まるまで11試合を消化し、すべての試合に勝利している。第10節まで同ポイントでエスパニョールが得失点差で首位にたっていたが、第11節のデルビー戦でバルサが勝利したことにより単独首位にたった。そして、この地元での試合、デルビー戦が水曜日におこなわれたこともあり、パチェコ(14ゴール)、ガイ(8ゴール)、そしてチームの原動力となるティアゴまでベンチスタートさせるローテーションを組んでスタート。 左ラテラルには前回同様デニス・クロールが入っている。このレバクーゼンから2年前に来たドイツ人選手は、最初のカテゴリーとなったインファンティルAでは、左インテリオールというポジションで一シーズンプレーしている。そして翌年のカデッテBでも同じポジションのセントロカンピスタ。だが今シーズンからいろいろとポジションを移動させられ、どうやら左ラテラルという所に落ち着きそうな感じだ。いつか触れたように、バルサBにもバルサCにも“専門”としての良いラテラル選手が育ってきていないバルサインフェリオールカテゴリーだから、才能のある選手を、それがセントロカンピス選手だろうがデランテロ選手だろうが、このポジションで試していこうというアイデアなのだろう。この試合を見る限り、彼のラテラル選手としてのプレーは決して悪くないようなイメージ。 9位という位置にいるチーム相手だから前半で勝負が決まるかと思ったらとんでもなく、明らかにサンタ・クレウスが優位にゲームを支配して押しまくられるバルサ。だが、後半に入ってパチェコやガイを投入して試合の雰囲気はガラッと変わってしまう。彼らが入ってきてから2分もたたないうちにバルサ先制ゴール。マルティンがこの日2点目のゴールを決めるのにもそれほど時間は必要なかった。ベンジャミンカテゴリーからバルサの選手となっているセントロカンピスタの彼は、12試合で9ゴールを決めている。良い選手が多くいる楽しみなチーム。 ■FC BARCELONA ■カデッテB(第12節)■ このカテゴリーも年内最後の試合。年内に予定されていた12試合を終了し、10勝2分けで無敗、34得点6失点で首位にたっている。 *順位表は「試合日程・順位」から |
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バルサにカカがやって来る! 実質的には来シーズンからのバルサB加入選手となるものの、すでにバルサBに入団しようとしている選手がいる。17歳のブラジル人選手、その名をカルロス・エドゥアルド・メデイロス・シルバといい、仲間内からはカカと呼ばれている選手。もちろんマドリの永遠の恋人カカとは別人だ。まだ正式には契約していないものの、一つの条件を満たすことができれば正式契約となる。 カカはブラジルはカスカベルの出身。つまりバルサ神話選手となったベレッティの同郷人。しかもベレッティの兄弟であるパトリックとサンドロが経営している会社で働いている若者でもあるそうな。そしてカカにフットボールの才能を見たパトリックとサンドロが、「バルサのテストを受けさせてみては」とベレッティに連絡したのが今年の10月。それを受けてクラブにテストの要請をしたベレッティは自費でカカをバルセロナに呼び、自宅に住まわせて2週間のテストを受けさせたという。ちなみにこの“コネテスト”はよくあること。だが、それでもテストを受けるチャンスを得ることと、入団することは別のことでもある。エトーの弟もテストを受けるチャンスをいただいたが、見事に落選。ラポルタの息子も入団してみたものの、翌シーズンにはサヨナラとなっている厳しい世界には変わりがない。 その2週間にわたるテストがおこなわれたのは11月のこと。何人かのバルサインフェリオールカテゴリーの責任者が見守るなか、カカはテストに見事合格。だが条件付き合格となっている。その条件とはEUパスポートを取得すること。そりゃそうだ、バルサBがプレーしている二部Bカテゴリーではいきなり来た外国人選手は選手登録することができない。カカにとって幸運なことに、イタリア系の血が流れる家系を持っていたこと。イタリア国籍申請手続きを早急におこなえば、来年の春過ぎにはEUパスポート取得も可能となるらしい。したがって来シーズンからのバルサB選手登録はOKということになる。 カカのポジションはセントロカンピスタ。顔はどうだか知らないがフィジカル面はマドリの永遠の恋人のそれに似ているという。というわけで、バルサはマドリよりも早くカカを獲得することになる。ついでにカカのコメント。 |
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第17節 最下位でクリスマス休暇に突入 アルコイアノーバルサB 年内最終戦。このアウエーでの難しい試合に3人の絶対スタメン選手が不在となっている。日本で開催されているムンディアリートの試合に招集されているジョバニ、クロッサス、そしてルーベンの3人。ジョバニのポジションには何人かの優秀な選手が控えにいるし、クロッサスが欠けてもそれほど問題とはならない。だが、ポルテロのルーベンが抜けているのは超心配だ。ウルコ、モンテロという控えポルテロを持つバルサBだが、どうも彼らは頼りない。だが、そんなことを言ってもしかたがないか。 ジョルディが前の試合に続いて左ラテラルに起用されている。個人的な、あくまでも個人的な意見としては、左インテリオール選手として起用されているオルランディとポジションを交代すべきだ。左ラテラル・オルランディ、左インテリオール・ジョルディ、この方が良い。でも、練習を毎日見ているキケ・コスタス監督がそうしているんだから、何らかの理由があるのだろう。 ジョバニの代わりにジェフレンがスタメンとして起用された。だが、あまり良くない。いつだったか、どこかのクラブからのオファーが来ているという話が表沙汰にされて以来、どうも良くない。前半は圧倒的にバルサペース。後半は相手ペース。そしてディマスが退場となってバルサB10人となってから圧倒的な相手のペース。試合終了間際にゴールを決められ、同点にする時間もなく試合終了。こうして、たぶんこのカテゴリーとしてはバルサB初のビリッケのままで年内の試合がすべて終了。 ■FC BARCELONA 第18節 危ないぞ! バルサCーマスノウ この試合に至るまでの最近7試合で、わずか1ポイントしか獲得していないバルサCの年内最終戦。地元での試合であるし、地方リーグから三部リーグへと今シーズン初めて昇格してきたチームが相手の試合。だが、バルサC関係者に楽しいクリスマス休暇はやって来ない否定的な試合結果となった。 それでもミニエスタディでの今シーズン最高の出来と言っても言い過ぎではない前半の試合内容。ゴールチャンスがたくさんあり、3−0ぐらいのスコアーで終わっても不思議じゃなかった。ただ、残念ながら何回も繰り返すように良いデランテロがいないチーム。補強選手として加入してきたばかりのヌノがこの試合でもスタメン起用されていたが、まったく良いところなし。ゴールチャンスをぶっ壊してくれる失敗王。そして後半から登場してきたエステファンもまったく良いところなし。そしていつものようにデフェンサのつまらないミスで失点。 この試合で後半から出場してきたブスケ・ジュニアはバルサCデビュー戦。初めてとは思えない活躍を見せてくれたが、よく考えてみるとこのチームで活躍している選手はすべて下のカテゴリーから上がってきた選手で、ダメな選手たちは新しく加入してきた選手。バルサCチーム補強政策に明らかな誤りがあったというのが年内総括となった。年内最終戦を終え、最下位と同じポイントで意地の19位。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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バルサBにテスト生 今度の日曜日に一人のテスト生がやって来る。ロベルト・スノーグラスという18歳のスコットランド人。リビングストーンというクラブに現在所属し、5日間おこなわれるテストに合格すればシーズン終了までのレンタル契約となり、バルサB所属の選手となるらしい。 このデランテロ選手をテストする理由として、クラブは次のように説明している。 理由がどうであれ、もしジョバニがバルサBの試合に出場できない状態が発生したとしても、新たに補強などする必要はないだろう。ジョバニが起用されているポジションであるエストレーモには何人かの素晴らしい選手がいる。ジェフレン、ボージャン、トニー・カルボ、パコ・モンタニェス、そしていざとなればオルランディ。キケ・コスタス監督はもう少し彼らを信頼すべきだろう。 まあ、そうは言っても、新しい選手を見られるのも楽しいこと。ひょっとしたら当たりの選手かも知れないし、ひょっとしたら大外れかも知れない。いずれにしてもテストに受かってからの話となる。 |
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左右ラテラル問題 今シーズンのバルサBにはラテラル選手がいない。専門家としてのラテラル選手がいない。お粗末なカンテラ政策のためか、あるいは補強作戦(放出、新加入を含めた作戦)のミスなのか、いずれにしても優秀なラテラル選手がいない。 ■右ラテラル 昨シーズンまではダニ・フェルナンデスが、右ラテラルの絶対スタメン選手となっていた。今シーズンから移籍した彼のあとを引き継ぐ選手があらわれないバルサB。チーム成績が良くないこともあり、一人の選手を継続的に出場させることができず、何人かの選手を試しているが、今のところこれといった選手が出てきていない。そもそもラテラルというポジションを専門とする選手がいないのが問題。それでもオルモがそれなりに頑張っているのが救いかも知れない。 ■左ラテラル キケ・コスタス監督はできるだけ早くハイメを試して見るべきだろう。レンタル先のクラブで、フランが昨シーズン活躍したという話を聞いたことがない。その選手を呼び戻した理由は、バルサBを構成する選手たちに若手が多いから、彼のような経験豊かなベテラン選手が必要だったという理由しか見つからない。だが、どう考えても毎試合スタメン出場する選手ではない。これまでオルランディとジョルディがこのポジションで試されてきたが、オルランディが一歩も二歩もリードしている感じ。ハイメを試さないなら、思い切ってオルランディをこのポジションに固定すべし。 いずれにしても、チャッピー・フェレール、セルジ、プジョー以来、下のカテゴリーからラテラル選手が上がってこないのは寂しい話。バルサBがこの状態であることを考慮すると、しばらく下からは上がってくることは期待できない。どうしちまったんだろうか? |
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フベニルカテゴリー ■フベニルA(第16節)■ 前回は地元でのだらしない試合内容で惨めな引き分けという結果をだしてしまったこのチームが、アウエーの難しい試合で意地を見せて勝利。それでも1位のエスパニョールは超快進撃で飛ばしているのでその差はなかなか詰まらない。なんと14ポイントも離されている。 ボールを支配しゴールチャンスもいくつかありながらそれを効率的に活かせないと、こういうふうになるという見本みたいな試合だった。最終的に決勝ゴールとなる貴重なゴールはセットプレーから訪れた。コトがフリーキックを蹴ってそれに合わせてデフェンサのチャビが決めるというゴール。苦しい試合展開ながらどうにかゴールを奪ってそのまま逃げ切り勝利。まあ、こういう試合もある。 ヤゴはどうしたのだろうか。スタメンはおろか途中からも出場してきていない。元同僚のボージャンの活躍に気を落としてしまったのか、あるいはまたケガでもしてしまったのか。 ■FC BARCELONA ■フベニルB(第13節)■ 2試合続けて勝てなかったフベニルBチームがようやく地元の試合で勝利。それも相手をゼロ点に抑え、3ゴールを決めての立派な勝利。 この試合ではクリスティアンという選手が二人になってしまった。一人はもともとこのカテゴリーでプレーしているデフェンサのクリスティアン、もう一人はフベニルAカテゴリー所属となっているデランテロのクリスティアン。その彼が助っ人としてこの試合にかり出されてしまったので、ダブル・クリスティアンとなっている。バルサインフェリオールカテゴリーにはルベン、ダビ、カルロス、カルラス、チャビ、あるいはこのクリスティアンとかいう名が付く選手がやたらと多いので、選手リストを作成する方としては困ってしまうのだ。ちなみにやはり助っ人として下のカテゴリーであるカデッテAから、ラテラル選手であるカルラスが応援にやって来てスタメン出場している。 この久しぶりの勝利でバルサBは9勝3敗1分けで28ポイントとなり、2位のエスパニョールに4ポイント差を付けて首位。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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第16節 グランデ!グランデ!ボージャン! バルサBーオリウエラ 後半33分、まだ両チームともゴールを決められず0−0の状態。引き分けというスコアが文字通り試合内容を示していて、地元のバルサBが試合を支配しているわけでもなく、かといってビジターチームが優勢というわけでもない。だが、焦りはバルサBの方にある。絶対勝たなければならない地元での試合でありながら残り時間12分に近づいているのにゴールが決められない。しかも数分前からバルサBは10人という人数的劣勢状態となっている。 センターライン付近からジョバニが一人ボールを持って攻め込む。そしていつの間にかボールをもったボージャンがゴール横に開き、右サイドからの強烈なシュートをゴール枠内に突き刺す。カンプノウでのレアル・ソシエダ戦前に立ち寄った多くのバルセロニスタからスタンディングオベーションが起こった感動的なゴール。 これまで絶対スタメンだった左ラテラルのフランが、カード制裁で出場できないという嬉しいニュース。果たして誰がそのポジションにつくのかと思っていたら、意外や意外、ジョルディ・ゴメスだった。ほぼ90分間このポジションを務めた彼だが、ラテラル選手ではないことは確か。それでもフランよりは良い。そしてセントラルのポジションには長い間リハビリを続けていたバリエンテが戻ってきている。彼もまた決して本調子ではないことが一目でわかる。でも、それは仕方がない。1か月ぶりの試合出場だ。左インテリオールにはオルランディ、そして左エストレーモにボージャン。トップにはシト・リエラが久しぶりに復帰してきている。右エストレーモはジョバニ。途中で交代していった彼だが、相変わらずの調子と言っていい。今シーズン、まだ一度も“これは凄い!”というプレーを見たことないが、この試合でもさえないプレーが続く。カデッテ、フベニルカテゴリーでの彼の輝きをその目で見てきたファンにとっては不満足なでき。もし、ライカーがここ何試合かのバルサBの試合を観戦に来ていて、そして日本行きのメンバーを自分の希望どおり決めることが許されるとすれば、ジョバニではなく間違いなくボージャンを選んだだろうと思う。 さて、16節にしてやっと2勝目を勝ち取ったことになるバルサB。この久しぶりの勝利が上昇気流に乗っかるきっかけとなってくれるといい。そして次の試合でアウエー初勝利を得られれば、それなりの選手が揃っているチームだけに連勝街道を突っ走ることだって可能だ。 ■FC BARCELONA 第17節 7試合連続勝ち知らず パラフルゲイーバルサC 相手あっての勝負だからして、勝つこともあれば負けることもある。したがって、7試合連続勝利知らずというのはチョット長すぎる気もするが、それはそれで仕方がないとしよう。ただ負け方が気にくわない。例えばこの試合、スタメンのうち8人は今シーズン加入してきた選手。残りの3人のうち、一人は昨シーズンと同じようにバルサCチーム選手であり、二人はフベニルカテゴリーから上がってきた選手。結論から言ってしまえば、このチームにはインフェリオールカテゴリーで育った選手がほとんどいないことになる。 バルサCチームが機能していないのを証明するのは簡単だ。試合成績もさることながら、シーズン途中からバルサBに上がりそうな選手がいないこと自体がこのチームの貧弱性を示している。バルサBチームで負傷やカード制裁で選手が足りなくなったとき、本来であるならばこのカテゴリーから助っ人をだすのが理想というもの。だが、デランテロが不足したときにはフベニルのボージャン、バリエンテが負傷したと言えば、やはりフベニルのボティアがそれぞれ招集されている。つまりバルサCにはフベニルカテゴリーより期待できる選手がいないことを意味する。さらに言ってしまえば、今シーズンの大量の補強選手獲得作戦が見事なまでに失敗したことも意味する。超反省すべし、アレサンコ! ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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デッテカテゴリー ■カデッテA(第11節)■ バルサB,フベニルカテゴリーをのぞいて、バルサCと共にカデッテ両カテゴリーのチームの試合も水曜日おこなわれている。ただ、テレビのニュースでは2分ほど触れていたものの、新聞には内容はおろか試合結果さえ掲載されていないので、こまかいことはわからない。結果は2−3でバルサの勝利。この試合前まで1敗もしていないチーム同士のデルビー戦だったが、これで3ポイントの差をつけてバルサが首位にたった。 ■カデッテB(第11節)■ *順位表は「試合日程・順位」から |
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バルサC試合結果
(06/12/08) 第16節 トンネルから・・・抜け出せず バルサCージローナ このチームがうまく機能しているとはとても言えない。多くの新加入選手によって構成されているチームだから“コナレル”のに時間が必要だからか、あるいは単にハズレばっかりの選手を入団させてしまったのか、そこらへんの判断はもう少しあとにしよう。そして今また新しい選手が加入してきた。レイダからやって来たヌノというデランテロ選手。 ヌノ・フェリッペ・カルバーリョ これまで15試合を消化してきてバルサCが獲得したのはわずか15ゴール、つまり1試合につき1ゴールというやさしい算数問題の解答がでる。その15ゴールのうち、デランテロ・セントロというポジションで起用されるために加入してきたステファンが獲得したゴールはたったの2。はっきり言って期待はずれのゴール数。そういう事情もあり、このヌノという選手が加入してきたのだろう。そして今週はなぜか水曜日にも試合があったバルサCだが、“期待”のヌノはいきなりスタメン選手として出場してきた。1試合90分だけプレーした彼を一刀両断してしまうのは可愛そうだから、今後の活躍を期待するとして、残念ながら第一印象としてはその将来が期待できない選手という感じ。 週中の試合ということもありバルサBから2人の選手が呼ばれている。長いリハビリを終えたばかりのフリオ・デ・ディオス、かつての試合リズムを取り戻すために可能な限り出番が必要な選手、そしてもう1人がジェフレン。先々週はフベニルAチームで、先週末はバルサBで、そして今週水曜日はバルサCでと、なかなかマルチ的な選手。この2人の助っ人選手と新加入選手のヌノが目新しい感じの試合となったが、試合内容と試合結果はここ最近のそれと同じ。つまり勝利できずという残念な結果。なかなか“勝利できないトンネル”から抜けられない。困ったもんだ。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第15節)■ 最下位あたりをウロウロしているビネファーというチームを地元に迎えての試合だから問題は一切なし、というのが試合前の当たり前の予想。そしてそれを裏付けるように試合は圧倒的にバルサが支配し、当然ながら先制点をとって楽勝気分。だが、なかなか追加点が入らない。そして試合終了間際、デフェンサのつまらないミスで同点にされて気がついてみればもう時間がないというお粗末な試合となってしまった。 このグループでは圧倒的にエスパニョールが強い。ここ何シーズンかバルサが天下を取っていたクラスだが、今シーズンはどうもエスパニョールの独走となってもおかしくない雰囲気。新しくチームに加入してきた選手の活躍が見られないのが、今シーズンのバルサインフェリオールカテゴリーの特徴。そしてこのフベニルAチームも例外とはならない。 ■FC BARCELONA ■フベニルB(第12節)■ フベニルBチームはここ3試合で1勝2敗というあまり芳しくない成績。それでも今のところこれまで蓄えてきた貯金がものを言い、首位を保っている。選手たちは1シーズンごとにカテゴリーを上げてくるのが普通だから、“普通”であればまだボージャンがプレーしているカテゴリー。だが、彼はすでにバルサBチームの立派なスタメン選手となっているし、彼に代わるデランテロが残念ながらこのチームにはいない。 ■FC BARCELONA ■カデッテA(第10節)■ 次の試合がエスパニョール戦ということもあって、この試合ではいつもなら試合途中から出てくるような選手をスタメンとして起用し、いわゆるローテーションを組んでのスタート。デニス・クロールが左ラテラルとして起用されているのが目新しい。久しぶりにスタメン起用されたテージョはずいぶん身長が伸びている。 ゴール枠内に20回のシュート、ゴールポストに3回邪魔されながらも、どうにかこうにか1点をもぎ取ってバルサ勝利。それにしてもこのチームは層が厚い。来週のバルセロナ・デルビー戦が楽しみ。 ■FC BARCELONA ■カデッテB(第10節)■ *順位表は「試合日程・順位」から |
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ボージャン・インタビュー どこのクラブでも同じだが、バルサカンテラに関する情報もなかなか知りにくい。メディアチックな話題ではないし、何よりもクラブ側が情報をコントロールしてしまうからだ。確かに10歳程度の、あるいは10代半ばの少年たちをメディアの前に登場させてスポットライトを浴びせてしまうのは、色々な意味で危険なことだ。何か勘違いして天狗になってしまう少年もいるだろうし、余計なプレッシャーを感じてしまう少年もいるかも知れない。ジョバニがプレステージでバルサAチームに同行したときも、インタビューを一切禁じていたが、今でもそれは同じこと。もちろんボージャンに関しても同じ。だが、スペイン代表選手の一人として合宿中などの時は例外となる。クラブの選手としてではなく、スペインを代表する選手の一人としてインタビューに応じる場合がある。試合後に簡単な印象を聞くインタビューは別として、ボージャンはそれ以外のインタビューに応じたことはこれまでない。だがU-17代表選手として招集されていたとき、一度だけインタビューが許可されている。いつの間にか“有名”になってしまったボージャンだが、今年の5月におこなわれた今のところ最初にして最後のインタビュー。8月の誕生日を迎える前におこなわれたインタビューだから、彼はまだ15歳だ。 15歳という年齢でルクセンブルグ相手の試合でU-17代表デビュー、そしてハットトリック、これ以上のデビューはないでしょう? まさか3回もゴールを決められるとは夢の中でも出てこなかったこと。でもそれ以上にU-17代表選手としてデビューしたことの方が自分にとっては意味あることだ。At.マドリのカマッチョと自分だけがまだ15歳で他の選手はすべて年上。この年代で最も優秀な18人の選手の1人に選ばれたことを光栄に思っている。でも先はまだまだ長い。 バルサカンテラに詳しい人々は、あなたのことを第二のメッシーとして期待していると聞きますが? 彼は18歳で自分は15歳。そして彼はすでに念願のバルサAチームでの道を歩み始めた選手で、自分はまだその入り口にも到達していない選手。比較にはならないと思う。でも自分と同じようにラ・マシア育ちの選手が、憧れのAチームで活躍できるようになったことは非常に嬉しいニュース。彼とは友達だし、自分のことのように嬉しい。 ラ・マシアの話題がでましたが、ここ何年か見事なまでに機能している感じがします。チャビ、バルデス、イニエスタ、セスク、ピケ、そして彼らのあとを追ってジョバニ、フラン、ヤゴ、そしてボージャン。その秘密は何だと思いますか? 特別な秘密はないと思う。伝統的にそうであるように、地方からやって来た少年たちをフットボール選手としてだけではなく、一人前の人間として教育していく施設、それがラ・マシア。毎日の生活は勉強と練習というスケジュールで埋まっていて、午前中にはそれぞれ学校に行き、帰ってきて食事を済ませたあとは、寮内で個人授業をおこなうための先生がやって来る。そして勉強が終了して初めて練習ということになる。自分もそうして育ってきたんだ。 昨日はあなたにとって特別な日だったと思います。U-17代表デビューしただけではなく、バルサがリーグ優勝を決めましたね。あなたは当然ながらバルセロニスタでしょう? 自分は誰よりもバルセロニスタ。もう我々が優勝したことは昨日の夜に連絡が入ってきているから知っているさ。残念なのはその場に立ち会えなかったこと。でもチャンピオンズも優勝してその時にみんなと騒ぐことができればいい。リーグの優勝とチャンピオンズの優勝、両方の祝賀会ができればいい。 私は2年前に初めてセスクという選手のインタビューをしました。フィンランドでおこなわれたU-17代表の大会で彼がデビューした翌日です。その時の彼もまた今のあなたと同じように他の選手より1歳若く、しかもバルサカンテラ育ち。しかも同じように何か輝きを感じる選手でした。 彼がラ・マシアにいる頃から友達だったし、アーセナルに行ってからも時々連絡を取り合っている。彼は彼なりに自分の道を見つけていったけれど、自分も同じように自分の道を進めればいいと思っている。自分の道はあくまでもバルサ、このクラブで成功することのみが自分の道だと思っている。いつの日か、カンプノウでプレーすること、そしてバルサAチームの選手として活躍する日が訪れること、それはあくまでも夢にしか過ぎないけれど、それが自分の道だと信じている。 |
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第15節 上を向いて、バモス! バレンシアBーバルサB 前回の試合でビクトル・バスケスが負傷してしまったので、以前から負傷中のバリエンテと共にリハビリ組の仲間入り。その代わりとは言ってはなんだが、ポルテロのルーベンがリハビリ組を抜け出してこの試合ではスタメンとして復帰し、彼の不在中は正ポルテロとなっていたウルコは試合招集さえされていない。そしてカード制裁を喰らっていたオルモ、オルランディ、ジェフレンが復帰し、ここのところ干され気味だったシトとジョルディも招集されている。そして新たに招集される選手がいれば当然のことながら今回はアウトとなる選手も出てくる。前回の試合でスタメン出場したウルコ、ナノ、そしてルチアーノが呼ばれていない。 バルサBにデビューして3試合目にスタメン起用となったボージャン・ケルキック。途中で交代もされず90分間にわたって出場。早くもバルサBチームの大事な選手の1人となりつつあるという証拠だろう。ゴールこそ決められなかったものの、バルサBのゴールチャンスは常にボージャンがらみだった。2位につけているバレンシアBを相手にしてのアウエーでの試合だから引き分けでも良しとしよう。 ■FC BARCELONA 第15節 ピリッとしなさい! ブラネスーバルサC シーズンが開始されて9月、10月とそれなりの成績を残していたバルサCは、珍しくもカテゴリー落ちの心配もない順位に落ち着いていた。それが11月に入って1勝もできず、今回の試合でも負けたことにより3連敗ということになると、さすがにいつもながらの心配事がかいま見えてくる。順位はまだ14位ながら、カテゴリー落ちラインに入る18位のチームとはわずか1ポイントの差しかない。 試合開始5分でバルサCが先制。だが前半のなかばで同点に追いつかれ、それでも1−1のまま前半終了。そして後半8分にポルテロのパウが赤紙をもらい退場となって試合は終了。10人となったバルサCはその後3点もいいように入れられてしもうた。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第14節)■ アウエーでの2−2引き分けという試合結果は、まあ、どうでも良いとして、興味を引いたのはジェフレンがこの試合に出場していることだ。これまでバルサBの選手として、スタメンで起用されなかったとしても必ずベンチには入っていた彼が、なにゆえこのカテゴリーにまで下がってプレーしているのか、それは興味あるテーマ。なぜなら今から1週間ぐらい前にギリシャのチームからオファーが来ていたというニュースと関係あるのではないか、と思わせるフシがあるからだ。かつてジェラール・ピケがフベニルAチームでプレーしているとき、イングランドからのオファーがあることを知ったバルサ首脳陣は彼を2か月も干していたことを思い出す。 だが、どうやらジェフレンに関しては、違う理由からフベニルチーム出場となったようだ。バルサBでの試合に招集されなかったのは、カード制裁を喰らっていたからとクラブは発表している。そしてそういう状況では、バルサCが在籍する三部リーグの試合にも出場できないルールがあるようで、そこでフベニルチームでの試合出場となったらしい。 前の試合では活躍したヤゴがこの試合ではスタメンではなく、後半35分から登場して来ている。その彼は、11月27日〜29日の間にマドリでおこなわれるU-17の合同練習に招集された。フランやボージャンなどには一歩遅れをとっている感じのヤゴだが、それでもこの年代では目立つ選手の1人には変わりがない。焦っちゃあいかんよ、坊や。 ■FC BARCELONA ■フベニルB(第11節)■ フベニルバルサB地元での勝利。これでバルサB・C,フベニルカテゴリー、カデッテカテゴリーの中で唯一リーグ戦首位にたっているチームとなった。 ■FC BARCELONA ■カデッテA(第9節)■ ■カデッテB(第9節)■ *順位表は「試合日程・順位」から |
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