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往く年来る年(2003年12月29日)
リーグ17節終了をもって2003年ももうすぐ終わろうとしています。そして6勝5敗6分け9位という悲しい結果で年を越すバルサ。 勝ち点が3ポイントとなってから8シーズンの17節終了時点のバルサを比較してみました。でも統計は統計、まだシーズンは終わったわけではありません。21試合も残っている今シーズン、巻き返しの時間は十分あります。来年こそはバルサにとって、そしてバルセロニスタにとってよい年でありますように。 <リーグ17節終了時> ●ポイント(1位チームのポイント) ●得失点 <リーグ終了時> |
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アディオス、 ブエナ スエルテ、 アンデルソン!(2003年12月26日) 2004年の6月までの契約でありながら、バルサというチームで自分の活躍の場所がないのなら、スウェーデンにいる子供たちの側にいたい、と残りの給料の大半を放棄し、2年半のバルセロナ生活に終止符を打ったアンデルソン。2001年の夏にはヨーロッパチャンピオンのバイエルンからレシャック監督の要望でバルセロナ入団してきた彼ですが、相次ぐ負傷という不運に泣かされ、期待された活躍をできずにバルセロナを去ることになりました。スウェーデンでプレーしたいという意志はあるものの、今のところ新しいクラブは決まっていません。ブエナ・スエルテ、アンデルソン! ●パトリック・アンデルソン● 1971年8月18日生まれ <経歴> <獲得タイトル> 代表 <個人タイトル> <バルサでの経歴> <不運な負傷> |
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カンプノウ、 試合終わって、落ち穂拾い(2003年12月22日) ●バルサ−セルタ戦(リーグ) ●観客 47,863人 ●恒例フィエスタ ・今回はクリスマスフィエスタのため、そここで多くのサンタさんに扮装した人が見られた。 ●試合前、貴賓席サロンでは、アンダー20でおしくも銀メダルだった、バルサカンテラ選手イニエスタ、セルヒオ、ペーニャ、ルーベンを、ラポルタ会長が迎えた。 ●同じく試合前の貴賓席サロン、昨シーズンのバスケット・ユーロリーガ優勝した選手たちに金のバッチが贈られた。 ●この試合、アンデルソンにとってセビージャ戦に次ぐ今シーズン2度目のスタメン出場、そしてバルサ選手としての最後の試合となった。彼はスウェーデンに帰ることに。スエルテ、アンデルソン! ●負傷者続出のこの試合。まずはガブリとレイジンゲルは途中交替。最後までプレーしたプジョーだが、前半42分で肩を負傷。ハーフタイムにその負傷部分を動かないように固定しての後半プレーはまたもやプジョー神話を作った。そして、70年のメキシコワールドカップで同じく肩を負傷しながらプレーしたベッケンバウワーを思い出させた。 ●この試合無効となった2つのゴール。その一つはロナルディーニョがキーパーの蹴ろうとしたボールを取ってのゴール。これは彼のファールで、イエローカードまでもらってしまったが、それにしても、うまいこと取るなぁ。 ●すぐ下で記事になっている108,929番のソシアは、この試合は招待された貴賓席で観戦。 ●この試合の後、クリスマス休暇に入る選手たち。次の練習は29日の午後から。 |
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ソシオ数新記録樹立(2003年12月21日)
1899年に32人のソシオで発足したFCバルセロナ、紆余曲折を経てソシオ数10万人を突破したのが1982年。そして1986年に108,926人と記録したのを最後に、それ以後10万人を切る年も現れるなど伸び悩んでしました。しかし、今シーズンラポルタ新会長のもとに始められたソシオ数増大キャンペーンが功を奏し、12月18日にはとうとう86年の記録を破る108,927人のソシオ(ソシア)が誕生しました。 この記念すべきソシオ番号を得たソシアは、バルセロナ在住でマジョルカ出身の29歳の女性。今までは彼女のお姉さん夫婦が持っているソシオカードを借りてのバルサ観戦でした。しかし「偉大なる目標」というキャッチフレーズのもとに始められたソシオ数増大計画をきっかけに、そしてご主人と本人の誕生日が近いことから、お互いに誕生日プレゼントとしてソシオ入会をプレゼントし合ったということ。 このキャンペーンは順調に進められており、まだまだソシオ数の増大が望めそうです。 ●FCバルセロナ104年のソシオ数変遷
1922 「ラス・コーツス」オープン |
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チャビ&ガブリに続け!(2003年12月19日)
19日の今日、アンダー20の決勝をブラジル相手に戦うスペイン代表チーム。我らがイニエスタ、セルヒオ、ペーニャ、そして出場機会はないかも知れないけれどルーベンというバルサカンテラを擁するこの代表チームが優勝を決めれば、1999年にナイジェリアで開催されたアンダー20優勝に次ぐ、4年ぶりの快挙となります。 さて、その4年前に優勝したチームの18人の選手たちは、現在13人は一部チームで活躍中、残りの3人は2部A、1人は2部B、そしてこのときのチーム得点王だったコウニャゴはイングランド1部チームに所属。バルサからはチャビ、ガブリ、ベルムードの3人がいました。ベルムードは伸び悩みましたが、チャビとガブリは代表にも呼ばれ、バルサ一部で活躍しています。また、カシージャスとマルチェナ、オルバイスも代表に呼ばれています。かつての優勝チーム選手たちの現在の活躍ぶりは?
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19か月と16日ぶり(2003年12月18日)
先日のカタルーニャダービーは、久々の勝利というだけでなく、本当に久しぶりのリーグでの逆転勝利試合となりました。ライカーバルサは先制点を入れられると勝てない、といわれていましたが、それは今シーズンだけの話でなく、2002年4月27日のカンプノウで、ビジャレアルに開始15分で先制された試合を4−1と逆転して以来、19か月と16日ぶりの逆転劇。なんと先シーズンは1回も逆転勝ちなしというバルサでした。 この19か月の間、先制点を取られた試合は計23試合。そのうち何とか引き分けに持ち込んだのは6試合のみで、残り17試合はそのまま敗北。負けた17試合中7試合がホームで、引き分けは3試合。23試合中10試合がカンプノウでの試合となっています。今シーズン、ライカー監督のもと、15節までに先制点を取られた試合は8試合と半分で5敗3分けでした。 このバルサの弱点を利用し一番うまい汁を吸っていたのはデポルティーボで、3試合すべて勝利に。2勝しているのは、ビジャレアルとバレンシア。引き分けを2つ取っているのはオサスナ。しかし、これでこの弱点を克服したバルサは大反撃開始!・・・して欲しいですよね。 ●19か月&16日で先制点を取られた試合●
トーニョ・デ・クルス監督
ラドミール・アンティック監督 <03−04シーズン> |
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カンプノウ、 試合終わって、落ち穂拾い(2003年12月8日) ●バルサ−マドリ戦(リーグ) ●観客 92,524人 ●恒例フィエスタ ・カタランテニスプレーヤーのコスタとコレッチャが、タイブレーク試合の観客数ギネス挑戦。今までの記録は23,600人。このときのカンプノウには49,913人。試合はコレッチャが8−6で勝利。カンプノウのグラウンドで、彼らはテニスシューズではなく、フットボール用シューズでプレー。 ●試合前、前日に亡くなった元バルサのキーパー(1961−66)、ペスドに追悼を意を示し1分間の黙とう。 ●試合前、カタルーニャ知事プジョー観戦のため、カタルーニャイムノ(国歌)が流された。 ●久しぶりに現れたカンプノウのモザイク。バックスタンドにバルサ!の文字。 ●カンプノウ、クラシコ初経験のバルサ選手は4人。2人はカンテラ出身のビクトルとルイス・ガルシア、後の2人はオランダ人のジオとポルトガル人のクアレスマ。 ●カンプノウ・クラシコでカンテラ選手が7人(ビクトル、ガブリ、プジョー、ジェラール、チャビ、モッタ、ルイス・ガルシア)も出場したのは初めて。 ●ルイス・エンリケ、96−97にバルサの選手となってから、ベンチでクラシコを迎えたのは初めて。彼は98−99には2ゴールを、00−01には1ゴールをきめていたが、ベンチからではシュートはできなかった。 ●後半開始直前に、バックスタンド南からハダカで飛び出したのは、すでに150回以上のストリーキングで有名なマーク・ロバート氏。ちょうど警官が引き上げている所にぶつかり、アッと言う間に取り押さえられてしまった。スポンサーまで付いていると言われるこのパフォーマンス、ちょっと短すぎてスポンサーからクレームがつく? ●ドクターストップでクラシコに出場できなかったロナルディーニョは、家でTV観戦といわれていたが、やはり仲間の近くでとカンプノウに、しかもグラウンドの高さで観戦。 ●77分ロナルドが交替でベンチに引き上げてきたとき、ロナルディーニョにユニを脱いでプレゼント。セレソンでは仲良しの2人。 ●この試合を吹いたカルモナ・メンデス審判。これまではカンプノウで8回吹いてバルサの7勝1分けと縁起のいい審判だったが、肝心な時に・・・ ●この試合でイエローカードをもらったプジョーは、5枚目となり次のカタランダービーにはでられない。同じくカードをもらったサビオラは4枚目。 ●世界中に放映されたこの試合、イラクに派遣されているスペインの兵隊さんたちも地元TVで観戦。 ●ラポルタへの抗議で、ゴール北裏での応援をボイコットしていたボイショス・ノイス。クラシコだけは別と、応援に駆けつけていたが、2点いれられるとやはりラポルタをヤジる歌。 ●貴賓席に連れだって現れた2人。1人はバルサ会長として初のクラシコ観戦となるラポルタ氏。もう1人はカタルーニャ州知事として最後のクラシコ観戦となるプジョー氏。プジョー氏は、23年間の州知事時代において、ほとんどのクラシコを観戦しているバルセロニスタの1人。 ●貴賓席には、時期カタルーニャ州の政治家たちが勢揃い。そして、メレンゲの理事たちもフロレンティーナを筆頭に15人という今までにない数で攻めてきた。 |
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カンプノウ、 試合終わって、落ち穂拾い(2003年12月1日) ●バルサ−バジャドリ戦(リーグ) ●観客 55,958人 ●恒例フィエスタ ・今回のフィエスタのテーマは「コミック」。コミック展のスタンドがカンプノウ敷地内に設置。そしてカンプノウ内では、スパイダーマン、バットマン、スーパーマンが駆け回る。 ●スタメン確実と思われていたガブリは熱を出してダウン。 ●しばらく山籠もりで姿を消していたロナルディーニョが観客席に登場。しかし後半は、できるだけ仲間の近くにと、グラウンドに降りての観戦。 ●すでに4枚カードがたまっているプジョーは、クラシコ出場を確実にするため、この試合でもう1枚もらってマラガ戦をお休みか、と思われたが、もらったのはビクトル、コクー、サビオラ、レイジゲルの4人。それよりも、プジョーは負傷でマラガ戦がお休みになりそう。 ●パニオニオス戦で退場となり、議論の対象になっていたカピタン・ルイス・エンリケ。後半モッタに代わって登場したとき、客席からは大拍手で迎えられた。 ●ボール支配率72%と、グラウンドでは圧倒的優位を見せたバルサだが、それはポイント加算なし。ゴールを決めてナンボのルール。 |