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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第20節)■ カタルーニャ各地に異常な強風が吹きまくり、上空を見上げれば豚や羊や馬が気持ちよさそうに飛びまくっていた週末。スポーツ施設でも強風による被害が多く見られ、各地で予定されていた試合が中止となっていた。それでもマジョルカは被害が少なかったようで、この試合は何の問題もなく開催されている。 1位バルサと2位マジョルカによる、首位攻防戦と名付けてよい試合。マジョルカは地元での試合であること、ここ最近の試合ではバルサよりマジョルカの方が好調であること、などから考えてもバルサ不利であることは試合前から予想された。そして残念なことに、その予想どおりの結果となってしまった。前半にオリオル・ロメウのゴラッソで先制したバルサだが、マジョルカはすぐに追いつき追いこしてしまう。今の段階では実力的にマジョルカの方が上と、素直に認めざる終えない試合展開。最終的に3−1でマジョルカが勝利し、バルサに2ポイントの差をつけて首位にたった。 さて、この週にはスペインU18代表の選手が発表されている。それにしてもいったいいくつアンダーカテゴリーがあるのだろうか。前回ではU17代表とU19代表に招集された選手を紹介したが、ややっこしいのでU16代表から一覧表にしてみよう。 ●スペインU16代表 ●スペインU17代表 ●スペインU18代表 ●スペインU19代表 U16代表からU19代表に至るまで、カデッテA・フベニルB・Aという3つのカテゴリーから13人のバルサ選手が選ばれている。文字通りバルサカンテラ組織がうまく機能している証拠となる数字だが、果たしてこの中から何人がエリートチームに上がってくることができるか。何年か後にしか答えは見つからないから、大胆に個人的な予想を載せておこう。外れても誰も覚えているわけがない。さて、その数は・・・4人と見た。 ■FC BARCELONA ■フベニルB(第20節)■ ■カデッテA(第16節)■ ■カデッテB(第16節)■ *順位表は「試合日程・順位」から |
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第22節 良い試合ながら・・・ ルーチョバルサーサン・アンドレウ 1月24日土曜日18時試合開始。この日はスペイン全国で、強烈を通り越したとんでもない強風が吹いていて、歩道に駐車してあったバイクが倒れまくり、車道に沿って植えてある何本かの木が倒れ、道路の片隅に置いてあるどでかいゴミ箱も逆さまになっていたりして大変なバルセロナ。近郊のサンボイという街にある野球場施設内にある室内練習場の屋根が落ちてきてしまい、練習していた子供たち4人も死亡してしまうという悲しいニュースもあったし、シウダ・デポルティーバで予定されていたインファンティルやカデッテカテゴリーの試合はすべて中止になっていた。それでもミニエスタディやカンプノウの試合はだいじょうぶ。 性格の良いバルセロニスタの夢が、来シーズンから誕生するエスパニョール新スタジアムで、エスパニョール対バルサアトレティコの試合をもって新スタディアムお披露目となることであるとするならば、やはり性格の良いガスパーさんの夢は、彼が会長をしているサン・アンドレウがお披露目チームとなることだという。まあ、個人的にはそれでもヨロシイ。 この日の対戦相手となるガスパーチームはリーグ戦3位につけていて、ルーチョバルサよりも上にいる。これまで何試合も続けて負けていないルーチョバルサとはいえ、ほとんどが下位にいるチームのとの対戦だったから、こういう上位チームとの対戦試合でその実力がわかるというもの。この試合にペドロとVサンチェスの二人が戻ってきてスタメン選手となっている。ペドロが途中交代となっているが、出来の方はひどい内容だった。ここのところルーチョバルサでの試合でしか彼のプレーは見られないものの、調子は決して良くない。便利屋Vサンチェスの方は、この試合には左ラテラルとして起用されていたが、まあまあの調子といったところか。 先制点はガスパーチームが決めた。それを追う形となったルーチョバルサチーム。9番マリックとペドロに決定的なゴールチャンスが有りながら、ポルテロとの一対一の勝負に負けゴールには至らない。後半途中からVバスケスが登場。ナンダカンダ言っても、このチームにおけるクラック選手は彼以外にはいない。そのクラック選手からジェフレンに最高の形でセンターリングされ、どうにかこうにかジェフレンが決めて同点。それにしてもVバスケスというのはもったいない選手だ。ペップバルサに招集される機会が多いペドロやVサンチェスなどより遙かに才能豊かな選手であるにもかかわらず、相変わらずエリート選手としてジャンプできない状態となっている。そんな余裕はないことはじゅうぶん承知ながら、ペップバルサで数試合連続起用されることがあるならば、大きく成長する選手だと思う。 90分間の試合が終了し、1−1というスコアで引き分け。ガスパーチームにとってもルーチョバルサにとっても、それなりに内容のある良い試合ながら、お互いに勝利の3ポイントを獲得することはできなかった。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第19節)■ 右ラテラルのモントヤのプレースタイルを見ていると、スケールの違いさえあれペップバルサでプレーしているアルベスとダブルことが多い。非常に攻撃的なラテラル選手であり、時としてセントロカンピスタに、時として右エストレーモとしてプレーする時間が多く、そしてもちろん疲れを知らず90分間走りっぱなし。これまでこのカテゴリーでプレーする多くのラテラルカンテラ選手を見てきたが、彼ほど攻撃的な選手にお目にかかったことがなかった。“キラキラ星”コーナーには登場していない(映像を作るのが面倒くさい)が、彼も立派にキラキラ星選手の1人だ。ルーチョバルサで活躍しているコルコレスもまた良い選手ながら、将来性という点で考えれば、1試合でも早くこのモントヤを起用して欲しいと思う。このジローナ相手の試合でも、彼の攻撃的な姿勢とゴールにつながるアシストが光っていた。 そのモントヤが選ばれていない。今年に入ってからの初のスペインU19代表選手が発表されたが、その中にモントヤの名が入っていない。ミージャ代表監督更迭要求! それでも、フベニルカテゴリーから2人の選手が選出されている。1人はフベニルAでプレーしているデフェンサのマーク・バルトラ、そしてもう1人がフベニルBでプレーしているカルラス・プラーナス。バルトラもプラーナスも良い選手だけに当然と言えば当然だが、モントヤを呼ばない理由が見つからない。ちなみに元バルサ所属のフラン・メリダやヤゴ・ファルケも呼ばれているようだ。 ■FC BARCELONA ■フベニルB(第19節)■ 19試合で50ポイントを獲得したペップバルサも凄いが、このフベニルBも19試合で何と55ポイントも獲得している。つまり、これまで19試合戦ってきて、わずか1試合だけ引き分けという結果で、残りは全部勝利の試合。これは凄いの一言。 地元での試合でありながら1ゴールしか決められなかったことがこの試合のニュース。10人で必死に守るバダロナB相手に多くのゴールチャンスを作りながら、この日はゴールが入らない日となった。ちなみに、U19と同じように今年に入ってから初めてのスペインU17代表選手が発表されているが、このチームからアルベルト・ダルマウ(右ラテラル)、アドリア・ブランチャー(セントラル)、セルジ・ゴメス(セントラル)、セルジ・ロベルト(セントロカンピスタ)、そしてマヌエル・レイナ(デランテロ)の5人が選出されている。 ■FC BARCELONA ■カデッテA(第15節)■ ■カデッテB(第15節)■ *順位表は「試合日程・順位」から |
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第21節 リーグ後半戦に突入 グラマネールーチョバルサ グラマネのスタジアムはカンプノウから東に10キロ、あるいは15キロ程行ったところにあるが、バルセロナ市内ではないからダービー戦とは呼べない。それでも、まあ、言ってみればお隣さん、ご近所同士の試合。こういう試合に、バルセロナから2000キロ離れたところにあるラス・パルマスという所からやって来た審判が笛を吹くというのは、何か変な話だ。どうでもいいことながら、何かおかしい。遠くの親戚より近くのセブンイレブンとも言うし、カタルーニャのどこからか審判を適当にみつくろって連れてくれば簡単なのにと思ってしまう、が、そういうわけにはいかないようだ。 ガイが練習中に負傷してしまい、約6週間のリハビリが必要と言うことで、とうぶんルーチョバルサの試合には出場してこないようだ。どうも今シーズンはついていないガイ。急いで戻ってくるほどのチームでもないので、ゆっくりと時間をかけて100%のリハビリを終えて顔を見せれば良し。 ペドロが2試合続けてルーチョバルサ組員となったが、その反対にロチーナがここ2試合ばかりフベニルAチーム送りとなっている。9番専門選手してはマリックという選手しかいないルーチョバルサだから、ロチーナは貴重な存在となるのかと思っていたが、ルーチョ監督のアイデアは違うようだ。後半に入って依然として0−0、そしてマリックに疲れが見えてきたとき、ルーチョ監督はマリックを下げてティアゴを投入している。こういうアイデアは、奥が深すぎてシロウトにはまったく理解できません。 このグラマネ相手のフエラの試合で引き分けとなったことにより、5試合連続フエラ引き分けとなった。良く言えば負け知らず、嫌みったらしく言えば勝ち知らず。次の試合は悪いことに絶対スタメンセントラルのボティアとベルデスがカード制裁で出場できないときている。ここはひとつ、最近好調さを取り戻しているボラーニョスとかテロンをフベニルチームから招集して欲しいものだが、これまでのルーチョコーチングスタッフのやり方を見ているとそれもなさそうだし、う〜ん、負けはしないが面白さもまったく感じられない試合がまだ続きそうだ。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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フベニル・カデッテカテゴリー ■フベニルA(第18節)■ 試合日が重ならない時にはほぼ必ずと言っていいほど、ペップ監督の姿がミニエスタディで見られるように、ルーチョ監督もスケジュール的に可能な時はいつも、フベニルAの試合に来ている。シュステル前監督などは一度足りとしてマドリのフィリアルの試合を見に行ったことはなかったと言うし、ライカーの姿がミニエスタディで見られるのは1年に1回あるかないかだったような気がする。それは彼らの自由であるし批判されることでもないが、クラブが抱えている選手たちの成長ぶりを常に知っておこうというペップやルーチョたちの姿勢は、とても素晴らしいと思えるのであります。 90分間立ちっぱなしで試合観戦していたルーチョ監督に、特別のアピールをしたのがジョナタン、ポラコ、そしてホセ・ルイスの三人。彼ら全員がゴールを決めたということもあるが、それ以上に各自それぞれの持ち味を生かして、冴えたプレー内容を見せていた。最近なにやらかつてのデコに似てきた感のあるジョナタンは、相手デフェンサやセントロカンピスタにプレッシャーを与え続け多くのボールを奪い、そして的確にそのボールを配球している。運動量も非常に多いが、彼に輪をかけて運動量の多いポラコ。相手ゴール前にいたかと思うと、いつの間にか自陣ゴール前でデフェンサの助っ人となっている。ホセ・ルイスはエストレーモだが、この試合では一対一の勝負にキレを見せていた。アシストだけではなくゴールまで決めていたが、この試合だけを見れば、ジェフレンと比較しても決して劣る感じはしない。 風邪気味にもかかわらずこの試合を観戦に来ていたルイス・エンリケだが、これがたたってか翌日は高熱が出てしまいベッドの中で死んでいたようで、肝心のルーチョバルサの試合にはベンチ入りしていない。お大事に、ルーチョ監督! ■FC BARCELONA ■フベニルB(第18節)■ フベニルAと同じように、この試合からリーグ戦後半に入った。エウロッパB相手に2−4で勝利し、これで18戦17勝1分け無敗、失ったポイントはわずか2ポイントという恐ろしい成績を残している。しかも奪ったゴールが68、失点がわずか9、つまり2試合につき1ゴールしか許していないことになる。2位のエスパニョールBに15ポイント差をつけて堂々たる首位を走っている。 ■FC BARCELONA ■カデッテA(第14節)■ ■カデッテB(第14節)■ *順位表は「試合日程・順位」から |
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第20節 リーグ後半戦に突入 ルーチョバルサーサンタ・エウラリア リーグ折り返し地点を曲がった最初の試合にして、先週に続いて再びミニエスタディでの試合。ここ1週間の寒波による寒さが嘘のような暖かい快晴の日曜日昼12時試合開始。観客席から見えるティビダボには昨日まで積もっていた雪の影もなく、あ〜、なんと暖かいのでありましょう神様仏様、というポカポカ陽気の中での試合観戦。 それにしても芝の状態が最悪。陽が当たらない日が続きすぎたのか、ペップバルサの連中が練習に使いすぎたのか、いずれにしてもボコボコ状態のグランド。天気はそろそろ良くなってくるようだし、ペップバルサの連中も練習はそのうち他のところですることになるので、1か月ぐらいすれば少しは良くなるかも知れない。そしてもう一つ気がついたことは、普段は2、3人しかいない警察官がこの試合では数多く見られたこと。これはイスラエル人選手ガイの警備ということなのだろう。この試合の前日には3万人近い人々による“イスラエルは戦争をやめろ!”という街頭デモがあったし、勘違いしたアホさんはどこにでも転がっている。ガイがプレーしているときにグランドの中に入ってくるアホさんもいるかも知れない。それを防ぐための警備ということだろう。だが、そんな心配はよけいなことだったようだ。ガイはスタメンでは出場してこなかった。途中からでてきたが、それもロスタイムに入ってからだった。 ティアゴが蹴ったフリーキックのボールをボティアが受け、それがなぜかポルテロと一対一の勝負となり、ボティアはフリー状態となっていたマリックにパスし、がら空きのゴールにボールを押し出して、フレブでも入るゴールで先制点。そしてバスケスの強烈なロングシュートがゴールポストにあたり、そのボールが運良くペドロの前にコロコロとやって来て、これまた軽く押し出してのアビダルでも入るゴール。こうしてマリックとペドロに訪れたラッキーゴールに加え、ルーチョバルサの試合内容もこれまでになく良い感じ。もっとも、相手は最下位地点をウロウロしているチームだし、地元ミニエスタディでの試合でもあるから、当然と言えば当然の試合展開。後半戦が始まって間もなくペドロが3点目を決めて、こりゃあ、楽勝かと思われた試合。だが、そうはならなかった。 後半中頃にセントラル選手ベルデスの大チョンボによる失点。そしてそれから2分後に再びゴールを決められ3−2というスコアになってしまった。テクニック的には両チームの間に大きな差があるのだから、ルーチョバルサは余裕をもってボールを回せるはずなのに、なぜか焦ってしまっている雰囲気。それでも“緊迫の20分間’をどうにかこうにか乗り切り、やっとこさの勝利。試合観戦の収穫は、ビクトル・バスケスの華麗なプレーが見られたことと、なんともたまらないポカポカ陽気でした。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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前半戦フベニルA選手総括(3) ●デランテロ アドリア・カルモナ ジェラール・サンブディオ アンセルモ・エイゲ |
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前半戦フベニルA選手総括(2) ●セントロカンピスタ ジョナタン・ドス・サントス オリオル・ロメウ イリエ・サンチェス フランコ・ファスシアーナ セルジ・マエストレ |
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前半戦フベニルA選手総括(1) ●ポルテロ マーク・マルティネス ●デフェンサ クリスティアン・バージェ マルティン・モントヤ カルロス・テロン マーク・バルトラ ペレ・セガラ マーク・ムニエッサ |
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フベニルカテゴリー ■フベニルA(第17節)■ このグループは18チームで構成されているから、年明け最初の試合となった第17節バダロナ戦をもって前半戦が終了したことになる。リーグ戦前半最終となったこの試合に勝利したことにより、39ポイントで、2位につけているマジョルカに1ポイント差をつけ首位を維持している。17試合13勝3敗1分けと素晴らしい結果をだして前半戦を終了していることになるが、厳しいものとなるであろう後半戦が待っている。 リーグ前半戦の最初の頃は、それこそ恐ろしい勢いで勝ち続けていたチームながら、デランテロの核となるロチーナがルーチョバルサに持っていかれてから、デランテロ不足に泣いている。デランテロ選手のゴール不足を補ってきたのがセントロカンピスタのポラコやジョナタン。だが、もちろん彼らはゴレアドールではなく、いつそのゴール運がとぎれてしまうかわからない。ロチーナの代わりに9番となったアンセルモという選手は、前半戦を見る限りまだバルサのプレースタイルに馴染んでいないようで、決して良い結果をだしているとは言えない。左右エストレーモのジェラール、ホセ・ルイス、そしてカルモナも、これまでのところまったくゴール運に恵まれておらず、もしこのままの状態が続くとしたら厳しい後半戦となりそうだ。 このバダロナ相手の試合を前にして、フベニルAのアレックス・ガルシア監督はロチーナの起用をルーチョ監督に依頼したという。フエラの難しい試合であり、しかもバケーション明けの最初の試合ということもあり、万全の体制でこの試合にのぞみたかったのだろう。結果的にルーチョ監督からの許可がおり、ロチーナはこの試合に90分間プレーすることができたが、バルサ唯一のゴールにしてこの試合の唯一のゴールはロチーナの左足から生まれている。 ■FC BARCELONA ■フベニルB(第17節)■ *順位表は「試合日程・順位」から |
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第19節 相変わらず渋い、渋い、渋い ルーチョバルサーベニドルム 2009年1月4日日曜日17時ミニエスタディでのベニドルム戦。新年の最初の試合にして、リーグ前半戦の最終試合ともなっている。ラ・マシアでの練習指揮を終えたペップ監督の顔がパルコに見られる他、カード制裁でこの試合に出場できないビクトル・バスケスやコルコレスも正面スタンドに。さすがにマラドーナは姿をあらわしていない、って当然か・・・。 ベニドルムと言えば、ペップバルサが国王杯で対戦したチームであり、このカテゴリーではルーチョバルサと同ポイントながら順位的には一つ上にいる。国王杯でもそうだったが、経験豊かな選手というか超ベテラン選手というか、とにかく年齢の高い選手によって構成されているチームだ。 ここ何試合か絶対スタメン選手となっていたロチーナは、なぜかフベニルAチームに送られ、ベテラン選手マリックが9番に入っている。前半だけながら彼に2回、あるいは3回程度のゴールチャンスがありながら、すべて外しまくっていたが、前半終了間際にゴラッソを決めてくれた。どうやらこの選手はサリーナスやクルービータイプのようで、簡単なゴールより難しいゴールを決めるのが得意のようだ。最終的にこの1点が決勝点となり、1−0でルーチョバルサが勝利することになる。見ていて面白い試合かどうか、あるいは興味ある試合かどうかと問われれば、はっきり言ってノー。負けないことと、試合内容が退屈なことは昨年から変わっていない。負けないのは重要なことというのは当然のことながら、そしてその目的を達成していながら、見ていて面白くないと感じるのはファンの自由というものだ。前半に点を取って後半にはしっかり守ってしまう、それも悪いことではないのは当然のことながら、そういう姿勢に興味を感じないというのもファンの自由というものだ。 個人的にはあまり魅力を感じないルーチョバルサチームながら、デフェンサ陣の素晴らしさは評価に値すると思う。本来はセントラルの選手ながら左ラテラルというポジションをまかされているジョニーは、試合ごとに自信をつけているように見える。ボティアとベルデスという2人のセントラル選手も、試合ごとに理解度を深め、しっかりと守りきっている。この試合ではピボッテに入ったチャビは、第三のセントラルとして守備にしっかりと貢献している。そして彼らの後ろにはミーニョが着実なプレーでゴールポストを守っている。その彼らのおかげで、気がついてみればリーグ順位は6位にまで上昇し、プレーオフ参加権を得られる4位にまで3ポイント差と迫ってきた。 ■FC BARCELONA *順位表は「試合日程・順位」から |
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ルーチョバルサ選手とりあえず総括(3) ●デランテロ ジェフレン・スアレス ガイ・アスリン ルベン・ラージョ マヌエル・ノリート ゴーラン・マリック ルベン・ロチーナ |
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ルーチョバルサ選手とりあえず総括(2) ●セントロカンピスタ チャビ・トーレス アブラン・ゴンサレス ティアゴ・アルカンタラ アンドレウ・フォンタス アントニオ・ロンガス |
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ルーチョバルサ選手とりあえず総括(1) 昨シーズン、バルサBの監督に就任してきたペップは、カテゴリー昇格という困難な目的を持ちながら、ガイやティアゴという超若手を抜擢し、そしてペドロやブスケ、V.サンチェスやV.バスケスなどの急成長を実現することに成功している。そして今シーズンのルーチョバルサに若手の成長が見られるかどうかと問われれば、それは今のところ、限りなくノーという答えになってしまう。 今週末のベニドルム戦を最後にリーグ前半戦が終了する。若手の成長株であるポルテロのミーニョをのぞくと、これまで昨シーズンより成長が見られる若手選手は見つからない。特にガイやティアゴにかんしては、昨シーズンより窮屈さを感じるプレーを見ることが多い。ロチーナはまだ登場してきたばかりだから、判断するのは早すぎるだろう。もうすぐ始まるリーグ後半戦では、試合結果はもちろん。これらの若手選手の成長が見られることを期待したい。ここでは、前半戦で見てきたルーチョバルサ各選手の個人的で独断的総括をしてみよう。 ●ポルテロ ルベン・ミーニョ ●デフェンサ ダビ・コルコレス ビクトル・エスパサディン ロペス・ロドリゲス“ジョニー” アントニオ・ソラーノ エクトル・ベルデス |
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